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・学資保険の解約を検討する際は、家計の負担や他の金融商品への切り替え、ライフプランの変化など、その理由を最初に明確にすることが重要。
・解約には、払込保険料を下回る元本割れや、契約者の死亡保障がなくなるなどのデメリットがあることを理解する。
・解約を最終手段とする前に、保険会社が提供する契約者貸付制度や、保険料の負担を減らせる払済保険への変更など、解約以外の選択肢を検討してみるのが賢明。
・解約手続きを進める前に、まずは保険会社に連絡して、正確な解約返戻金の金額と、今後の見通しを詳しく確認するようにする。
・学資保険の解約は複雑な決断になるため、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談して、自分の家計や将来の計画に合ったアドバイスをもらうことをおすすめ。
子どもの教育費を準備する方法として多くの家庭で利用されている学資保険。
しかし「毎月の保険料が家計を圧迫している」「利回りが低いと感じて他の運用に切り替えたい」などの理由から、解約を検討する人も少なくありません。
とはいえ、学資保険を途中で解約すると返戻金が少なくなったり、元本割れにつながったりするリスクがあります。
大切なのは、安易に解約するのではなく、返戻金の仕組みや損を抑える方法、解約以外の選択肢を理解しておくことです。
本記事では、学資保険を解約する前に知っておきたい注意点や、見直しの代替策、解約手続きの流れまでをわかりやすく解説します。
この記事の目次
学資保険の解約返戻金とは?
学資保険を解約する際、最も注目されるのが解約返戻金です。
どのように計算されるのかを把握しておきましょう。
解約返戻金の額は、契約期間中に払い込んだ保険料と、保険会社が運用した成果などを総合して算出されます。
ただし、保険会社の運用状況や保険商品ごとの特徴により返戻率は異なるため、必ずしも支払った保険料を上回るとは限りません。
一般的に、契約期間が短い段階での解約返戻金は、払込保険料に比べて大きく目減りする可能性があります。
掛け捨て部分が含まれる学資保険もあるため、思ったよりも返戻金が少ないと感じるかもしれません。
解約前には、保険会社から提供されている予定利率や返戻率のシミュレーションを必ず確認することが大切です。
解約時期によって受け取れる返戻金額が変わるため、ベストな時期を見極める必要があるでしょう。
学資保険選びに悩んだときは、お得なキャンペーンを展開している保険相談サービスを利用してみるのもおすすめです。
関連記事:学資保険の相談でプレゼントがもらえる?おすすめのキャンペーン一覧
学資保険を途中で解約するとどうなる?
学資保険を満期前に解約すると、具体的にどのような影響があるのでしょうか。
主なデメリットや注意点を確認します。
・元本割れする可能性がある
・計画的な教育資金準備が難しくなる
・親(契約者)の死亡時などの保障がなくなる
・学資保険の再加入が難しい場合もある
元本割れする可能性がある
学資保険は途中で解約すると、受け取れる解約返戻金がこれまで支払った保険料総額を下回る、いわゆる「元本割れ」を引き起こす可能性があります。
これは、保険料の一部が保障(掛け捨て)に使われていることや、運用益がまだ十分に積み上がっていないことが主な理由です。
損失をできるだけ抑えたいなら、契約を一定期間以上継続するか、解約以外の選択肢を検討することも必要です。
解約後の資金活用を考える際は、学資保険の元本割れリスクだけでなく、他の金融商品のリスクとリターンも比較しながら、総合的に判断するようにしましょう。
計画的な教育資金準備が難しくなる
学資保険は、定期的に保険料を支払うことで、強制的に積立が継続できる仕組みになっており、子どもの教育資金を計画的に準備しやすいというメリットがあります。
一方で、途中で解約すると、その積立の仕組みが途切れてしまい、自主的に貯蓄を続ける必要が出てきます。
教育費は学費だけでなく、塾や習い事、留学など思った以上に多くかかることもあり、継続的な資金準備が欠かせません。
また、保険のように「強制力」がないと、積立へのモチベーションが下がってしまう人も多いでしょう。
もし保険を見直す場合は、定期預金や積立型の投資信託など、目標を持って積立を続けられる別の方法を用意しておくことが理想的です。
親(契約者)の死亡時などの保障がなくなる
多くの学資保険には、契約者が死亡または高度障害状態になった場合、それ以降の保険料が免除される「払込免除特約」が付いています。
この保障によって、万が一のことがあっても教育資金の積立が継続される仕組みになっています。
しかし、学資保険を解約すると、この重要な保障も同時に失われてしまいます。
こうしたリスクを理解したうえで、解約後、どのように保障を確保するかを事前に検討しておくことが大切です。
万が一のときに家族を守れない事態を避けるためにも、保障の見直しは慎重に行いましょう。
学資保険の再加入が難しい場合もある
学資保険には、契約者や被保険者の年齢・健康状態によって加入条件が設けられているため、一度解約すると、再度加入しようとしても条件を満たせず断られる可能性があります。
また、保険会社や加入タイミングによっては、保険料率が見直されており、再加入時の月額保険料が以前より高くなることもあるでしょう。
そのため、解約を検討する際には、目先の資金ニーズだけで判断するのではなく、将来の教育資金や保障の必要性を見据えた上で、代わりとなるプランを準備できるかどうかも慎重に見極めることが大切です。
払込免除特約の保障もなくなるし、再加入も条件によっては難しいこともあるんだね。
もし家計の負担や将来設計に不安があるなら、まずは保険の見直しや他の選択肢を検討するのが賢明です。
迷ったら専門家に相談して、最適な解決策を一緒に探してみると安心ですよ。
学資保険を解約する前に!知っておきたいパターン別の対処法
学資保険を解約したいと思う理由は人それぞれです。しかし、解約には「元本割れ」という大きな痛みが伴います。
ここでは、よくある「解約理由」ごとに、学資保険を解約せずにピンチを乗り切るための対処法をご紹介します。
・毎月の保険料が家計の負担になっている
・まとまった資金が急に必要になった
・NISAなど他の運用に切り替えたい
・今月の支払いが間に合わない
・ライフプランの変化により見直しが必要になった
パターン1:毎月の保険料が家計の負担になっている
収入減や物価高などで支払いが苦しいときは、無理に払い続ける必要はありませんが、解約以外の方法で負担を減らすことができます。
まずは「払済保険(はらいずみほけん)」への変更を検討してみましょう。
払済保険とは、その時点までの解約返戻金を一時払い保険料に充てて、保険期間を変えずに保障額を小さくした保険に変更する仕組みのことです。払済保険なら、保険料の支払いをストップしつつも一定の契約を維持できます。
また「少しなら払える」という場合は、保険金額の「減額」や「特約の解約」も有効です。例えば満期金を300万円から150万円に減額すれば、それに応じた保険料に下がります。医療特約などを外すだけでも数千円安くなることもあるため、まずは負担を減らして継続できないか試算してみましょう。
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パターン2:まとまった資金が急に必要になった
車の買い替えや住宅のリフォーム、あるいは急な入院費などで手元の現金が足りなくなった場合、学資保険を解約して現金化しようと考えるかもしれません。
しかし、一時的な資金不足であれば「契約者貸付制度」の利用を検討してみましょう。
契約者貸付制度とは、解約返戻金の一定範囲内(一般的に7〜9割程度)で、保険会社からお金を借りられる制度です。銀行などのローンと違って審査がなく、返済期限も設けられていない点が特徴です。借りている間は所定の利息がかかりますが、返済さえすれば元の保障や満期金は減額されることなく維持されます。
パターン3:NISAなど他の運用に切り替えたい
「学資保険の利回りが低い」「NISAで積極的に増やしたい」という理由で解約を検討する方も増えています。しかし、全て解約して投資に回すのは、解約時の元本割れによる損失に加え、市場暴落時に教育資金が不足するというリスクも抱え込むことになります。
そこでおすすめなのが「減額」や「特約の解約」を行い、浮いた予算をNISAに回すという方法です。
教育資金の最低ラインを学資保険で安全に守りつつ、残りの資金で投資のリターンを狙うことができます。
「守り(保険)」と「攻め(投資)」を組み合わせることで、リスクを分散しながら効率よく資産形成を進めることが可能です。
パターン4:今月の支払いが間に合わない
うっかり口座への入金を忘れてしまったり、今月だけどうしても支払いが困難だったりすることもあるでしょう。保険料が未納になると契約が失効してしまう恐れがありますが、保険会社や商品によっては「自動振替貸付制度」を利用できる場合があります。
自動振替貸付制度とは、保険料の引き落としができなかったときに、保険会社が解約返戻金の範囲内で自動的に保険料を立て替えてくれる仕組みです。
立て替えられた分には利息がつきますが、特段の手続きなしで適用されることが多く、知らない間に契約が切れてしまうのを防いでくれます。あくまで一時的な措置ですが、督促などが来て焦って解約してしまう前に、この制度が適用されているか確認してみるとよいでしょう。
パターン5:ライフプランの変化により見直しが必要になった
「私立進学の予定が公立になった」「離婚して家計の担い手が変わった」など、契約時と状況が大きく変わることもあります。このような場合は、自己判断で解約するのではなく、「保険のプロ」へ相談して契約内容を見直してみましょう。
現状に合わせて保障額を調整したり、名義を変更したりと、プロの視点でメンテナンスすることで、無駄なく無理のないプランへ修正することができます。
自分一人では気づかない解決策が見つかることも多いため、まずは専門家の知恵を借りてみましょう。
学資保険を解約したい理由っていろいろあるんだね。
どうしても迷う場合は、保険のプロに相談して最適な選択を見つけるのがおすすめです。
学資保険を解約する方法
学資保険の解約を決断した場合、どのような手続きが必要となるのでしょうか。
一般的な流れや必要書類を確認しておきましょう。
必要書類の準備と確認事項
まず最初に、解約関連書類を保険会社から取り寄せる必要があります。
郵送やインターネット経由で請求できる場合があるので、手間を省きたい方はオンラインを活用してみてください。
手続きに必要な書類としては、保険証券、本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)、印鑑が一般的です。
ただし、契約内容や保険会社によって異なる場合があるため、事前に問い合わせてから準備するのが確実です。
また、解約後に返戻金の受取口座を間違えないようにチェックすることや、解約日がいつになるのか明確にしておくことも大切です。
学資保険解約の流れ
学資保険を解約する際は、以下のような手順で進めていきます。
① 保険会社に解約の意思を伝える
まずは加入している保険会社に連絡し、解約の意思を伝えましょう。
手続きの方法や必要書類について案内を受けられます
契約内容や保険会社によっては、窓口での面談が必要な場合もありますが、郵送やオンラインで完結できるケースもあります。
② 必要書類の提出
解約に必要な書類をそろえたうえで保険会社に提出します。
契約者本人確認書類や保険証券、指定口座情報などが求められるのが一般的です。
③ 解約処理・返戻金の受取
書類が受理され、内容に問題がなく手続きが完了すると、一週間前後で返戻金が指定口座に振り込まれます。
なお、解約手続きが完了すると、契約中の保障や特約などはすべて終了します。
今後のライフプランに支障が出ないよう、必要に応じて別の保険や資金準備手段で補うことも検討しましょう。
まとめ:学資保険は解約するタイミングに注意!
学資保険の解約にはメリットとデメリットがあるため、慎重に検討することが大切です。
ライフプランに合った選択肢を選び、後悔のないよう計画的に教育資金を準備していきましょう。
学資保険は、長期的な視野をもつことでメリットを最大化できる商品です。
もし家計が苦しいと感じるときでも、契約者貸付制度や払済保険への変更など、保険の仕組みをよく理解し、最適な対応を考えることが重要です。
最終的に解約を選択する場合は、返戻金のシミュレーションや今後の家計見通し、保険の再加入リスクなどを検討し、十分に計画を立てたうえで行動するようにしましょう。
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