この記事の要約はこちら
・20代は貯金と投資のバランスを取りながら、効率的に資産形成を進める時期
・貯金は生活の安定や緊急時の備えとして重要な役割を果たす
・投資は長期的な視点で始めることで、複利効果を活かした資産の増加を期待できる
・20代におすすめの投資方法は、投資信託・株式・iDeCo・NISAなどがある
・資産形成には目標設定やリスク管理、情報の取捨選択が不可欠で、短期的な値動きに左右されない継続が重要となる
社会人としての生活が始まり、少しずつ収入が安定してきた20代のうちに、将来に備えたお金の管理を始める人が増えています。
一方で「まずは貯金?」「投資も早めに始めたほうがいい?」と、貯金と投資のどちらを優先すべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、貯金と投資それぞれの役割をわかりやすく整理し、理想的な割合やライフスタイル別の考え方、20代だからこそ気をつけたいポイントなどを具体的に解説します。
この記事の目次
20代の貯金と投資、理想の割合とは?
20代は資産形成のスタート地点といえます。
貯金と投資、それぞれの目的を理解しながら、自分に合ったバランスを考えることが重要です。
貯金と投資の基本的な考え方
貯金は日々の生活や緊急時の備えとして、投資は将来に向けた資産形成の手段として、それぞれに異なる役割があります。
20代のうちは収入も限られていますが、その分時間という大きな武器があります。
貯金で生活の安定を図りつつ、余裕資金で少額から投資を始めることが、資産形成の第一歩です。
貯金と投資のバランスを取ることで、いざという時の安心感と、将来への備えの両立が可能になります。
20代の平均的な貯金・投資割合
【20代単身者の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)】
| 項目 | 20歳代 |
| 金融資産非保有 | 43.9% |
| 100万円未満 | 23.0% |
| 100~200万円未満 | 10.9% |
| 200~300万円未満 | 5.3% |
| 300~400万円未満 | 4.9% |
| 400~500万円未満 | 2.6% |
| 500~700万円未満 | 4.0% |
| 700~1000万円未満 | 2.2% |
| 1000~1500万円未満 | 1.6% |
| 1500~2000万円未満 | 0.0% |
| 2000~3000万円未満 | 0.0% |
| 3000万円以上 | 0.0% |
| 平均値 | 121万円 |
| 中央値 | 9万円 |
参考:各種分類別データ(令和5年) ― 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]|知るぽると
金融広報中央委員会が発表した『家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯](令和5年)』によると、20代単身世帯の貯蓄額(金融資産を保有していない世帯を含んだ金融資産保有額)は平均121万円、中央値で9万円ほどです。
投資を行っている割合はまだ少数派ですが、つみたてNISAやiDeCoの利用者は年々増加しています。
割合で見ると、貯金70〜80%、投資20〜30%を目安にしている人が多い傾向です。
無理なく貯蓄をしながら、少しずつ資産運用を取り入れていくのが一般的なスタートラインといえます。
ライフプラン別の貯金・投資の最適バランス
20代の貯金・投資の割合は、ライフプランや性格によっても最適なバランスが異なります。
将来に備えたい慎重派なら「貯金80%・投資20%」のようにリスクを抑えた配分が向いています。
投資に前向きな積極派なら「貯金60%・投資40%」程度のバランスでも良いでしょう。
大切なのは、自分の収入や支出、価値観に合った無理のない配分を設定し、それを継続することです。
20代が貯金と投資の割合を決める際のポイント
貯金と投資の理想の割合は、生活環境や将来の目標によって異なります。
ここでは、そのバランスを決める際に役立つ考え方を紹介します。
・目標金額を設定する重要性
・使うお金と使わないお金の区別
・長期的な視点での資産形成
目標金額を設定する重要性
資産形成を始めるうえで、まず必要なのは将来の目標金額を明確にすることです。
たとえば「3年後に100万円貯めたい」「30歳までに旅行資金を200万円用意したい」など、具体的な数値があると行動計画が立てやすくなります。
目標が決まれば、そこから逆算して貯金や投資に充てる金額も見えてくるものです。
目的のないまま貯めるのではなく、ゴールを設定することが重要です。
目標の貯金額を達成したら、そのお金をどう使うかを考えることも大切です。
たとえば、100万円をどう使うかをテーマにした記事では、貯めた資金を賢く活用するためのヒントを紹介しています。
関連記事:100万円預けるならどこがいい?定期預金の金利ランキングや資産運用方法
使うお金と使わないお金の区別
資産を増やすうえで重要なのが、日常生活に使うお金と、長期的に寝かせておくお金を分けて管理することです。
生活費や急な出費に備える分は現金で手元に置き、しばらく使う予定のない資金は投資に回すという方法が効果的といわれています。
すべてを投資に回してしまうと、急な出費に対応できず資産を取り崩すリスクがあります。
使途に応じて資金を仕分けすることで、安定した資産運用が可能になるでしょう。
長期的な視点での資産形成
20代は時間を味方にできるため、長期的な視点での資産形成を行いましょう。
短期で大きなリターンを狙うのではなく、10年、20年といったスパンで資産を育てる意識が大切です。
特にインデックス投資などは、複利の効果が発揮されることで、時間をかけて資産が大きく膨らんでいく可能性があります。
少額からでも継続することで成果は見えてくるため、将来に備える意味でも、今から長期投資を習慣化しておくことをおすすめします。
特に20代は時間を味方にできるから、少額でも長期投資を続けることが将来の資産形成につながります。
20代におすすめの貯金・投資の割合
「どれくらい投資に回すべき?」「自分に合った配分は?」と迷う人に向けて、20代に適した運用スタイルと具体的な割合の考え方を紹介します。
「エイジスライド方式」とは?
一つの目安として使われるのが「エイジスライド方式」です。
「エイジスライド方式」とは、年齢に応じて投資に振り分ける比率を決める考え方で、将来に備えてリスクを取りすぎないよう調整することができます。
| 計算式 | 特徴 |
| 投資の割合= 120 − 自分の年齢 |
・長寿化や定年延長を考慮した近年の主流 ・将来に向けて積極的な投資を促すスタイル |
| 投資の割合= 100 − 自分の年齢 |
・従来の保守的アプローチ ・リスク管理を重視し、安定運用を意識した資産配分 |
どちらを選ぶかは、自分の性格やライフスタイルに応じて検討すると良いでしょう。
投資に不安がある場合は、まずは少額からスタートして徐々に慣れていくのも方法のひとつです。
初心者向けの貯金・投資の割合の決め方
投資初心者にとっては、「貯金70%、投資30%」程度のバランスから始めるのが安心です。
まずは生活に支障が出ない金額を投資に充てることで、心理的な負担も少なく済みます。
少額から始められるつみたてNISAなどを活用すれば、リスクを抑えながら投資の経験を積むことが可能です。
重要なのは「無理なく続けられるか」どうかです。
焦らず、自分のペースで資産を育てていきましょう。
20代におすすめの投資方法
20代から投資を始めることで、時間を活かした資産形成が可能になります。
将来のライフプランに役立つ投資手法は以下の4つです。
| 投資方法 | 特徴 |
| 投資信託 | 複数の資産に分散投資でき、運用は専門家に任せられます。 少額から始められるため、投資に不慣れな人にも適しています。 |
| 株式投資 | 企業の株を購入し、配当や値上がり益を狙います。 情報収集とリスク管理が求められますが、 成長性のある企業を選べば大きなリターンも期待できます。 |
| iDeCo(個人型確定拠出年金) | 老後資金のために自分で掛金を拠出し運用する制度です。 掛金が全額所得控除になるなど、税制上のメリットを得られます。 ただし、原則60歳まで引き出せない点には注意が必要です。 |
| NISA(少額投資非課税制度) | 年間一定額までの投資による運用益が非課税となる制度です。 少額から始めることが可能で、初心者にも人気があります。 つみたて投資枠を活用すれば、より安定した資産形成を目指せます。 |
また資産形成の手段としては保険商品の活用も有効です。
たとえば変額個人年金保険は、将来の老後資金に向けて、保険料の一部を株式や債券などで運用できる商品です。
運用成果に応じて年金や解約返戻金の金額が変動する仕組みのため、効率的な資産形成を目指せます。
ただしこれらの投資手法にはそれぞれリスクがあり、リターンとのバランスもさまざまです。
そのため、自分の目的や性格、将来のライフプランに合わせて選ぶことが大切です。
投資信託について
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20代が貯金と投資をする際の注意点
貯金も投資も、始める前に気をつけたいポイントがあります。
安定した資産形成のために、特に注意しておくべき点を4つ紹介しましょう。
・緊急資金を確保しておく
・投資のリスクを理解する
・短期的な値動きに惑わされない
・ネットの情報を鵜呑みにしない
緊急資金を確保しておく
生活に必要な最低限の資金、いわゆる「生活防衛資金」は確保しておくことが大前提です。
これは病気や失業、急な引っ越しなど予期せぬ支出があっても慌てないための備えです。
生活費の3〜6か月分程度を目安とし、現金やすぐに引き出せる普通預金に置いておきましょう。
緊急資金があることで、投資にも安心して取り組めます。
生活防衛資金については、こちらで解説をしています。
生活防衛資金とは?金額の目安や効率よく準備するコツを解説!
投資のリスクを理解する
投資にはリターンが期待できる一方で、元本割れのリスクも存在することを理解しましょう。
市場環境や銘柄選び次第で資産が目減りすることもあるため、常に「リスクとリターンのバランス」を意識して運用することが求められます。
自分のリスク許容度を知ることはとても重要で、無理な運用はかえってストレスを生む要因にもつながります。
知識と心構えを持って、慎重に進めることが必要です。
短期的な値動きに惑わされない
投資は長期的な視点で取り組むことが基本です。
日々の値動きに左右されて頻繁に売買を行うと、思わぬ損失につながることがあります。
特につみたて投資は、時間をかけて資産を増やす仕組みであるため、相場の一時的な下落に動揺せず、一定のペースで継続することが重要です。
短期的な結果を求めるのではなく、明確な目標に向けて地道に積み立てていく姿勢が求められます。
関連記事
新NISAは短期売買(デイトレ)に不向き?賢い運用のポイントを解説!
ネットの情報を鵜呑みにしない
SNSやブログなど、ネット上にはさまざまな投資情報があふれていますが、中には信頼性の低いものもあります。
情報の出所を見極め、公的機関や専門家の意見を参考にすることが鉄則です。
流行や他人の成功談に流されず、自分に合った判断を心がけましょう。
貯金と投資の割合を踏まえて20代で資産形成を始めよう
20代は、資産形成をスタートする絶好のタイミングです。
貯金と投資の役割を理解し、自分のライフスタイルや目標に合ったバランスで進めることが重要です。
緊急資金の確保や長期投資の視点を持ち、正しい知識のもとで行動することが、将来の安心へとつながるでしょう。
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