不動産
  • 公開日:2025.9.19
  • 更新日:2025.9.19

投資マンションは本当に儲かる?成功のための仕組み・リスク・対策を解説

投資マンションは本当に儲かる?成功のための仕組み・リスク・対策を解説

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投資マンションは本当に儲かるのか?収益構造・リスク・失敗例をもとに、成功のためのポイントをわかりやすく解説!

この記事の要約はこちら

・投資マンションは家賃収入(インカムゲイン)と売却益(キャピタルゲイン)の2つで利益を狙える。
・物件選定・管理費・修繕費などのコストを正しく把握し、実質利回りで収支をシミュレーションすることが重要。
・空室リスクや金利上昇、デッドクロスなど、収益を圧迫するリスクへの備えが不可欠。
・長期保有と短期売却にはそれぞれメリット・デメリットがあり、目的に応じた戦略が必要。
・失敗を避けるには、表面利回りに惑わされず、出口戦略とリスク対策を事前に立てておくことが鍵。

「投資用マンションは本当に儲かるの?」営業トークや広告ではメリットばかりが強調されますが、実際にはローン返済や管理費、空室リスクなどで赤字になるケースもあります。

一方で、家賃収入や将来の売却益を得て資産形成に成功している人がいるのも事実です。

本記事では、投資用マンションが儲かる仕組みと収益の可能性、失敗しやすいパターンや注意点を初心者にも分かりやすく解説します。

この記事の目次

投資マンションが儲かる仕組みとは?

投資マンションの収益は、主に家賃収入(インカムゲイン)と売却益(キャピタルゲイン)から成り立ちます。

それぞれの性質やタイミングを理解したうえで、長期保有か短期売却かなどの方針を決めることが重要です。

表面利回りや実質利回りといった指標を確認する際には、管理費や修繕積立金など経費も加味して正確なシミュレーションを行うことが大切です。

自己資金とローンのバランスを調整し、レバレッジ効果を最大限に活かすか、それとも安定重視で返済負担を軽減するか、投資家の意向にあわせた判断が求められます。

家賃収入(インカムゲイン)

家賃収入は、投資マンションの最大の魅力です。

物件の立地や質に対する評価が家賃単価に直結するため、入居者の満足度を高める施策も重要となります。

また、空室率を下げるためには、魅力的な設備投資や適切な賃料設定が欠かせません。

市場の家賃相場と比較しながら、費用対効果を考えたリフォームやリノベーションも検討するとよいでしょう。

長期的に安定した家賃収入を得るためには、家賃保証会社の利用や管理会社との連携を強化することで、滞納リスクを抑えることができます。

売却益(キャピタルゲイン)

キャピタルゲインとは、購入時よりも高い価格でマンションを売却し得られる利益のことです。

都市部では需要が強いエリアや再開発が進む地域を選ぶことで、物件価値が上昇しやすい傾向があります。

ただし地価や相場は経済環境によって大きく左右されるため、計画的な売却タイミングが求められます。

築年数やエリアの将来性を見据えて判断することが失敗を避けるポイントです。

焦って売却してしまうと損失を被る可能性があるため、長期視点での戦略が大切です。

長期保有と短期売却

投資マンションには大きく分けて、長期保有による家賃収入を狙う方法と、価格が上昇した段階で売却し売却益を得る方法があります。

長期保有の場合は、空室リスクや修繕費用などの管理コストを負担する代わりに、安定的な家賃収入を得ることができます。

ローンの返済を進めながら売却の機会を探ることで、利益とリスクのバランスを取りやすくなるでしょう。

短期売却は、短期間で資金を回収して再投資に回すなどの柔軟性がある一方、相場に左右されるリスクが高くなります。

無理をせず適切なタイミングを計るためにも、日頃から市場動向を注視することが重要です。

表面利回り/実質利回り

投資マンション選びでは、利回りを確認することで収益性を判断できます。

単純に家賃収入と物件価格だけで算出する表面利回りは、表層的なイメージをつかむには便利です。

一方で実質利回りは、管理費や修繕積立金、賃貸管理費といった経費を差し引いた実際の収益力を示す指標です。

物件を選ぶ際は、実質利回りの数字を優先して検討し、ケースごとの支出を具体的に洗い出すことが大切になります。

リスク管理の観点からも、実質利回りに近い運用状況をシミュレーションしておくことで、赤字を避けるための対策を考えやすくなるでしょう。

自己資金とローンのバランス調整

投資マンションでは、金融機関からのローンを活用することで少額資金でも大きな物件に投資できるレバレッジ効果が期待できます。

自己資金を少なく抑えることで他の投資案件にも資金を回せる一方、返済負担が増す点にも注意が必要です。

自己資金を厚くすれば返済負担は軽減できますが、その分レバレッジが下がり利益率が低下する可能性があります。

どこまでリスクを容認できるか、目標利回りをどう設定するかによって最適なバランスは変わります。

金利変動リスクも考慮しながら、無理のない返済計画を立てることが重要です。

収入や他の負債状況なども踏まえ、急な出費があっても安定した投資運用が継続できるプランを立てましょう。

 
 

投資マンションにおける主な出費要素

投資マンションを運用するにあたり、家賃収入がある一方で多様なコストが発生します。

出費面を聞くと、ローン返済や管理費などの直接費用しか思い浮かばないかもしれませんが、実際には修繕費や広告宣伝費など意外と多岐にわたります。

これらの経費をしっかり計上しないと、表面上は利益が出ているように見えても、実際に手元に残るお金は少ないという事態に陥る可能性があります。

いざというときの貯蓄や計画も念入りに行いましょう。

投資マンションにおける主な出費要素
・管理費/修繕積立金
・賃貸管理費
・ローン返済
・税金(固定資産税/所得税)
・空室時の広告費
・原状回復費
・火災/地震保険料

 

管理費/修繕積立金

マンションの共用部分を維持し建物の寿命を延ばすために必要な費用が、管理費と修繕積立金です。

エレベーターやエントランスなどの清掃や点検、将来的な大規模修繕を行う原資となります。

これらの費用が低すぎると、いざというときに修繕が行えず建物の資産価値を下げる要因になることもあります。

管理組合の運営体制や長期修繕計画の有無なども物件選定時にチェックしたいポイントです。

定期的な負担ではありますが、安定した賃貸需要と建物価値を維持するために必要不可欠なコストと言えます。

むしろ適正水準の管理費や修繕積立金を支払っている物件ほど、長期的な観点で信頼できるケースが多いです。

賃貸管理費

投資マンションでは、物件オーナーに代わって管理会社が入居者対応や契約手続きなどを行います。

その際にかかる委託料が賃貸管理費です。

管理会社を通すことで、入居者募集やトラブル対応などを一任できるため、投資家は手間を省くことができます。

しかし、賃貸管理費として毎月一定の費用を支払う必要があるため、家賃収入からの差引額をあらかじめ想定しておきましょう。

管理費が安いほど利益が大きくなりそうですが、安すぎるとサポート体制の不備が懸念されることもあります。

複数の管理会社を比較検討し、サービスの質と費用のバランスを見極めることが大事です。

ローン返済

大半の投資家は金融機関から融資を受けて投資マンションを購入します。

毎月のローン返済額には元金と金利が含まれ、これがキャッシュフローに直結する固定費となります。

投資マンションで儲かるために、最適な金利プランを選ぶのはもちろん、変動金利や固定金利の選択もリスク管理上の大きなポイントです。

金利が上昇すれば返済負担が増し、キャッシュフローが悪化することがあります。

また、繰り上げ返済を活用することで利息の負担を抑えられる場合もあります。

ただし手元資金を減らしすぎると、突発的な出費に対応できなくなるため、慎重に判断しましょう。

税金(固定資産税/所得税)

固定資産税は毎年かかる税金で、都道府県や市町村の課税評価額に基づいて算出されます。

立地や広さ、築年数などにより変動があるため、事前にシミュレーションを行うことが不可欠です。

所得税は家賃収入や売却益に応じて課税されます。

節税策としては減価償却を活用したり、青色申告を行うなどの方法が挙げられますが、正確な申告と適切な経費処理が前提となります。

税負担を甘く見てしまうと、思わぬ出費でキャッシュフローを圧迫してしまうケースもあります。

物件購入前から税金に関する正しい知識を身につけ、長期的な計画の中でコストを見込んでおきましょう。

空室時の広告費

空室が発生すると家賃収入はゼロになってしまうため、できるだけ早く新たな入居者を確保する必要があります。

そのための広告掲載費や仲介手数料は意外と少なくない出費です。

インターネットや不動産ポータルサイトへの物件掲載費用を抑えるために、管理会社のネットワークや仲介業者との交渉が重要になります。

効果的な広告手法を活用できれば、必要以上に広告費をかけずに入居者を見つけやすくなるでしょう。

募集活動のコストだけでなく、賃貸条件の調整やリフォームによる訴求力アップなど、空室を最低限に抑えるための計画を立てることも必須です。

需要の多い時期やターゲット層を分析し、効率的に募集を行いましょう。

原状回復費

入居者が退去した際、次の入居者を募集する前に部屋をクリーニングし、必要に応じて補修や設備の交換を行うことが通例です。

そのための費用が原状回復費となります。

築年数や設備の劣化が進行している場合、想定以上のコストがかかるケースもあります。

敷金から一部補填が可能な場合もありますが、事故や故意的な汚損などを除けば負担はオーナー側になることが多いです。

原状回復費を抑えるためには、定期的なメンテナンスや入居中の設備チェックが有効です。

退出前に入居者に連絡し、問題点を早期に修繕しておくことで、大がかりな工事を防ぐことができます。

火災/地震保険料

万が一のリスクに備え、火災保険や地震保険に加入しておくことはほとんど必須と言えます。

保険に加入することで、災害発生時の修繕費用や再建費用を大幅に軽減できます。

地震保険は地域によって保険料に差があるため、マンションの所在地を考慮して選ぶとよいでしょう。

地震が多いエリアでは保険料が高くなる傾向がありますが、被害を受ける可能性を考慮すると加入する意義は大きいです。

険料は年間で支払うことも多く、一度にまとまったコストがかかることも留意しておきましょう。

長期契約や割引制度をうまく活用して経費を抑える方法も検討し、総合的なリスクマネジメントを行うことが大切です。

 
 

投資マンションのメリット5選

投資マンションには家賃収入の安定性や比較的少額で始められるなど、多くの利点があります。

メリットを活かしきるためには管理体制や物件選定が極めて重要です。

下記に挙げる5つのメリットは多くの投資家が実感しているポイントです。

ただし、どのメリットを重視するかは投資家の目的によって異なります。

投資マンションのメリット

・安定収入を得られる
・少額から投資できる
・管理の手間が少ない
・節税効果を期待できる(減価償却/青色申告)
・保険代わりになる

 

安定収入を得られる

毎月の固定収入があるため、現金収支を読みやすく長期の資金計画が立てやすくなります。

株式投資のように相場が乱高下することが少なく、比較的ゆるやかな値動きをするのも不動産投資の特徴の一つです。

定期的な入居者募集と設備メンテナンスをしっかり行うことで、大幅な空室リスクを抑えることができるでしょう。

需要のあるエリアであれば、景気の変動に左右されにくい安定した収益が期待できます。

その分物件価格が高い傾向にあるため、初期投資と収益のバランスを見極めることが大切です。

少額から投資できる

投資マンションは、頭金を抑えてローンを組むことで比較的少額からスタートできる点が魅力です。

もちろん自己資金が多いほど金利負担は軽減できますが、ある程度のレバレッジ効果を利用するのも得策です。

手持ちのキャッシュを温存しておくことで、複数の物件や他の投資にも分散投資が可能となります。

ただし、ローンの返済計画を誤ると月々のキャッシュフローが苦しくなるので、あらかじめ無理のないシミュレーションを行うことが重要です。

今後の収入予測や金利変動も考慮して計画を立てましょう。

管理の手間が少ない

不動産投資というと、入居者への対応や物件の維持管理など手間がかかるイメージを持つ人も少なくありません。

しかし、賃貸管理会社を利用すれば、多くの運営業務を代行してもらうことができます。

物件のメンテナンスやクレーム対応などを専門家に任せることで、投資家は戦略的な判断(物件の追加取得やリファイナンス検討など)に集中できます。

とくに遠方の投資物件を保有する場合、管理会社の存在は欠かせません。

ただし管理会社に任せきりにすると、家賃の見直しや細かいコスト管理が不十分になるリスクがあります。

管理委託費用のコストパフォーマンスも定期的に見直しましょう。

節税効果を期待できる(減価償却/青色申告)

不動産投資では、建物分の価値を毎年経費として計上する減価償却ができるため、所得税や住民税の節税につながる可能性があります。

青色申告制度を利用すれば、さらに特別控除が受けられる場合もあります。

減価償却は年数に応じて計上できるため、長期にわたって節税効果を得ることができるのが特徴です。

ただし建物の構造や耐用年数によって計算方法が異なるため、実際の処理は慎重に行いましょう。

また、節税だけを目的に物件購入を決めるのは危険です。

最終的には純粋な収益性が大きな判断基準となるため、利益と税負担のバランスを考慮して投資計画を練ることが重要です。

保険代わりになる

投資マンションは、家賃収入や売却益が期待できることから、不測の事態に対する経済的保障にもなり得ます。

賃貸需要が見込めるエリアに物件を所有していれば、仕事の収入が減少した際にも一定のカバーが期待できます。

もちろん、空室期間や修繕費などのリスクは避けられませんが、複数物件への分散投資や保険加入などである程度リスクを軽減することが可能です。

マンションそのものが担保資産として評価されるため、追加で資金調達を行いやすいメリットもあります。

しかし、保険としての役割ばかりに意識が集中すると、肝心の収益性を見落とす恐れがあるため注意が必要です。

 
 

投資マンションのデメリット5選

投資マンションには多くの利点がありますが、リスクを理解し対策をとらなければ思うような利益が出ない可能性もあります。

とくに初心者は家賃収入に目が行きがちですが、投資マンションのデメリットも正確に把握してから投資を行いましょう。

想定外の事態に備える姿勢を持つことが資産防衛につながります。

投資マンションのデメリット

・空室リスクがある
・管理費/修繕費などの隠れコストが多い
・表面利回りに惑わされやすい
・売却時に損をすることも
・金利上昇/デッドクロスのリスクがある

 

空室リスクがある

立地や築年数、設備が魅力的でなければ長期的に空室が続く可能性があり、その間の家賃収入は途絶えてしまいます。

とくに供給過多のエリアでは競合物件が多く、入居者が他の物件へ流れてしまうリスクが高まります。

周辺物件と比較して魅力的な条件を整えることが、空室リスク低減の鍵です。

空室が長期化するとローン返済や固定費だけが負担となり、キャッシュフローが大幅に悪化してしまいます。

常に需要の動向をチェックし、早めのリフォームや家賃見直しなどで空室期間を短くする努力が重要です。

管理費/修繕費などの隠れコストが多い

投資マンションでは管理費や修繕費といった費用が定期的に発生しますが、これらはよく見落とされがちなコストでもあります。

加えて、管理組合の判断で予想外の大規模修繕が決定されることもあります。

古い物件の場合は修繕費がかさばりやすいため、築年数や構造、設備の状態を購入前にしっかり確認しておかなければなりません。

入居者からの要望やクレーム対応でも出費が増えるケースがあります。

このような隠れコストを正確に見積もらないと、実際には赤字運用になっていたという事態に陥りかねません。

定期的に支出を見直し、収支管理を徹底する意識が求められます。

表面利回りに惑わされやすい

不動産投資の広告などでは「表面利回り◯%」といった情報が目立ちます。

しかし、表面利回りは家賃収入を物件価格で割っただけの数字であり、実際の経費や空室リスクは考慮されていないことが多いです。

実質利回りまで算出して初めて、本当の収益性を理解できます。

管理費や税金、修繕積立金などの定期的な出費を織り込むと、表面利回りを大幅に下回ることが一般的です。

表面利回りの高さだけを根拠に投資先を決めると、空室発生や多額の修繕費などで思わぬ赤字を抱えるリスクが高まります。

数字の根拠をしっかりとチェックし、複数のシナリオで収支をシミュレーションすることが不可欠です。

売却時に損をすることも

不動産価格は景気動向や金利の影響を受けやすく、購入時より値下がりしてしまうケースも少なくありません。

とくにリーマンショックのような大きな経済変動があると、想定以上の損失を被る可能性があります。

また、売却を急ぐほど買い手に弱みを握られ、価格交渉で不利になる傾向があります。

計画的に売却時期を見定め、条件のよい買い手を探す姿勢が大切です。

物件そのものの資産価値が下がる要因として、建物の老朽化や人口減少エリアへの需要縮小などが考えられます。

購入前に出口戦略を立て、物件の将来性をしっかりと見極めておきましょう。

金利上昇/デッドクロスのリスクがある

ローンを利用している場合、金利が上昇すると返済額も増加し、キャッシュフローが圧迫されてしまいます。

最近では低金利が続いていましたが、今後の金利動向には常に注意が必要です。

さらに、建物の減価償却が終わると経費計上できる額が減り、税負担が大幅に増える時期が訪れます。

これがいわゆる「デッドクロス」で、家賃収入以上に支出が増えて収支を圧迫する事態となりやすいのです。

デッドクロスを回避するには、複数物件への分散投資や物件の買い替え、あるいはタイミングを読んだ売却など柔軟な対策が必要です。

投資計画を長期的に見渡してリスクに備えましょう。

投資マンション物件選びのチェックポイント

物件選定を誤ると、どれだけ管理や運用に力を入れても望むような収益を得られません。

また、購入前に売却するタイミングや価格帯などの出口戦略を考えておくことも重要です。

以下のポイントをしっかり押さえたうえで、将来性と安定性のある物件を選びましょう。

投資マンション物件選びのチェックポイント
・需要が高いエリアを見極める
・築年数/構造/設備を確認する
・管理体制と入居者ニーズを確認する
・出口戦略と売却タイミングを設計する

 

需要が高いエリアを見極める

需要が高いエリアとは、主にアクセスのよさや周辺環境が充実している場所を指します。

駅やバス停に近く、大型商業施設や学校がある地域などは人気が高いため空室リスクを抑えやすいです。

また、再開発が予定されている地域や大学、企業が集積するエリアでは新しい需要が生まれることがあります。

反対に人口が減少傾向にある地方や、公共交通機関の便が悪いエリアは需要が限定的です。

投資物件を購入する際は好立地だけでなく、将来的な街の発展性や雇用環境などにも目を向けて慎重に判断しましょう。

築年数/構造/設備を確認する

築年数は物件価格や修繕コストに大きく影響します。

築浅物件であれば高い家賃を設定しやすい反面、購入費用がかさむのがデメリットです。

対して築古物件は購入価格が抑えられるものの、大規模修繕やリノベーションが必要になるかもしれません。

構造面では耐震性や断熱性などにも注目したいところです。

とくに地震が多い地域では鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の物件が好まれる傾向があります。

さらに設備やセキュリティの充実度も賃貸需要に影響します。

宅配ボックスやオートロック、インターネット環境が整っている物件は人気が高く、家賃を下げにくいというメリットがあります。

管理体制と入居者ニーズを確認する

投資マンションの管理体制がしっかりしていると、入居者の満足度も高まり結果的に空室リスクを下げることにつながります。

入居者ニーズを見極めることも非常に大切です。

単身者向けなのか、ファミリー向けなのか、立地に合わせた間取りや設備を提供しているマンションは入居率が高くなりやすい傾向があります。

内見する際は共有部分の清掃状況やゴミ置き場の管理状態など、細かい部分もチェックしましょう。

手抜き管理が見られるようであれば、将来的に資産価値が下がる恐れがあるため注意が必要です。

出口戦略と売却タイミングを設計する

投資マンションは買ったら終わりではなく、どのタイミングで売却するか、あるいはいかに長期保有をするかによって収益が大きく変わります。

価格が高騰した際に売却益を得る方法もあれば、長期にわたって安定収入を目指すスタイルもあります。

購入前に出口戦略を立てておけば、想定外の経費やリスクに直面したときの対処がスムーズになります。

たとえば転勤や家族構成の変化に伴い、資金の流動性を確保したい場面での対応が円滑になるでしょう。

売却を視野に入れる場合は、中古市場での価値を維持できる物件かどうかを考慮することが大切です。

築年数や周辺環境の変化などを踏まえ、値崩れリスクを最小限にする選択を心がけましょう。

 
 

投資マンションの知っておきたいリスクと対策

投資マンションで安定収益を目指すためには、事前に想定しうるリスクを理解し、有効な対策をとっておくことが重要です。

リスクをゼロにすることは不可能ですが、投資を継続的に成長させるためにもリスクを十分に把握しておきましょう。

ここでは代表的なリスクと、その対処方法について解説します。

賃貸マンションの代表的なリスクと対処方法
・家賃滞納への対策
・自然災害や事故物件リスクへの対処
・市場変動と金利上昇が与える影響

 

家賃滞納への対策

家賃の滞納が続くと、ローン返済などの固定費をオーナーが負担し続けることになり、大きな痛手となります。

契約時に入居者の支払い能力をチェックし、保証会社を利用するなどの方法でリスクを軽減できます。

信用力が高い入居者を獲得するためには、賃料の設定や物件の設備、清潔感など細部に配慮することも大切です。

実際の審査は管理会社に任せることが多いですが、審査基準については把握しておきましょう。

家賃滞納が発生した場合に備えて、事前に対応フローを固めておき、トラブルを最小限に抑える仕組みを整えておくと安心です。

自然災害や事故物件リスクへの対処

火災や地震などの災害は予測が難しく、万が一被害を受けると修繕費や賃貸需要の減少に大きな影響が及びます。

保険商品を活用し、防犯・防災設備を整備することで、被害を最小限に抑えることが可能です。

事故物件となった場合や周辺で事件があった場合は、家賃の引き下げや長期空室など、資産価値が下落するリスクを負うことになります。

管理会社や地域情報の収集を常に行い、対策につなげましょう。

自然災害による被害リスクは地域によって差があり、高リスク地域では保険料が割高になることがあります。

それでも大きな損失を回避するためには必要な出費と割り切り、万全な備えをしておくことが望ましいです。

市場変動と金利上昇が与える影響

不動産市場は景気や金利動向に大きく左右されます。

景気後退局面では家賃相場の下落や売却価格の下落が重なり、思わぬ損失を被ることがあるため注意が必要です。

金利上昇局面ではローン返済額が増加し、キャッシュフローが圧迫されます。

固定金利と変動金利のメリット・デメリットを理解しながら、返済計画を見直すことを検討しましょう。

こうした経済環境の変化に対応するためには、融資を受ける際にある程度の余裕を持った資金計画を立てることが肝要です。

複数物件への投資や他の投資商品との併用などでリスクを分散する方法も効果的です。

投資マンションの失敗事例から学ぶ注意点

投資マンションで成功を収めるためには、よくある失敗事例を参考に、同じ轍を踏まないように対策を立てましょう。

以下で紹介する失敗事例は典型的なパターンですが、投資家の資金状況や物件の条件次第で事情は変わります。

自分の場合に当てはめて、早期にトラブルを発見しやすい体制づくりを意識しておきましょう。

表面利回りだけで判断すると赤字に

高い表面利回りに惹かれて飛びついたものの、実際は管理費や修繕費、継続的な空室などで支出が増え、赤字になるパターンが多く見られます。

表面利回りが極端に高い物件ほど、築古で大きな修繕が必要だったり、需要の低い立地にあることが原因で空室率が高い、などの理由が挙げられます。

本当に儲かる物件を見極めるには、実質利回りや収支計画、さらには将来的な家賃の維持可能性まで検討することが大切です。

現地調査や専門家からのアドバイスを取り入れて、リスクを最小限に抑えましょう。

長期ビジョンの欠如による破綻

家賃収入に頼りきりで短期的な視点だけで投資を行うと、何かしらの環境変化が起こった際に破綻リスクが高まります。

とくに修繕費や空室が想定より多く発生すると、突然の資金不足につながりかねません。

長期的にマンション経営を続けるには、未来の家賃相場や人口動向、建物の老朽化対策などを見込んだプランが欠かせません。

想定外の支出や収入減をあらかじめ織り込んでおくことで持続的な運営が可能になります。

定期的に資金計画を見直し、必要に応じて売却やリファイナンスを検討するなど柔軟に対応できる体制を整えておくと安心です。

外部環境の変化に左右されず、安定した運用を目指すなら長期ビジョンは必要不可欠です。

管理会社任せで家賃下落を放置

管理会社に賃貸運営を任せきりにすると、家賃相場の下落や物件の魅力低下が進んでも対策が遅れがちになる恐れがあります。

定期的に家賃設定を見直さないと、相場との差が拡大して入居者離れに繋がりかねません。

また、管理環境がよくないと入居者からのクレームや退去が増え、結果的に家賃収入を落とす原因にもなります。

オーナーとして定期的に収支報告や家賃相場を確認し、必要であれば他の管理会社の検討や条件交渉を行う姿勢が大切です。

任せきりにしないことで、物件運用の質を維持できます。

減価償却後にデッドクロスに

減価償却期間が切れると計上できる経費が減り、税負担が増えてキャッシュフローが悪化する場合があります。

とくにローン返済がまだ高額なうちは、この影響が大きいです。

デッドクロスは長期保有を前提とした投資家にとって避けて通れない壁ですが、物件の買い替えや繰上げ返済などの戦略によって早めに対策を打つことが可能です。

投資価格と減価償却費のバランスを計画段階から把握しておくことが大切です。

キャッシュフローがギリギリの状態だと、デッドクロスが訪れた際に持ちこたえられず赤字に転落するリスクが高まります。

投資マンションのよくある質問(Q&A)

投資マンションに関する疑問や不安は、初心者だけでなく経験者にも尽きないものです。

ここでは代表的な4つのよくある質問をご紹介します。

Q&Aを通じて自分の投資スタイルを確立するヒントにお役立てください。

投資マンションは初心者でもできる?

正しい知識と計画性があれば初心者でも挑戦可能です。

管理を外部委託すれば運営の手間も軽くなるため、本業を持ちながらでも始めやすい投資といえます。

ただし、物件選定や資金計画を甘く見積もると赤字に陥るリスクは否めません。

初めのうちは専門家や不動産会社のサポートを活用し、慎重に情報を収集して判断を下すことが大切です。

自分の投資目的やリスク許容度を明確にし、無理なくローン返済が可能な範囲で物件を選びましょう。

一歩ずつステップを踏んで知識と経験を蓄えながら進めれば、初心者でも成果を上げることは十分可能です。

新築と中古、儲かるのはどっち?

新築マンションは入居者がつきやすい、メンテナンスコストも比較的低いという利点がある一方、購入価格は高くなりがちです。

初期投資が大きくなる分、利回りが落ち着きやすい点には注意が必要です。

中古マンションは物件価格が安いため高い利回りが得られる可能性がある反面、修繕リスクや設備の老朽化などに備えた出費が増えやすくなります。

これらのコストをしっかりとシミュレーションしておくことが大事です。

最終的には物件個別の条件やエリア特性により、どちらが「儲かる」かは変わってきます。

築年数や管理状態、将来的な修繕計画を十分に確認してから判断することが重要です。

何年くらい保有すれば利益が出る?

利益を確保するための保有期間には明確な正解はなく、市場の動向や物件の特性に左右される部分が大きいです。

家賃収入を主体に長期保有するスタイルや、売却益を狙った短期生成型の投資スタイルなどさまざまな選択肢があります。

一般的にはローン返済が進むほど、手残りの家賃収入が増えやすくなるため、長期運用のメリットが大きいと言われています。

逆に早い段階で相場が上昇すれば、短期で売却益を狙う選択も可能です。

物件選びの際に、「何年後にどの程度の利益を得たいのか」という具体的なビジョンを描いておくと、方針が立てやすくなります。

あらかじめ出口戦略を考えておけば、状況が変わったときにも柔軟に軌道修正できるでしょう。

節税だけを目的にしてもいいの?

減価償却や青色申告などの制度を活用すれば、節税効果は確かに期待できます。

しかし節税だけを優先すると、実質利回りが思うように上がらない物件を選んでしまうリスクがあります。

投資マンションで本当に重要なのは、家賃収入を軸とした長期的なキャッシュフローの安定です。

節税効果はその中の一部要素に過ぎず、物件選定や修繕計画、出口戦略など総合的に検討する必要があります。

節税策を取り入れる際は、必ず収益性や将来的なコストも同時に考慮しましょう。

税理士や不動産会社と相談して、自分の資産状況に合ったベストな方法を見つけることが大切です。

まとめ

投資マンションで利益を上げるためには、物件の選定やローン計画、リスク管理など多角的なアプローチが不可欠です。

短期的なリターンに囚われるだけでなく、長期的な視点を持ち続けることで安定した収益を確保しやすくなるでしょう。

投資マンションは決して楽して儲かる手法ではないものの、適切な判断と継続的な努力を重ねれば堅実な収益源となり得ます。

自分の資金状況やリスク許容度を踏まえ、計画的かつ慎重に投資を進めていきましょう。

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