この記事の要約はこちら
●返戻率の高さ、保障内容、お祝い金等の特典が選ぶ基準
●目的に応じて最適な学資保険商品は異なる
お子さんが生まれて家族が増えるのはうれしいことですが、教育費に不安を抱え、学資保険を考える人も少なくないのではないでしょうか。
実際、3歳から高校卒業までにかかる学費は全て公立の場合で541万円、全て私立なら1830万円というデータもあり、備えの有無が与える影響を考えるのは大切なことです。
そこで今回は、学資保険についてや商品を選ぶポイントについて解説します。
この記事の目次
そもそも学資保険とは?
学資保険とは、子どもの教育資金を準備するための貯蓄型の生命保険です。
原則として親が契約者となり、子供が一定の年齢迎えたときに満期保険金やお祝い金が受け取れます。
被保険者である子どもが死亡した場合も、一定の死亡保険金が支払われるのが一般的です。
学資保険に加入する4つのメリットとは?
学資保険に加入すると、以下のようなメリットがあります。
・貯蓄だけではなく保障がある
・預金よりもお金が貯まりやすい
・計画的に教育資金を準備できる
・生命保険料控除の対象となる
貯蓄機能だけではなく保障がある
学資保険には、教育資金を貯める機能のほかにも保険ならではの「保障」がついている点がメリットです。
預金や投資などの方法で教育資金を積み立てる場合、契約者である親に万が一のことがあると積み立てはそこでストップしてしまいます。
しかし、学資保険の場合は契約者である親が亡くなってしまった場合、それ以上保険料を払い込む必要はなくなりますが、予定通りの金額を予定通りの時期に受け取れる仕組みになっているのです。
極端にいえば、契約直後に親に万が一のことがあった場合でも、進学に必要な資金を確保できるのが学資保険の大きなメリットと言えます。
預金よりもお金が貯まりやすい
預金よりも教育資金を効率的に貯められるのが学資保険のメリットです。
2023年現在、普通預金や定期預金の金利は0.001〜0.002%程度。100万円預けたとしても、利息は10〜20円程度しかつきません。
しかし、学資保険であれば支払った保険料に対して、1〜7%程度の金利上乗せに期待ができます。
計画的に教育資金を準備できる
貯金が苦手な人でも計画的に教育資金を準備できるのが学資保険のメリットです。
預金で教育資金を貯めている場合、引き出しが自由な分、生活費が不足した時などにはつい貯金を取り崩してしまいがちです。
しかし、学資保険ではお金を引き出す際に保険会社に対して解約の申し出たうえで、各種書類の記入・提出をしなければなりません。
また途中で解約すると元本割れする恐れもあるため、解約に対する抑止力が働きやすくなっているといえるでしょう。
学資保険に加入すれば、半ば強制的に必要な教育資金を準備できます。
生命保険料控除の対象となる
学資保険は生命保険料控除の対象となるため、所得税や住民税の金額を少なくできるのがメリットです。
生命保険料控除とは、1年間に支払った保険料の総額に応じて所得が差し引かれる制度のこと。最大で4万円分所得から控除できます。
子どもの将来のために学資保険を検討している方は、保険のプロであるFPに相談をしてみてはいかがでしょうか。
各家庭によって必要な保障や金額は異なってきます。
契約した後に後悔しないために保険相談をすることをおすすめします。
学資保険に加入する3つのデメリットとは?
学資保険への加入には以下のようなデメリットもあるため注意しましょう。
・途中で解約すると元本割れすることもある
・インフレに対応できない
・商品選びを間違えると返戻率が低くなる
途中で解約すると元本割れすることもある
学資保険は多くの場合、それまでに支払った保険料の合計よりも、解約返戻金のほうが少なくなるのがデメリットです。
とくに契約してから短期間で解約した場合には、解約返戻金がほとんどない、あるいはごくわずかになることもあります。
加入前には長期間にわたって保険料を支払い続けられるかどうか、確認しておくのが大切です。
インフレに対応できない
学資保険はインフレリスクに弱いのがデメリットです。
インフレとは物価の上昇に伴いお金の価値が下がること。
学資保険は保険期間終了まで契約時の利率が固定されているケースが多く、加入した時点で受け取れる金額が決まっています。
約束された金額を受け取れるのは安心感が大きいかもしれませんが、言い換えるとそれ以上の金額は受け取れないということです。
インフレによってお金の価値が下がると、同じ金額でも実質てきに受け取れる金額は目減りしてしまいます。
インフレがすすんただ場合には今現在の100万円と20年後の100万円の価値には大幅な違いが出る可能性があるのです。
保険期間が10年以上の長期に渡る場合には、このようなインフレリスクを考慮した上で返戻率の高い商品を選ぶようにしましょう。
商品選びを間違えると返戻率が低くなる
学資保険は商品選びを間違えると返戻率が低くなるため注意しましょう。
1980年代など金利が高かった時期は、学資保険の返戻率が120〜130%程度にのぼることも少なくありませんでした。
しかし、昨今の低金利下では返戻率が100〜110%程度の商品がメインとなっており、中には100%をきる商品もあります。
医療保障や死亡保障が大きめに組み込まれている商品は返戻率が低くなる傾向にあるため、自分の目的に合わせて適した商品を選びましょう。詳しい選び方は次の項目で紹介します。
なお、学資保険のデメリットやリスクについては以下の記事でも解説していますので、参考にしてください。
【目的別】良い学資保険を見分けるポイントとは?
学資保険は加入目的を明確にしておくことが重要である点は理解できても、具体的にどのような要素を意識したらいいのかわからない人もいるかもしれません。
そこでここでは、良い学資保険を上手に選ぶ際に考えておきたいポイントについて解説します。
保険商品特有の用語についても説明するので、ご自身のケースに当てはめて考えてみてください。
・貯蓄目的の人は返戻率の高さを重視しよう
・保障機能は生命保険で代替できないものなのか?
・適切なタイミングで保険金を受け取れるか?
・お祝い金は本当にお得なのか?
貯蓄目的の人は返戻率の高さを重視しよう
学資保険は支払った保険料を保険会社に運用してもらい、最終的に出費より多くのお祝い金や保険金を受け取るという貯蓄性が見込める商品です。
そのため、自力で預貯金を管理したり、投資信託などで運用したりする自信のない人は返戻率の高い学資保険を選ぶとよいでしょう。
イメージとしては、年利1%(複利)で10年以上運用できる力のある人であれば、学資保険以外の選択肢も有力といえます。
ちなみに返戻率とは、以下の計算式で出てくる数字のことです。
返戻率(%)=受取金の総額(お祝い金+保険金)÷払込保険料の総額×100
簡単に言うと、返戻率が100%を超えていれば、支払う保険料よりも受け取る金額の方が大きくなります。
なお、返戻率を高くするポイントは以下の3つです。
返戻率を高めるポイント
・余計な特約をつけない
・保険料の払込期間を短く設定する
・若いうちに加入する
これらはどれも、保険料の総額を安くする手段なので、シンプルに運用益を狙いやすくなるでしょう。
ただし、日銀のマイナス金利政策などが影響し、学資保険の返戻率も頭打ちになっているので、どんなに高くとも110%を超えるのは難しいのが現状です。
保障機能は生命保険で代替できないものなのか?
先ほど学資保険には貯蓄性があると解説しましたが、多くの学資保険が保障性のある特約も用意しています。
例えば、学資保険に医療特約をつけたり、養育年金のある保険を選んだりする方法です。
このタイプの学資保険は貯蓄をしながらリスクもカバーできるというポジティブなイメージはあるものの、死亡保障や医療保障、養育年金などが付いた商品を選択した場合、そのほとんどは返戻率が100%を下回り、元本割れします。
仮に、元本割れしてもいいから1つの学資保険で万が一の保障も備えておきたいと考えるのであれば、特約が充実している商品にするのも選択肢の一つです。
しかし、貯蓄性を重視したい場合は「貯蓄」と「保障」を分けて考えてみましょう。
具体的には、返戻率の高い学資保険を特約なしで加入し、万が一の保障は他の安い生命保険(掛け捨てタイプの共済など)でカバーする方法です。
複数の保険に加入する手間はかかりますが、長い目で見ると金銭的に得をすることもあり得ます。
この場合は細かい情報が必要になるので、専門家であるFPに相談した方が安心でしょう。
適切なタイミングで保険金を受け取れるか?
子どもが進学するタイミングや、お金が必要になるタイミングに合わせて保険金が受け取れるようになっているかも学資保険選びで重要なポイントです。
多くの学資保険は保険金を受け取るタイミングを選べるようになっています。
何も考えずに選んでしまうと、多くの教育資金がかかる大学進学時にお金が受け取れなかったり、早く受け取ってしまうことによってせっかく貯まったお金を使い込んでしまったりするリスクもあるでしょう。
教育資金が不足するタイミングで学資保険金が支払われるよう、あらかじめライフプランをシミュレーションしてから加入するのがおすすめです。
また、保険金を受け取らずにそのまま保険会社においておける「据置き」の仕組みがある商品を選ぶのもよいでしょう。
お祝い金は本当にお得なのか?
人気の学資保険を比べてみるとわかるように、お祝い金の扱いは商品によって異なります。
例えば、入園・入学の都度出るものもあれば、大学入学時に一括で受け取るタイプなどさまざまです。
一見すると、お祝い金の回数が多い方が魅力的に感じるかもしれません。
しかし、お祝い金が充実している商品は保険料が高めに設定されていることもあります。
また、保険に限った話ではありませんが、お金というのは堅実な運用であれば「貯めている期間に手をつけない」がリターンを大きくするための鉄則です。
学資保険でも、余計なお祝い金がない、またはお祝い金の据え置きを選択した方が返戻率は高くなります。
商品によっては、設定されているお祝い金の据え置きが可能なので、事前に確認してみましょう。
目的に合った学資保険に加入しよう
もともと保険には生命保険や医療保険、がん保険など非常に幅広い商品が存在しますが、自分に適した保険を選ぶ自信のある人は決して多くはありません。
中でも学資保険は教育資金だけでなく医療保障や死亡保障といった、さまざまな要素が組み合わされているため、わかりにくいことで知られます。
結果として、「みんなが入っている保険が安心」という選び方になってしまうこともあるでしょう。
しかし、ご自身にとって最適な学資保険は、必ずしも申込件数の多い商品ではないかもしれません。
例えば、学資保険の保険料は払込期間が長ければ長いほど月々の負担は少なくなりますが、学費の負担が大きくなる高校生まで支払い続けることを後悔するケースもあります。
目先の出費はもちろん気になるものの、本当に良い学資保険を選ぶには、そもそもの加入目的をはっきりさせておくことが大切です。
人気ランキングに入るような学資保険には共通の特徴があるわけではないので、ご自身にとって良い商品かどうかは中身をよく検討してから決めましょう。
とはいえ、どんな学資保険に入るべきか、保険金額はいくらが適切かなど、商品に関する疑問がある人も多いのではないでしょうか。
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