この記事の要約はこちら
・洗濯機置き場がない物件は入居者から敬遠され、入居率や家賃が下がりやすい。
・置き場を後付けすることで、ターゲットが広がり空室改善・物件価値向上が期待できる。
・設置場所は脱衣所・キッチン横・ベランダなどが候補だが、使い勝手や安全性を考慮して選ぶ必要がある。
・設置にはスペース確保・給排水・電源などの事前確認が必須で、費用は10万〜数十万円と幅がある。
・洗濯機置き場以外にもネット環境・宅配ボックスなど、入居者が求める設備強化も空室対策として重要。
「洗濯機置き場がないせいで部屋が決まらない」「入居者から設置の要望が増えてきた」などの悩みから、このテーマを検索するオーナーは少なくありません。
とくに築古アパートやワンルームでは、洗濯機置き場の有無が入居率に直結しやすく、物件価値にも影響を与えます。
ただ、「どこに設置すればいいのか」「費用はいくらかかるのか」「本当に空室改善につながるのか」など、判断に迷いやすいポイントも多いのが現実です。
そこで本記事では、洗濯機置き場がないことで起きる問題、設置場所の選び方、リフォーム費用の相場、工事の際に気をつけるポイントまで、初心者でも理解しやすく整理して解説します。
この記事の目次
洗濯機置き場がない物件の問題点とは?
洗濯機置き場のない物件は、築古アパートや都心の狭い間取りでよく見られます。
入居者はコインランドリーを使う必要が出たり、生活の手間が増えたりと不便を感じやすく、物件の魅力が下がりやすい設備のひとつです。
どんな点が問題につながるのか、具体的に紹介します。
・入居者層が限定されてしまう
・入居率や家賃の下落リスクがある
・水回りトラブルの発生リスクがある
・リフォーム費用が余分に必要になる
・売却金額の値下がり要因になる
入居者層が限定されてしまう
室内に洗濯機を置けない物件は、家事動線を重視する人から敬遠されやすくなります。
とくに子育て世帯や長期入居を考える人は「毎日の洗濯が不便かどうか」を重視するため、選ばれる可能性が低くなります。
入居率や家賃の下落リスクがある
利便性の低さから入居希望者が減り、空室が続く原因になります。
そのまま競争力が落ちてしまうため、家賃を下げて募集せざるを得ないケースも出てきます。
洗濯機置き場の有無が、居住のしやすさに直結しているためです。
水回りトラブルの発生リスクがある
洗濯機置き場がない物件では、無理に室内へ設置したり、適さない場所にホースを延ばして使うケースがあります。
これが水漏れやカビ、下階への漏水などにつながることもあり、オーナー・入居者とも大きなトラブルに発展しやすくなります。
リフォーム費用が余分に必要になる
あとから洗濯機置き場をつくる場合は、給排水工事や電源工事が必要になり、予想以上の費用がかかることもあります。
簡単な設置なら10万円台で済むこともありますが、間取り変更が必要なケースでは数十万円になることもあります。
売却金額の値下がり要因になる
将来売却するときも、洗濯機置き場がないとネガティブに評価されやすくなります。
「自分でリフォームしないと住めない」という印象を与えるため、買い手がつきにくく、価格を下げざるを得ない場合があります。
洗濯機置き場を設置するメリット
洗濯機置き場をつくることで、物件の住みやすさが向上し、入居者に選ばれやすい物件になります。
結果として空室が減り、賃貸経営の安定にもつながります。
以下では具体的なメリットを紹介します。
・ターゲット層が広がり入居率がUPする
・空室率が低下し賃貸経営が安定する
・水漏れや騒音トラブルを未然に防げる
・物件価格の維持と向上につながる
ターゲット層が広がり入居率がUPする
洗濯機置き場があるだけで、物件の使い勝手が大きく向上します。
単身者だけでなく、家事動線を重視するファミリー層や長期入居を希望する層からも選ばれやすくなり、入居希望者の幅が広がる点が大きなメリットです。
空室率が低下し賃貸経営が安定する
設備が整っている物件は、住みやすさが高まり、長く住んでもらえる可能性が高まります。
洗濯機置き場の設置には費用がかかりますが、空室を減らして家賃収入を安定させる「必要な投資」と考えることができます。
水漏れや騒音トラブルを未然に防げる
正しい配管と防水パンの設置によって、洗濯機使用時の水漏れや振動による騒音トラブルを防止できます。
こうしたトラブルを避けることは、建物の劣化を防ぎ、オーナー側の修繕リスクを減らすことにもつながります。
物件価格の維持と向上につながる
洗濯機置き場が整っている物件は、売却時にも評価されやすい傾向があります。
購入希望者にとっては追加リフォームの手間が省けるため、物件の価値が下がりにくく、将来的な売却価格の維持・向上にもつながります。
洗濯機置き場はどこに設置すべき?
洗濯機置き場は、水回りとの距離や必要なスペースによって最適な場所が変わります。
どこに設置するかによって工事費用や使い勝手も大きく変わるため、物件の間取りに合った場所を選ぶことが大切です。
・脱衣所または洗面所
・キッチンのデッドスペース
脱衣所または洗面所
浴室の近くにあるため、もともと給排水設備がそろっており、最も設置しやすい場所です。
配管工事が最小限で済むケースも多く、動線がまとまりやすいのもメリットです。
換気をしっかり行えば湿気によるカビ対策もしやすく、使い勝手のよいレイアウトになります。
キッチンのデッドスペース
洗面所にスペースがない場合は、キッチン横の空きスペースを活用する方法があります。
既存の水回りを利用しやすく、部屋全体のレイアウトを大きく変えずに設置できる点が利点です。
防水パンを新しく設置することで、安全に洗濯機を使用できるようになります。
ベランダ(室外設置)は要注意
屋外に洗濯機を置くことも可能ですが、雨風による故障や騒音、排水トラブルなどの懸念があります。
冬場は配管が凍結しやすいため、断熱材を巻くなど追加の対策が必要になることもあります。
コストや手間が増えるため、慎重に検討する必要があります。
洗濯機置き場を設置するためのスペースは?
洗濯機置き場をつくる際は、洗濯機本体のサイズだけでなく、防水パンの設置スペースや給排水管の位置、電源の確保など、実際に置くために必要な“幅・奥行き・高さ”を事前に確認しましょう。
防水パンは、排水ホースや電源コードの取り回しも考慮し、点検や掃除がしやすい配置にしておくと、長期的なトラブル予防にも効果的です。
防水パンの主なサイズ例は以下の通りです。
- 幅 640mm × 奥行 640mm
- 幅 740mm × 奥行 640mm
- 幅 800mm × 奥行 640mm
物件のスペースに合わせて、無理のないサイズを選ぶことがポイントです。
洗濯機置き場を設置する際の確認ポイント
洗濯機置き場をつくる前に、必要な設備がそろっているか、生活のしやすさを損なわないかを確認しておくことが大切です。
とくに築年数の古い物件では、配管や電気設備が古いままの場合もあるため、工事と合わせて必要な補修を行うことでトラブルを防ぎやすくなります。
・電源やコンセントの有無
・給排水口の確保
・家事動線への配慮
電源やコンセントの有無
洗濯機専用のコンセントが近くにない場合、そのまま延長コードで対応するのは安全面で望ましくありません。
必要であれば電気工事が必要になるため、専門業者と相談しながら安全な位置にコンセントを設置することが重要です。
給排水口の確保
洗濯機の近くに給水栓と排水口があるかどうかは、設置のしやすさを大きく左右します。
排水口が遠い場合は配管延長が必要となり、工事費用も増える可能性があります。
事前に位置を確認し、無理のない施工計画を立てましょう。
家事動線への配慮
洗濯機の設置場所が家事や生活の動線を妨げないかも重要なポイントです。
扉の開閉がしにくくなったり、狭い通路がさらに狭くなったりするケースもあるため、間取り全体を見ながら使いやすい位置を選ぶことが入居者の快適な暮らしにつながります。
洗濯機置き場を設置する際の期間と費用
洗濯機置き場の工事にかかる期間や費用は、物件の構造や工事内容によって大きく変わります。
費用についても、基本的な配管工事なら比較的安く収まりますが、内装の変更を伴う場合はさらに費用がかかる点を理解しておく必要があります。
洗濯機置き場を設置する際の期間
配管の位置が近く、工事内容がシンプルであれば1日で完了することもあります。
一方、給排水管を新しく引いたり、壁や床の補強が必要な場合は数日かかるケースもあり、物件の構造によって工期が変動します。
洗濯機置き場を設置する際の費用
基本的な配管工事と防水パンの設置だけであれば、10万円前後で収まることもあります。
ただし、水回りの位置を大きく変更する必要がある場合は20万円〜25万円以上となることも多く、状況によってはさらに高額になるケースもあります。
工事内容を明確にし、複数の業者から見積もりを取り比較することが大切です。
洗濯機置き場だけじゃない!入居者が重視する設備5選
洗濯機置き場は入居者にとって大事な設備ですが、それだけで物件の魅力が決まるわけではありません。
最近は在宅時間が増えたこともあり、生活の快適さや利便性を重視する入居者が増えてきています。
物件全体の設備を見直すことで、入居者を集めやすくなるだけでなく、長期的な物件価値の向上にもつながります。
・インターネット(高速/無料など)
・24時間ゴミ出し可能
・宅配ボックス
・エアコン
・TVモニター付きインターホン
インターネット(高速/無料など)
テレワークや動画サービスの普及により、ネット環境は今や最優先でチェックされる設備です。
高速回線の導入や無料Wi-Fiなど、具体的にどのような環境かを明示することで、入居希望者の関心を引きやすくなります。
24時間ゴミ出し可能
忙しい生活を送る人にとって、いつでもゴミを出せる環境は大きなメリットです。
清潔に保たれている共有スペースと合わせて、利便性と管理の行き届いた印象を与えることができます。
宅配ボックス
ネット通販の利用が増えている今、不在時でも荷物を受け取れる宅配ボックスは、非常に人気の高い設備です。
とくに社会人や学生など外出の多い層から強く支持されています。
エアコン
入居直後から快適に生活できるため、エアコンが備え付けられている物件は選ばれやすくなります。
季節の変わり目には需要がとくに高まるため、導入しておくと入居付けに有利です。
TVモニター付きインターホン
防犯意識の高まりとともに、訪問者の顔を確認できるTVモニター付きインターホンは重要な設備になっています。
とくに女性や単身者からの支持が強く、契約の決め手になるケースもあります。
まとめ
洗濯機置き場がない物件は敬遠されがちですが、適切な対処を行うことで賃貸経営の安定と入居者の快適性を両立できます。
とくに配管設備や設置場所の選択には入念なリサーチと専門家の見積もりが欠かせません。
洗濯機置き場の有無に加え、その他の設備面も充実させることで、幅広い入居者から選ばれる物件へと近づくでしょう。
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