不動産
  • 公開日:2025.9.29
  • 更新日:2025.9.29

初心者でもわかる不動産投資 初期費用の実態|必要額と節約テクニックを解説

初心者でもわかる不動産投資 初期費用の実態|必要額と節約テクニックを解説

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不動産投資の初期費用の内訳や抑えるコツ、購入後のランニングコストまで徹底解説。リスク対策にも必見。

この記事の要約はこちら

・不動産投資の初期費用は物件価格の8〜10%程度が目安で、頭金・仲介手数料・各種税金などが含まれる。
・初期費用を抑える方法として、仲介手数料無料の業者利用や火災保険の比較検討、頭金の調整などが挙げられる。
・購入後のランニングコストには修繕費、空室リスク、管理費、税金などがあり、長期的な資金計画が重要。
・自己資金0円でも投資は可能だが、フルローンによる返済リスクやキャッシュフロー悪化に注意が必要。
・初期費用と運用費用の両方をバランスよく把握し、長期的に安定した収益が見込める投資計画を立てることが成功の鍵。

不動産投資を始めるにあたって必要となる初期費用を理解することは非常に重要です。

本記事では、初期費用の具体的な内容から抑えるコツ、運用後に関するリスクへの備えまで幅広く解説します。

初期費用の内訳や費用を抑えるための方法について学び、投資後も見落としがちなランニングコストやリスクへの備えを万全にしましょう。

不動産投資の初期費用とは?

不動産投資における初期費用は、物件の購入契約を締結してから実際に運用を開始するまでの間に支払う費用すべてを指します。

初期費用が不足するとスムーズに購入手続きが進まないだけでなく、思わぬ資金不足で再度融資条件を検討しなければならないこともあります。

不動産投資における「初期費用」って何?

代表的なものとしては、疑義が生じないよう契約時に支払う手付金や頭金、契約締結に伴う仲介手数料などが挙げられます。

これらを踏まえた十分な予算取りをしていないと、投資プランを組む段階で大きな見落としが発生する可能性があります。

運用開始後にかかる費用との違い

初期費用は投資をスタートさせるための費用ですが、運用開始後にも修繕費や管理費、税金が継続的に発生します。

これらランニングコストは長期的なキャッシュフローに大きく影響するため、初期費用と合わせて総合的に検討が必要です。

とくに空室が発生したときのリカバリーや建物の老朽化による修繕など、運用中にも出費が想定される点を意識しておきましょう。

不動産投資における平均的な初期費用

不動産投資の初期費用は、物件価格の8%から10%程度を想定することが一般的といわれています。

ただし、物件のグレードや融資条件によっては15%ほどかかるケースもあり、実際には幅がある点を理解することが大切です。

初期費用には融資事務手数料や保証料といった金融機関と連携する際の負担も含まれてくるため、物件探しと同時に資金調達計画の見通しを立てることが欠かせません。

初期費用の目安

多くのケースでは、物件価格の数%から10%程度を初期費用として計算するのが目安とされています。

たとえば3,000万円の物件であれば数十万円から300万円程度の幅があり、契約時にまとめて用意できるかどうかが投資判断を左右します。

初期費用が変動する要因には、融資をどの程度利用するかや、契約形態、税制の優遇などが挙げられます。

物件価格によって異なる

別の視点から見ると、物件価格が上がるほど初期費用の総額も高額になる傾向があります。

たとえば7,000万円クラスになると物件価格の10%でも700万円と、資金に余裕のない場合はハードルが高くなるでしょう。

物件価格に比例してローンの保証料や仲介手数料も大きくなるため、高額物件を検討する際は初期資金をいかに用意するかを綿密に計画することが求められます。

頭金なしでも購入できる?

ノンバンクや一部の金融機関では、物件価格の全額をローンでまかなう「フルローン」に対応している場合があります。

自己資金ゼロからでも不動産投資を始められる点は、大きな魅力といえるでしょう。

しかしその一方で、金利は銀行融資より高めに設定されることが多く、返済総額が大きくなるリスクもあります。

さらに、空室や修繕といった突発的な支出が重なると、キャッシュフローが一気に悪化する可能性も。

長期的に安定した投資を実現するには、最低限の頭金や運用予備費を手元に確保しておくことが重要です。

将来の資金繰りやリスク管理を見据えたうえで、無理のない資金計画を立てましょう。

 
 

初期費用の主な項目・内訳一覧

初期費用には頭金や手付金といった直接的な購入費用だけでなく、契約手続きに付随するさまざまな経費が含まれます。

税金、保険料、仲介手数料などの合計額が大きくなるため、どのような目的で支払うのかを理解しておくことが必要です。

項目ごとにしっかりと内訳を洗い出し、最終的にいくらかかるのかを事前に把握しておくことで、あとから想定外の出費に悩まされるリスクを回避できます。

初期費用の主な項目・内訳
・頭金/手付金
・不動産仲介手数料
・不動産取得税
・登録免許税
・司法書士報酬
・ローン保証料/ローン事務取扱手数料
・火災保険料/地震保険料
・印紙税
・固定資産税/都市計画税
・修繕積立金/管理費などの清算項目

 

頭金/手付金

頭金や手付金は売買契約を確定させる意味合いを持つため、銀行融資の有無にかかわらずある程度の資金を用意する必要があります。

通常は物件価格の5〜20%ほどを支払うケースが多いですが、フルローンを利用して最小限に抑えることも可能です。

しかし、頭金を減らせばローン額が増えるため、月々の返済負担や長期的な支払いを見据えて計画しましょう。

不動産仲介手数料

不動産を購入する際に仲介会社を通じて契約をすると、「仲介手数料」がかかります。

この手数料は「物件価格の3%+6万円(税別)」が上限と法律で定められており、たとえば3,000万円の物件なら約105万円(税込)にもなるため、決して小さな出費ではありません。

物件選びの際は、以下のような工夫でコストを抑えることも可能です。

・手数料が割引・無料の仲介業者を活用する
・売主が直接販売している「売主物件」を選ぶ(=仲介手数料が不要)

 

気になる物件を見つけたら、仲介手数料の有無や金額の交渉が可能かどうかも確認しておくと、トータル費用をぐっと抑えられる可能性があります。

不動産取得税

不動産取得税は、住宅や土地などの不動産を取得した際に都道府県から課税される税金で、売買・贈与・新築など取得方法を問わず、物件の「固定資産税評価額」に通常4%の税率をかけて計算されます。

支払いのタイミングは購入時ではなく、取得後数か月してから納税通知書が届くのが一般的なため、初期費用としてあらかじめ資金計画に含めておかないと、後から資金が足りなくなる可能性もあります。

ただし、新築住宅や一定基準を満たす中古住宅、宅地などには課税標準の軽減措置が適用されることがあり、認定長期優良住宅などではさらに控除額が拡大される場合もあります。

こうした減税制度を活用すれば、数十万円単位で出費を抑えられる可能性があるため、事前に自治体や不動産会社を通じて適用条件を確認しておくことが大切です。

登録免許税

登録免許税は、不動産の所有権移転登記や抵当権設定登記などを行う際に課される国税で、登記の種類や内容によって税率や計算方法が異なります。

特に住宅ローンを利用する場合には、金融機関の担保として抵当権を設定する必要があるため、物件価格や融資額に応じて登録免許税の負担が増える可能性があります。

登記手続きを行う際には、登録免許税だけでなく司法書士への報酬など登記費用全体を見込んで資金計画を立てておくことで、予期せぬ出費を防ぐことができます。

司法書士報酬

司法書士報酬は、不動産の登記申請や契約書類の作成など、法律的な手続きを専門家に依頼する際に発生する費用です。

報酬額は業務の内容や地域、依頼先によって異なりますが、数万円から十数万円程度かかるのが一般的です。

登記手続きは専門的な知識が必要であり、正確さが求められるため、安心して不動産取引を進めるためにも、司法書士への報酬は必要なコストとして事前に見込んでおくことが重要す。

ローン保証料/ローン事務取扱手数料

銀行ローンを利用する際には、保証会社への保証料や、借入手続きにかかる事務取扱手数料が発生します。

これらの費用は融資金額や金利条件によって異なり、場合によっては数十万円にのぼることもあります。

頭金やその他の初期費用と合わせると大きな支出となるため、あらかじめ資金計画に組み込んでおくことが重要です。

特に長期ローンでは保証料が高額になる傾向があるため、複数の金融機関を比較して、総コストを抑えられる選択をすることが求められます。

火災保険料/地震保険料

不動産を所有する際に欠かせないのが、火災保険や地震保険の加入です。

特に火災保険は、多くの金融機関でローン融資の条件として加入が必須となっています。

保険料は建物の構造や所在地、補償内容によって大きく異なります。

地震保険は任意加入ですが、日本は地震リスクが高いため、万が一に備えて加入を検討しておくと安心です。

印紙税

売買契約書やローン契約書などの各種書類には、印紙を貼付する形で印紙税の支払いが必要です。

税額は契約書に記載された金額に応じて変動し、高額な物件ほど印紙税も高額になります。

近年は電子契約も普及しつつありますが、現時点では紙の契約書が一般的です。

想定外の出費とならないよう、印紙税相当額もあらかじめ資金計画に組み込んでおくことが大切です。

固定資産税/都市計画税

不動産を所有している限り毎年課税される税金で、物件の評価額をもとに算出されます。

購入時には、売主がすでに支払っている分を日割りや月割りで精算することが多く、そのぶんが初期費用として必要になる場合もあります。

固定資産税・都市計画税は長期的にかかる運用コストでもあるため、物件購入時だけでなく将来的な収支計画にも組み込んでおくことが重要です。

修繕積立金/管理費などの清算項目

中古マンションを購入する際には、前所有者が支払い済みの修繕積立金や管理費を、引渡し日を基準に日割り・月割りで清算する必要があります。

これらの費用もれっきとした初期費用の一部であり、契約時に取り決めの内容をしっかり確認することが重要です。

なかでも修繕積立金は、マンション全体の大規模修繕に備える重要な資金であり、購入後も継続的に支払うことで物件の資産価値を維持できます。

 
 

不動産投資の初期費用を抑えるコツはある?

不動産投資の初期費用が大きいと、投資資金を回収するまでの期間が長くなりがちです。

そこで、費用を抑える工夫を実践して効率の良い投資を実現することが重要になります。

頭金や保険コストといった主要項目を見直すのはもちろんのこと、仲介手数料や管理委託にかかる費用を削減できる物件を探すなど、多角的な視点が必要です。

不動産投資の初期費用を抑えるコツ
・売主が直接販売している物件を探す
・頭金を減らして融資額を増やす
・仲介手数料の交渉をする
・火災保険/地震保険を比較して選ぶ
・仲介手数料無料の不動産会社を探す
・中古の区分マンションを検討する

 

売主が直接販売している物件を探す

不動産会社が仲介する物件とは異なり、売主が直接販売している物件を見つけると仲介手数料が不要になる可能性があります。

仲介手数料は物件価格の3%+6万円(税別)が上限のため、これを抑えることで初期費用の削減につながります。

ただし、直接取引は物件の情報開示やリスク説明など、メリット・デメリットをしっかり理解して契約を進めるようにしましょう。

頭金を減らして融資額を増やす

頭金を最小限にすることで、初期費用の総額を抑えることができます。

ただし、融資総額が増える分だけ毎月の返済額や長期の支払金利が上乗せされるため、結果的に総支払額は大きくなる可能性が高いです。

短期的に手元資金を温存したい場合に有効な手段ではありますが、将来のキャッシュフローが悪化しない範囲で計画を立てることが肝心です。

仲介手数料の交渉をする

仲介手数料は法律で上限が定められていますが、必ずしも上限額を支払う必要はありません。

相場や物件の売れ行きなどによっては、仲介業者と交渉して手数料を削減してもらえる場合があります。

すべての業者が値引きに応じるわけではないため、複数の不動産会社や仲介者にアプローチして比較することが理想的です。

火災保険/地震保険を比較して選ぶ

火災保険や地震保険の保険料は保険会社やプランによって差が大きく、比較検討によって大きく節約できるケースがあります。

住宅ローンとセットになった保険商品もあり、意外と割高となる場合も少なくありません。

複数社の見積もりを取り、その補償内容と費用対効果を見極めて選ぶことで、長期的なコスト削減につながります。

仲介手数料無料の不動産会社を探す

大手に限らず、仲介手数料を無料とする独自のサービスを展開している不動産会社も存在します。

こうした会社を利用すれば、数十万円単位で初期費用を削減できる可能性があります。

ただし、物件の情報量やサポート体制が十分であるかどうか、契約条件に不利な点がないかなどをよく確認して利用しましょう。

中古の区分マンションを検討する

中古マンションは新築よりも物件価格が比較的安く、結果として頭金や仲介手数料など初期費用を抑えられることがあります。

さらに、実際の賃貸需要や相場を把握しやすい利点もあるため、投資リスクを分析しやすい点が魅力です。

ただし、築年数が経過している物件は修繕費や管理費が高くなる場合があるため、購入前に長期的な維持費用も確認しておく必要があります。

 
 

物件購入後に発生する費用と注意点

物件を手に入れてからが不動産投資のスタートです。

しかし、安定した家賃収入を得るためには定期的なメンテナンスや空室リスクへの備えなど、継続的に支払いが生じる費用を視野に入れておく必要があります。

想定外の出費を回避するためにも、購入後にかかる費用をあらかじめ整理し、資金繰りに余裕を持たせることが大切です。

物件購入後に発生する費用と注意点
・修繕費/原状回復費
・空室時のリスクと収入ゼロ期間の備え
・管理委託費と委託形態
・所得税/住民税/確定申告の手間
・長期保有時の建物老朽化リスク

 

修繕費/原状回復費

建物や設備の老朽化に備えて、入居者の退去時にはクロス(壁や天井の内装に使われる仕上げ材)や床の補修、設備の交換などの原状回復費がかかります。

また、築年数が経っている物件は大規模修繕が必要になることがあり、予備費としてある程度の積立や貯蓄を行っておくのが理想です。

修繕に費用をかけすぎると収支が圧迫されるため、適正な価格で修繕するための業者比較なども欠かせません。

空室時のリスクと収入ゼロ期間の備え

空室が出ると家賃収入が途切れ、ローン返済や管理費、税金などの固定支出だけが発生する形となります。

長期間入居者が見つからない場合、キャッシュフローが大幅に悪化するため、余裕のある資金計画と家賃保証サービスの選択などで備えを万全にしておきましょう。

定期的なリフォームや適切な募集条件を提示することで、空室期間を短縮する工夫も重要です。

管理委託費と委託形態

不動産会社に管理を委託する場合、家賃の数%を手数料として支払う形が一般的です。

物件の管理状態が良好であれば入居者満足度の向上や長期入居にもつながり、結果的に空室リスクを低減できるメリットもあります。

一方、委託費を抑えようとするあまり管理の質が下がると、物件の価値や入居者確保に悪影響を及ぼす可能性があるためバランスが求められます。

所得税/住民税/確定申告の手間

家賃収入がある場合、所得税や住民税などの税務申告を毎年行う必要があります。

青色申告を選択すると控除額が大きくなるなどの利点がありますが、その分帳簿付けや書類整理といった手間が発生します。

確定申告で不備があると修正申告や追徴課税のリスクもあるため、適切な会計知識や税理士のサポートを活用してスムーズに処理しましょう。

長期保有時の建物老朽化リスク

築年数が経過すると、設備の交換や外壁の補修などの大規模修繕が必要となり、高額な支出が発生する可能性があります。

古い物件ほど修繕頻度が増すため、購入前に建物の状態を詳細にチェックしておくと同時に、長期的な修繕計画を練っておくことが重要です。

物件の価値を保ち、入居者を引きつけるには、定期的に適切なメンテナンスを行う姿勢が欠かせません。

 
 

よくある質問(FAQ)

初めて不動産投資を検討する人の中には、自己資金をどの程度用意すべきかや、各種費用の支払い方法など、具体的な疑問を持つケースが多く見受けられます。

ここでは、そうした代表的な疑問点を取り上げながら、安心して投資をスタートするためのヒントを解説します。

自己資金が0円でも不動産投資は可能?

フルローンを利用すれば、理論上は自己資金が0円でも不動産投資を始められます。

しかしその分借入額が増えて金利負担や月々の返済額が膨らむため、収支計画が一層厳しくなるリスクが生じます。

長期的な安定収益をめざすのであれば、ある程度の自己資金を用意してリスク軽減することをおすすめします。

クレジットカードで支払える費用はある?

仲介手数料や火災保険料など、一部の経費は不動産会社や保険会社の対応次第でクレジットカード決済が可能な場合があります。

カード払いができればポイントやマイルを貯められるため、うまく活用すればお得な面もあります。

ただし、カード決済に対応していない業者や、カード手数料分を上乗せされる可能性もあるので、事前に確認しておくと安心です。

初期費用と運用費用、どちらを重視すべき?

初期費用の削減は投資を始めるうえで大切ですが、物件を長期的に保有する場合は修繕費や管理費といったランニングコストも無視できません。

見かけの初期費用が低くても、運用後のリフォームや空室リスクの対策に多額の出費が必要になることもあります。

両面をしっかりと考慮し、全体として収支がプラスになるかを見定めることが最も重要です。

初期費用はいくらまでなら自己資金で用意すべき?

物件価格や投資目的、現在の資産状況によって異なります。

無理のない返済計画と長期運用を前提に考えるならば、頭金を物件価格の10〜20%程度確保するほうが貸付条件も有利になりやすいです。

自己資金をどの程度投下すべきかは、リスク許容度や他の投資とのバランスを踏まえて総合的に判断してください。

まとめ

不動産投資を成功させるには、初期費用の内訳を正確に理解するだけでなく、購入後に発生する可能性のある各種費用やリスクへの対応策もあらかじめ検討しておくことが大切です。

頭金や仲介手数料、税金などの初期費用を抑える工夫はキャッシュフローを安定させるうえで有効ですが、過度に抑えすぎると返済額やリスクが増大する可能性がある点にも注意が必要です。

長期的に続く家賃収入を視野に入れながら、無理なく継続できる投資計画を構築しましょう。

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