この記事の要約はこちら
・年収700万円は不動産投資を始めやすい水準であり、融資の通りやすさや物件選択の幅が広い。
・年収が低くても、地方の中古マンションや小規模物件を選べば少ない自己資金で始められる。
・年収700万円の会社員は、融資条件が有利で老後資金づくりや保険代わりとしての効果も期待できる。
・一方で、物件選びやキャッシュフロー管理を誤ると赤字リスクがあり、信頼できる不動産会社選びが重要。
・都市銀行・地方銀行・ネット銀行などの特徴を理解し、自分に合った融資戦略と物件タイプを選ぶことが成功の鍵となる。
不動産投資は、安定した家賃収入を得ながら将来の資産を築ける手段として人気を集めています。
とはいえ、「700万円の資金(または年収)で本当に始められるの?」と疑問に思う人も多いでしょう。
実際には、700万円という金額は「ちょうど始めやすいライン」であり、現金購入からローンを活用した投資まで、幅広い選択肢が見えてくる水準です。
本記事では、「700万円で不動産投資はできるのか?」という疑問に答えながら、実際にできる投資の種類・リスク・成功のポイントをわかりやすく解説します。
資金をどう使えば効率よく資産を増やせるのかを紹介していきます。
この記事の目次
不動産投資を始める年収の目安は?
不動産投資を始めるのに「どのくらいの年収が必要なの?」と気になる人は多いでしょう。
たしかに、ある程度の年収があると融資が通りやすくなる傾向はありますが、実際には年収だけで決まるわけではありません。
一般的には、年収500万〜700万円以上あると、金融機関の投資用ローン審査で有利になりやすいと言われています。
これは、不動産投資では借入額が大きくなるため、安定した返済能力があるかどうかを判断しやすい基準となるためです。
そのため、「年収700万円前後」は、不動産投資を始めやすい一つの目安といえます。
年収が低くても不動産投資は始められる?
不動産投資は「高所得者だけができるもの」と思われがちですが、実際にはそうではありません。
楽待の調査によると、不動産投資を始めた人のうち、年収400万円未満が15%、400万円〜600万円が22%と、およそ4割近くが年収600万円未満でスタートしています。
つまり、年収がそれほど高くなくても、不動産投資を始めている人は多いということです。
【大家デビュー時の年収】
| 年収 | 割合 |
| 400万円未満 | 15% |
| 400万円~ | 22% |
| 600万円~ | 23% |
| 800万円~ | 15% |
| 1,000万円~ | 24% |
| 3,000万円~ | 1% |
参考:楽待(らくまち)大家デビュー時の年収や物件価格は? 先輩投資家300人に大調査!
実際、地方の中古マンションや価格帯が手頃なワンルーム物件などを選べば、初期費用を抑えて小さく始めることも可能です。
また、自己資金を頭金にしてローンを組むことで、無理なく返済しながら資産を形成している人もいます。
年収700万円の会社員が不動産投資を行うメリット
年収700万円ほどの会社員にとって、不動産投資は資金面・融資面のバランスがよく、多くのメリットが期待できる投資方法です。
以下では、具体的な利点をご紹介します。
・金融機関の融資が通りやすい
・生命保険代わりになる
・老後の私的年金代わりになる
・手間をかけずに投資できる
少ない自己資金で始められる
年収700万円の会社員は、融資審査で有利な条件を提示されやすく、頭金を少なくしてスタートできるケースもあります。
自己資金を多く残せるため、予備費や次の投資に回す資金を確保でき、精神的にも余裕を持って運用を始められます。
無理のない範囲で投資を始められることは、大きな安心感につながります。
金融機関の融資が通りやすい
年収700万円というのは金融機関が「安定した返済能力がある」と判断しやすいラインであり、複数の銀行や信用金庫から好条件のローンを提案される可能性が高いです。
金利や返済期間を比較して選べる幅が広く、長期的に安定したキャッシュフローを作りやすくなります。
生命保険代わりになる
不動産投資ローンには、団体信用生命保険(団信)が付くことが多く、もし契約者に万一のことがあった場合、残りのローンが保険で完済されます。
その結果、家族にはローンのない不動産が資産として残り、万一のときも安心です。
投資でありながら家族への保障にもつながる点は、大きな安心材料です。
関連記事
不動産投資に団体信用生命保険は必要?加入するメリット・デメリットを解説
老後の私的年金代わりになる
家賃収入が長期的に見込めるため、老後の生活を支える「私的年金」として機能します。
公的年金だけでは不安という人でも、家賃収入があれば生活費を補うことができ、貯金の取り崩しを防ぐことができます。
定年後も安定収入を確保できる仕組みとして、不動産投資は将来設計に役立ちます。
手間をかけずに投資できる
仕事を続けながら不動産投資を行う会社員にとって、管理会社に運用を任せられるのは大きな利点です。
入居者募集や家賃の回収、建物のメンテナンスといった業務をプロに任せることで、手間をかけずに収入を得ることができます。
信頼できる管理会社を選んでおけば、ほとんど手間をかけずに安定的な運用が可能です。
年収700万円の会社員が不動産投資を行う際の注意点
不動産投資には多くのメリットがありますが、同時にリスクや注意点もあります。
特に年収700万円の会社員は、融資が通りやすい分「油断しやすいポイント」に気をつける必要があります。
以下で挙げる注意点を確認した上で、不動産投資の検討を行いましょう。
・購入物件の種類を慎重に選ぶ
・信頼できる不動産会社を見つける
節税効果に期待しすぎない
不動産投資では、減価償却費やローン利息などを経費として計上し、所得税や住民税を抑えられることがあります。
とはいえ、節税ばかりを目的にしてしまうと、結果的に手元にお金が残らないケースもあります。
節税はあくまで「副次的なメリット」と考え、収益性やキャッシュフローを重視した投資を心がけましょう。
関連記事
不動産所得と損益通算の仕組みとは?節税効果から注意点まで解説
購入物件の種類を慎重に選ぶ
不動産投資で成功するかどうかは「どんな物件を選ぶか」にかかっています。
立地や築年数、交通アクセス、周辺環境などをしっかり調べ、長く入居需要が見込める物件を選ぶことが重要です。
とくに築年数が古い物件や地方エリアのアパートは、初期費用が安くても修繕や空室のリスクが高くなる傾向があります。
コストとリターンのバランスを見極めて判断しましょう。
信頼できる不動産会社を見つける
不動産会社は、購入から運用・管理までを支えるパートナーです。
営業トークが上手でも、利益優先でリスクを十分に説明しない会社もあるため注意が必要です。
誠実な対応をしてくれる会社や、運用サポートがしっかりしている会社を選ぶと安心です。
複数の会社を比較し、自分の投資目的に合ったパートナーを見つけることが、長期的な成功につながります。
年収700万円の会社員が不動産投資を行う際の融資戦略
不動産投資を始めるうえで、融資を上手に活用できるかどうかは大きなポイントです。
自己資金を抑えつつ効率よく投資を進めるためには、「どのくらい借りられるのか」「どの金融機関を選ぶべきか」を理解しておく必要があります。
年収700万円の会社員の平均貯蓄額
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令和5年)」によると、年収500万〜750万円未満の世帯の平均貯蓄額は約1,617万円、中央値は700万円という結果が出ています。
| 年収 | 貯蓄額(平均値) | 貯蓄額(中央値) |
| 500~750万円未満 | 1,617万円 | 700万円 |
参考:金融広報中央委員会「知るぽると」家計の金融行動に関する世論調査[総世帯](令和5年)
このデータから、同じ年収帯でも貯蓄額には個人差が大きく、資産形成の進み具合に幅があることがわかります。
貯蓄が多い人は、頭金や諸費用に余裕を持って投資を始めやすく、銀行の融資でも好条件を引き出しやすくなります。
一方で、貯金ばかりにこだわりすぎて「いつか始めよう」と先延ばしにしてしまうと、物件価格の上昇や金利変動による機会損失が生じることもあります。
不動産投資では、貯蓄額そのものよりも「どの程度を無理なく投資に回せるか」を考えることが大切です。
生活資金に余裕を持ちながらも、適切なタイミングで行動することが、効率的に資産を増やすポイントといえるでしょう。
組めるローンの目安は5,000万円
年収700万円の会社員であれば、無理のない返済ができるローン総額の目安はおおよそ5,000万円程度です。
これは、年収に対する年間返済額を25〜30%以内に抑えることで、生活費や急な出費にも余裕を持ちながら投資を続けられる範囲とされています。
まずは1件目の物件で返済シミュレーションをしっかり行い、自分にとって負担のない返済額を把握しましょう。
さらに、複数の金融機関から見積もりを取り、金利や融資期間、保証料などを比較することで、より有利な条件を見つけやすくなります。
年収700万円の会社員におすすめの金融機関
金融機関によって特徴や審査基準は異なります。
たとえば、都市銀行は融資枠が大きく金利も低めですが、審査が厳しく、物件や勤務先の条件が重視される傾向があります。
一方、信用金庫や地方銀行は地域に密着しており、融資審査が比較的柔軟で、個別の事情に合わせて相談しやすいのが特徴です。
また、ネット銀行は店舗を持たない分、金利が低く、手続きをオンラインで完結できる手軽さがあります。
自分で情報を整理し、スピーディーに進めたい人には向いています。
それぞれの特徴を理解し、自分の投資スタイルや目的に合った金融機関を選ぶことが、成功への第一歩になります。
年収700万円の会社員におすすめの不動産投資物件
不動産投資といっても、選ぶ物件の種類や立地によって特徴やリスクは大きく異なります。
年収700万円の会社員にとっては、自己資金と融資のバランスを取りながら安定的に運用できる物件を選ぶことが大切です。
以下では、年収700万円の人が取り組みやすい代表的な物件タイプを3つ紹介します。
・東京都内の中古区分マンション
・三大都市圏の中古区分マンション
・地方の中古一棟アパート
東京都内の中古区分マンション
東京などの都心部にある中古マンションは、賃貸需要が安定しており、空室になりにくいのが大きなメリットです。
価格はやや高めですが、資産価値が下がりにくく、売却時にも比較的有利な条件で手放せる可能性があります。
表面利回りは地方より低めですが、リスクを抑えた堅実な運用をしたい人に向いています。
三大都市圏の中古区分マンション
東京以外の大阪・名古屋・福岡といった三大都市圏でも、人口が多く賃貸需要が安定しているため、安心して運用しやすい環境があります。
都内ほど物件価格が高騰していないため、利回りと資産価値のバランスを取りやすいのが特徴です。
将来的に自分や家族の居住用として使うこともできるなど、柔軟な活用がしやすい物件タイプです。
地方の中古一棟アパート
地方エリアの一棟アパートは、都心に比べて購入価格が低く、利回りが高い傾向があります。
初期費用を抑えつつ大きなリターンを狙いたい人に適しています。
ただし、地域によっては人口減少や雇用環境の変化で入居者が集まりにくくなるリスクもあるため、事前の調査が欠かせません。
周辺環境や管理体制をしっかり整えれば、高い収益性を期待できる投資先です。
関連記事
アパート経営はやめたほうがいい?やめた方がいい人の特徴やよくある失敗例と対策を徹底解説!
よくある質問(Q&A)
年収700万円で不動産投資を始める際によく寄せられる疑問をまとめました。
投資計画を立てるうえでの参考にしてください。
年収700万円で不動産投資を始める場合、最適な物件種別は?
長期保有を重視するなら、都心部や安定的な賃貸需要のあるエリアの区分マンションが無難です。
一方、高い利回りを追求するなら地方の一棟アパートも選択肢に入ります。
しかし資産価値の変動や空室リスクの差があるため、投資スタンスに合わせて検討を進めることが大切です。
年収700万円の場合、不動産投資ローンは最大いくらまで借りられる?
一般的には年収の7〜10倍を目安にした借入が多いと言われますが、金融機関や個人の資産状況、既存のローン状況などで変動します。
あくまで高額融資が可能かどうかは物件評価によるところも大きいため、事前に金融機関と相談して方向性を確かめるのが得策です。
年収700万円の場合、不動産投資の節税効果はどのくらい?
不動産投資で損益通算が可能な場合、所得税と住民税の一部減免が期待できます。
ただし、減価償却や経費計上の要素は年々変化し、一概に大きな減税額を見込めるわけではありません。
節税だけに注力せず、総合的なキャッシュフローの改善を目指すことが大切です。
年収700万円の会社員はフルローンが可能?
フルローンは物件評価が高く、申込者の信用力が高い場合に限り、金融機関が検討してくれるケースがあります。
年収700万円程度であれば、一定の条件を満たせばフルローンが下りる可能性は十分にあります。
しかし、金利や返済総額が大きくなるため、返済シミュレーションを入念に行い、リスク許容度を把握しておく必要があります。
年収700万円で一棟アパート投資は可能?
融資審査の基準をクリアすれば、年収700万円でも一棟アパートを購入する事例は珍しくありません。
自己資金が少なくても、物件の収益性が高ければ銀行が融資を認めるケースもあります。
ただし、一棟アパートの場合は空室リスクや修繕コストが区分マンション以上に大きくなるため、リスク対策を十分に行うことが重要です。
まとめ
不動産投資は、安定収入を得ながら将来の資産形成を目指せる魅力的な選択肢です。
とくに年収700万円という安定した基盤があれば、融資面や物件選択肢の幅が広がり、戦略的な投資が可能となります。
ポイントは、リスク管理とキャッシュフローを綿密に考慮しつつ、自分に合った投資スタンスを見極めることです。
事前に注意点をしっかり押さえて、賢く不動産投資をスタートさせましょう。
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