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・変額保険は保険と資産運用を組み合わせた商品で、運用成果によって解約返戻金や保険金が変動する仕組み
・運用成果次第で大きなリターンが期待できる反面、リスクやコスト面などの注意点も多い
・変額保険が向いているのは、資産運用と保障をセットにしたい人、
・変額保険が向いていないのは、短期でリターンを得たい人や自分で運用したい人、長期的な資産運用をしたい人、運用はプロに任せたい人
・NISAやiDeCoとの違いは「保障機能の有無」や「流動性・コスト」で、目的に応じた使い分けが必要
変額保険は、保障と資産運用の機能を一体化した商品として注目を集めています。
万が一の際の保障を確保しながら運用成果を追求できる一方で、市場環境や運用の仕方によっては損失が生じる可能性もあるため、その仕組みやリスクをしっかりと理解することが重要です。
本記事では、変額保険が本当に儲かるかどうかを中心に、メリットやデメリット、他の資産形成手段との比較などを詳しく解説します。
ご自身のライフプランやリスク許容度と照らし合わせながら、加入の検討にお役立てください。
この記事の目次
変額保険が儲かるかどうかは運用成果次第
変額保険が本当に儲かるかどうかは運用成果次第です。
運用成果は市場環境や投資先の選択、運用期間などに大きく左右されます。
市場環境が良いタイミングで投資を開始すれば、比較的大きなリターンを期待できるかもしれません。
しかし、経済が不調なときや投資先の選定がうまくいかない場合には、解約返戻金が思ったほど増えない、あるいはこれまで支払った保険料の総額を下回ることさえあるでしょう。
運用期間は長期的であればあるほど、短期的な価格変動の影響を受けにくくなりますが、社会情勢や経済動向の変化は避けられません。
このように、変額保険による儲けは投資と同様にリスクとリターンによって決まるため、長期的な運用視点を持ち、適切な商品選択とリスク管理をすることが重要です。
リターンを得られることもあれば、元本割れのリスクもあるから、長期視点とリスク管理が大事だね!
「変額保険は儲かる」と言われる理由
一般的に「変額保険は儲かる」と言われている理由は次のとおりです。
・運用成果次第で解約返戻金や保険金が増える可能性があるから
・長期運用でインフレリスクに強いから
ここではそれぞれの詳細を確認していきましょう。
運用成果次第で解約返戻金や保険金が増える可能性があるから
変額保険は保障と資産運用を兼ね備えた商品で、運用成果によって解約返戻金や保険金が変動します。
一方で円建ての死亡保険は資産運用の機能がなく、契約時に解約返戻金や保険金が固定される仕組みです。
変額保険は一般的な死亡保険とは異なり、運用成果次第で解約返戻金や保険金が大きく増える可能性も秘めているため、「儲かる」と言われることがあります。
長期運用でインフレリスクに強いから
変額保険は運用成果に応じて解約返戻金や保険金が変動する仕組みで、長期的に資産を分散させることができればインフレによる実質損失を抑えやすい商品です。
そのため、変額保険は資産を現金で保有する場合と比べて「儲かる」と言われることもあります。
継続的に物価が上昇するインフレ環境では、現金や定額型の保険商品は実質的に価値が目減りする恐れがあります。
たとえば、毎年2%ずつ物価が上昇すると、現在100万円のものは5年後に約110万円となり、100万円の現金の価値が90万円まで目減りするということです。
一方、変額保険のように投資対象がインフレに伴い成長する資産であれば、インフレによる目減りをある程度軽減する効果を期待できます。
迷ったときは、老後資金や家計とのバランスを踏まえて提案してくれるFPに保険相談してみると安心です!
変額保険とは?基本の仕組み・運用方法・種類
変額保険は、生命保険の保障と資産運用を兼ね備えた商品です。
ここでは変額保険の仕組みや運用方法、種類をおさらいしていきましょう。
変額保険の仕組み
変額保険は、保険料の一部が保険費用に充てられ、残りの金額を保険会社が株式や債券などで運用し、その成果によって将来受け取る保険金や解約返戻金が変動する仕組みです。
死亡保険金には最低保証(基本保険金)がありますが、解約返戻金や満期保険金には最低保証はありません。
解約返戻金や満期保険金は運用成果次第で払い込んだ保険料を大きく下回る可能性もあるため、加入時にしっかりとリスクとリターンを理解する必要があります。
変額保険の運用方法
変額保険の運用方法は、契約者が運用対象(投資先)を選び、保険会社が運用するケースがほとんどです。
運用対象は保険会社ごとに異なりますが、国内株式や海外株式、債券、REITなどがあります。
商品によっては毎月運用対象を自由に変更できます。
運用中は運用益に対する課税はなく、解約時や年金受取開始時まで繰り延べられる仕組みです。
変額保険は運用成果によって保険金が変動する商品を運用する「特別勘定」で管理されます。
変額保険の種類
変額保険は主に3種類で、それぞれ保険期間や保険金の受け取り方などに違いがあります。
・有機型
・終身型
・年金型
有期型
有期型の変額保険は、一定期間だけ保障を得られる商品です。
保障期間が終わると保険は終了し、満期保険金も運用成果によって変動します。
有期型は比較的保険料が抑えられる傾向がある一方で、終身型のように長期的な死亡保障を希望する場合は不向きです。
短期から中期にかけての運用成果を狙いたい場合には、有期型も選択肢のひとつとなりますが、解約のタイミングや市場状況を見誤ると元本割れのリスクが高まります。
終身型
終身型の変額保険は、一生涯にわたって保障が続く商品です。
被保険者が亡くなった際には、運用成果に応じた死亡保険金が支払われるため、長期的な保障が必要な場合や、相続対策を兼ねて運用したい人には向いています。
死亡保険金には最低保証があり、相場が大幅に下落したとしても一定の保障を確保できるのがメリットです。
年金型
年金型の変額保険は、特定の年齢に達したときから、保険金を年金として受け取れる商品です。
受け取れる年金額は、積立期間の運用成果によって変動する仕組みです。
年金開始日前に被保険者が死亡した場合は、死亡保険金などを受け取れるため、老後に向けた資産づくりと保障を強化したい方に適しています。
種類も有期型・終身型・年金型があって、それぞれ保障期間や受け取り方が違うんだね。
変額保険のメリット
変額保険には、保障と資産形成を同時に行える点やインフレ対策になる点など、多くのメリットがあります。
ここでは6つのメリットを解説します。
・運用成果次第で増える可能性がある
・死亡保険金には最低保証がある
・運用中は課税されない
・インフレリスクに備えやすい
・生命保険料控除の対象になる
保障と資産形成をセットにできる
変額保険は、万が一の保障と資産形成をセットにできることが大きなメリットです。
死亡時には最低保証のついた死亡保険金を確保しつつ、解約返戻金や満期保険金で資産運用成果を期待できます。
また、保険と投資商品を個別に行うと管理が煩雑になりがちですが、変額保険なら一本化できるため管理もしやすいでしょう。
運用成果次第で増える可能性がある
運用対象の市場や運用成果が好調であれば、解約返戻金や保険金が大きく増える可能性があります。
もちろん、運用スタイル次第でリターンの大きさも変わります。
ハイリスク・ハイリターン型の投資先を選ぶと値動きが大きくなるため、慎重に選択しなければなりません。
それでも、運用成果によって保険金などが変動するのは変額保険ならではの特徴であり、この伸びしろの存在が、メリットのひとつと言えます。
死亡保険金には最低保証がある
多くの変額保険商品では、運用が悪化しても死亡保険金だけは一定額を保証する仕組みがあります。
株式市場が大きく下落しても、遺された家族に最低限の保険金を残せるのは保険ならではのメリットです。
この最低保証は、投資信託単体では得られない部分です。
元本割れリスクがある投資商品を利用しながらも、保険の保障機能を得られる点は安心材料と言えるでしょう。
運用中は課税されない
変額保険の運用中に生じる運用益は、保険契約の中で非課税のまま再投資されることが一般的です。
配当金や売却益が発生しても、保険契約の枠内であれば課税されないため、運用効率は高くなります。
これが複利効果の面で大きなメリットとなり、長期運用であればあるほど運用益を再投資して資産を増やしやすくなります。
ただし、解約時や満期時にまとめて課税が行われる場合もあります。
契約内容をよく確認して、将来の税金負担も考慮した運用計画を立てることが大切です。
インフレリスクに備えやすい
インフレが進むと、定額型の保険金や現金の価値は相対的に目減りしがちです。
一方、変額保険は投資対象の資産価格がインフレとともに上昇すれば、そのリターンを得られるため、インフレリスクへの耐性が比較的高いと言えます。
ただし、インフレ期には金利や為替が大きく振れることもあり、運用が大きなプラスになるケースもあれば、相場の混乱で一時的にマイナスを出す場合もあるでしょう。
インフレ対策としては、単一の資産に集中するのではなく、さまざまな資産へ分散投資することが大切です。
変額保険の運用対象を定期的に変更したり、複数の運用対象がまとまった総合型を選んだりするのも有効な選択肢です。
生命保険料控除の対象になる
変額保険で払い込む保険料は、生命保険料控除の対象となります。
これにより、所得税や住民税の負担を軽減できるため、運用益だけでなく税金面でのメリットも期待できます。
変額保険は生命保険料控除の「一般生命保険料控除」の対象で、払い込んだ保険料の金額に応じて、所得税は最大40,000円、住民税は最大28,000円が控除されます。
生命保険料控除を適用するには年末調整や確定申告が必要です。
うまく活用すれば手元に残る資金が増える可能性があるため、面倒くさがらずに手続きをしましょう。
それに、運用中は課税されずに効率的に資産を増やせるし、インフレにも比較的強い。さらに生命保険料控除の対象になるから税金面でもメリットがあるんだね。
変額保険のデメリット
変額保険には運用リスクやコスト面など、注意すべきデメリットも存在します。
・運用にかかるコストが割高
・短期運用・短期解約に向かない
元本割れをする可能性がある
変額保険は、運用成果によっては解約返戻金が払込保険料を下回る可能性があります。
特に株式やハイリスク運用商品に資金を配分している場合、大きなマイナスを出すリスクも高くなるため注意しましょう。
元本保証のある生命保険とは異なり、変動リスクを負うことになるため、商品特性をよく理解した上で加入する必要があります。
使う予定のある資金を投じるのは避け、余裕資金で運用するのが基本です。
また、解約のタイミングも重要です。
市場が大きく下落している時期に解約すると損失が拡大しやすいため、長期保有を前提にリスクをコントロールすることが求められます。
運用にかかるコストが割高
変額保険は、保険関係費用や運用関連費用などの費用が発生します。
単純な投資と比べると、費用構造が複雑で合計負担が大きくなりやすいでしょう。
総費用を把握せずに契約すると、せっかくの運用益をコストで目減りさせてしまう可能性があります。
契約前にしっかりと費用項目を確認し、低コストな保険会社や運用商品を選ぶなどの対策が必要です。
短期運用・短期解約に向かない
変額保険は、長期的な運用を前提に設計されています。
短期間で運用成果が低い状態で解約すると、支払った保険料よりも解約返戻金が下回り、元本割れする可能性が高まります。
また、早期解約時には積立金額から経過年数に応じて、一定額を差し引かれる(解約控除)に注意が必要です。
すぐに現金化する必要がある資金で加入するのはリスクが大きいため、契約の際には「何年くらい保有できるか」をしっかり考えておきましょう。
運用次第では元本割れのリスクがあるし、コストも割高になりやすい。それに短期で解約すると損をする可能性も高いから、長期的に余裕資金で運用する前提じゃないと難しいね…
自分に合っているか判断するには、ライフプランやリスク許容度を整理する必要があるね。
迷うときはFPに相談して、無理のない運用計画を立てるのが安心だよ。
変額保険が向いている人
以下に当てはまる人は、変額保険を効果的に活用できる可能性があります。
・万が一への供と資産運用を同時にしたい人
・長期的な資産運用をしたい人
・運用はプロに任せたい人
万が一への備えと資産運用を同時にしたい人
変額保険は、万が一への保障と資産運用を同時にしたい人に向いています。
最低保証金付きの死亡保険で、いざというときの家族への資産を確保しつつ、解約返戻金や保険金部分は運用成果による増加を期待できます。
投資と保険契約を別々で行う場合と比べて、手続きや資産管理の煩雑さを減らせることも魅力です。
ただし、保障と運用を一体にすることで融通が利かなくなる面もあるため、将来的に保険を切り離したい場合などは、あらかじめ他の選択肢も検討したほうがよいでしょう。
長期的な資産運用をしたい人
変額保険は長期保有で効果を発揮しやすい商品です。
長期的にコツコツ積み立てていく運用スタイルを好む人に向いているでしょう。
長期的に見れば、市場が好調な時期と不調な時期は必ず訪れます。
短期的な市場の動きに一喜一憂せず、粘り強く投資を続けられるかどうかが、変額保険を選ぶうえで大切なポイントです。
運用はプロに任せたい人
自分で株式や投資信託を選んで取引するのは手間がかかりますし、知識や経験も必要です。
変額保険なら運用対象を選ぶだけでよく、実際の運用は保険会社に任せられます。
自分でタイミングを見計らって売買するのが難しい、あるいは相場をチェックする手間を省きたい人にとっては、変額保険が向いています。
ただし運用がうまくいかなかった場合でも、自分自身が損失を被る点は変わりません。
プロに任せるとはいえ、結果に対する責任は契約者自身にあることを忘れないようにしましょう。
変額保険が向いていない人
変額保険は次のような人にとって不向きと言えます。
・短期間で成果を求める人
・保障と運用は別にしたい人
・自分で運用をしたい人
ひとつでも当てはまる場合は、投資スタンスやリスク許容度に合わせて、変額保険以外の選択肢も検討するとよいでしょう。
短期間で成果を求める人
短期間で大きいリターンを望むのであれば、変額保険は不向きといえるでしょう。
他の投資方法のように短期的なサイクルで利益を狙う性格の商品ではないため、価格が上がったからすぐに売却して利益を確定するといった運用方法はできません。
また、変額保険は保険の要素があり、早期解約時には所定の計算方法に応じて解約返戻金から一定額が差し引かれる「解約控除」も発生します。
変額保険の特徴を踏まえたうえで、投資スタイルに合わせた商品選びをするのが賢明です。
保障と運用は別にしたい人
保険はあくまで万が一への備えとして利用し、運用は自由度の高い投資信託や株式で行いたいという人も少なくありません。
変額保険は保障と資産運用を兼ね備えた商品としては利便性がある一方、保険と運用双方に所定の費用が発生します。
保険と投資の役割をはっきり分けたい人にとっては、変額保険はコストが上乗せされているだけと見えてしまうこともあるでしょう。
自分で運用をしたい人
変額保険の運用は保険会社が行うため、自ら運用を行いたい人にも不向きです。
個別株などの投資対象を自ら売買しながら資産形成したい人にとって、変額保険は運用先の選択肢が保険会社に制限されている点がデメリットに映るかもしれません。
ファンドの選択は自由に見えても、直接投資と比べるとコストや制限が多く、本格的な投資戦略を立てるには物足りないと感じる場合もあります。
投資によるリスクとリターンを自分自身で完全にコントロールしたい場合は、変額保険ではなく証券口座や各種投資サービスを利用するほうが適しているでしょう。
変額保険と他の資産形成手段の違い
変額保険以外にも資産形成の手段は数多くあるため、比較しながら目的に合う選択をすることが大切です。
ここでは変額保険と他の資産形成手段との違いを解説します。
NISA・iDeCoとの違い
変額保険は保険機能を備えつつ運用を行うため、NISAやiDeCoなど純粋な投資とは異なる点があります。
NISAは年間の投資額に上限があるものの、投資で得られた利益が非課税となる制度です。
運用や元本割れなどのリスクはあるものの流動性が高く、途中で売却することもできます。
iDeCoは老後資金形成を目的に、自分で掛金を拠出して運用し、60歳以降に給付金を受け取れる制度です。
掛金が全額所得控除の対象となるなど税制面で大きなメリットがある反面、原則として60歳まで引き出しができないなど、流動性は低くなっています。
NISAやiDeCoと変額保険との大きな違いは、保険機能の有無です。
保険料控除が受けられる点や死亡保険金の最低保証など、変額保険にはNISAやiDeCoにはないメリットがあります。
一方で変額保険は、資産運用費用と保険関係費用など多くの費用がかかり、解約の制約もある点に注意が必要です。
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NISAと変額保険はどっちがおすすめ?目的別の活用法
外貨建て保険・終身保険との比較
外貨建て保険と終身保険はどちらも保険商品ではありますが、変額保険とは運用方法やリスクが異なります。
外貨建て保険は保険料を外貨で運用するため為替リスクを伴っており、円安になれば運用益が大きく見込める一方で、円高で損失を被る恐れもあります。
終身保険は保険金額が基本的に固定され、一生涯の保障が続く商品です。
運用リスクは低いものの、インフレ時には価値が目減りする可能性があります。
変額保険は、運用成果に応じて保険金や解約返戻金が変動する仕組みで、運用対象によってリスクはさまざまです。
関連記事
外貨建て保険と変額保険はどちらがいいのか?知っておきたい違いと選び方
商品性・コスト・運用リスクから見る比較のポイント
資産形成の手段はさまざまあるため、自分の目的やリスク許容度に適した商品を選ぶことが、後悔しないための最善策となります。
商品性やコスト、運用リスクなどの条件を細かく確認すると、商品ごとの特徴を比較しやすくなります。
変額保険とその他の資産形成手段の違いを下表にまとめましたので、比較の参考にしてください。
| 変額保険 | NISA | iDeCo | 外貨建て保険 | 終身保険 | |
| 主目的 | 保障+資産形成 | 資産形成 | 資産形成+老後資金準備 | 保障+資産形成 | 保障中心+貯蓄 |
| 税制メリット | ・生命保険料控除 ・運用中は運用益非課税 ・死亡保険金の相続非課税枠 |
・運用益非課税 | ・掛金が全額所得控除 ・運用益非課税 |
・生命保険料控除 ・相続非課税枠 |
・生命保険料控除 ・相続非課税枠 |
| 運用リスク | ・元本割れリスク (運用成績次第) |
・元本割れリスク (商品次第) |
・元本割れリスク (商品次第) |
・為替リスク ・金利変動リスク ・元本割れリスク |
・インフレリスク |
| コスト | 高め (保険・運用の手数料) |
低め (商品による) |
低め (商品による) |
高め (保険・運用の手数料+為替コスト) |
高め (貯蓄型の場合) |
| 流動性 (引き出しやすさ) |
低い (中途解約は元本を下回る 可能性) |
高い (いつでも売却可) |
低い (原則60歳まで引き出し不可) |
低い (早期解約は解約控除あり) |
低い (中途解約は元本を下回る 可能性) |
変額保険を選ぶときに押さえたいポイント
変額保険といっても保険会社によって商品性が異なります。
選ぶときは以下のポイントを押さえておきましょう。
・投資目的か保障目的かを明確にする
・契約時・解約時のコストや手数料を理解する
・複数の保険会社や運用商品を比較検討する
投資目的か保障目的かを明確にする
変額保険を選ぶ前に、投資目的か保障目的なのかを明確にしましょう。
「保険として利用しながら、そこそこの運用益を得たい」という目的で利用するのもひとつの方法です。
ただし、どちらを優先するかという軸がないと、途中で方針にブレが生まれがちです。
保険要素を厚くすればコストも上がりやすいですし、運用要素を重視すればリスクも増します。
もし投資だけを目的とする場合は、変額保険以外の選択肢も視野に入れる必要があるでしょう。
契約時・解約時のコストや手数料を理解する
変額保険は、契約時の手数料や解約時の控除など、さまざまなコストが発生します。
保険会社の商品ページなどを確認し、初期費用や定期的に差し引かれる運用関係費用など、総合的にどのくらい支払うことになるのかを把握しておきましょう。
保険会社によっては、解約時に解約控除が差し引かれ、返戻金が少なくなる期間が設けられています。
契約前にこうした条件を確認しておかないと、運用益が出ても、最終的に手数料が差し引かれて思ったほど利益が残らない可能性があります。
面倒かもしれませんが、コストや手数料は事前にしっかりと調査しましょう。
複数の保険会社や運用商品を比較検討する
保険会社によって、選べる特別勘定のラインナップや運用方針などが異なります。
複数社の提案を聞き比べることで、自分に最適な商品を見つけやすくなるでしょう。
同じような商品名でも、手数料体系や定額部分の保証率など細部が違うことがあります。
わずかな違いが長期的には大きな差となって現れるため、比較検討の労力を惜しまないことが大切です。
とはいえ、ひとりで多くの商品を調べて比較するのは手間がかかります。
必要に応じて無料保険相談を利用することで、専門家のアドバイスを受けながら効率よく商品を選べます。
変額保険に関するよくある質問(FAQ)
変額保険について多くの方が気になるポイントをQ&A形式で整理しました。
変額保険って本当に損をすることがあるの?
変額保険は運用成果が悪い場合、支払った保険料より解約返戻金や保険金が下回ることがあります。
投資商品としてのリスクを伴うため、損をする可能性は確かに存在します。
ただし、死亡保険金には最低保証(基本保険金)がついている商品がほとんどです。
資産運用と保障の両立を図りたい人には、適切な商品を選べば有用な選択肢となるでしょう。
市場の動向や保有期間が大きく影響するため、短期で判断するのではなく、長期的な視点でメリット・デメリットを総合的に考慮することが大切です。
NISAと変額保険、どっちで資産形成するのがおすすめ?
純粋に投資を重視したい場合はNISA、万一の保障や保険特有の優遇を得たい場合は変額保険という選択肢が考えられます。
どちらも税制面の優遇はありますが、保障機能があるかないかで用途が変わります。
NISAは運用益が非課税となるメリットがあり、いつでも自由に売買できる流動性が高い点が魅力です。
ただし、死亡保障は付かないため、家族への保障を優先したい人には不向きです。
変額保険は生命保険料控除や相続税非課税枠があり、保険機能を求める人には魅力的ですが、コスト面や解約条件はより厳しいことが多いです。
それぞれの特徴を把握し、自分の目的に合った商品を選びましょう。
変額保険の元本割れはどんなときに起こる?
株式市場や債券市場が大幅に下落するなど、運用先の価値が下がった場合には、解約返戻金が支払保険料を下回る可能性があります。
これは投資商品が持つリスクと同様です。
また、短期解約による解約控除や早期解約時の保険契約に関するペナルティなども考慮しなければなりません。
こうした費用を差し引くと元本割れが起こりやすくなります。
したがって、変額保険は長期的に保有することが前提となる商品です。
短期のうちに大きなリスクを取るのではなく、余裕資金でじっくり運用してこそ、その価値を発揮しやすくなります。
変額保険の運用先(特別勘定)は自分で選べる?
多くの変額保険商品では、保険会社が提供する特別勘定のラインナップの中から投資先を選ぶことができます。
株式中心型、債券中心型、バランス型など、リスクやリターンの異なるコースをそれぞれ用意していることが一般的です。
ただし、自由に株式を売買したり、独自の投資信託を組み合わせたりするのとは違い、保険会社が用意した選択肢に限定される点が特徴です。
選択肢が豊富な会社を選ぶかどうかで運用成績も変わる可能性があります。
投資先の選定や配分比率の変更などが簡単にできる商品もあれば、一度決めると変更に手数料がかかったり、回数が制限されたりするケースもあります。
商品選びの際は運用先の柔軟性も比較材料となるでしょう。
まとめ
変額保険が本当に儲かるかどうかは、市場の状況や運用期間、商品選びに左右されます。
保険特有の優遇や保障がある反面、投資商品としてのリスクとコストも存在するため、総合的な検討が欠かせません。
保険と投資を同時に行いたい人、高いリターンが期待できる一方でリスクも受け入れられる人には、変額保険が有力な選択肢となり得ます。
一方で短期的に資産を増やしたい場合や、保障と運用を切り離したい人には不向きかもしれません。
最終的には、自分のライフプランや目的に合った商品選びと、長期的な視点が重要です。
疑問点や不安があれば、専門家に相談したり、複数の商品を比較したりして、納得のいく判断を心がけましょう。
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