この記事の要約はこちら
・個人年金保険は、一定期間保険料を支払い、契約時に定めた年齢から年金を受け取れるシステム
・確定年金タイプ、有期年金タイプ、終身年金タイプがあり、運用方法には定額年金タイプ、変額年金タイプがある
・公的年金よりも多くの老後資金を確保でき、生命保険料控除を受けることも可能
・途中で解約すると損になるほか、インフレリスクに対応できない点がデメリット
・個人年金保険は、老後資金を増やしたい、コツコツ資産運用をしたい人におすすめ
・加入前に自分に合う個人年金保険商品をしっかり見極めることが大切
30代に入り、老後の過ごし方について考え始める方もいるでしょう。
公的年金に上乗せする「私的年金」の中で、加入者が年々増えつつあるのが、個人年金保険です。
「よく見聞きするから」「周囲がやっているから」といった安易な理由で始めるのではなく、個人年金保険の仕組みを正しく理解し、自分に向いているのかを確認したうえで加入を検討しましょう。
この記事では30代の人が個人年金保険に加入するメリットや注意点、保険商品の選び方を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
30代に個人年金保険はおすすめ?加入する3つのメリット
30代が個人年金保険に加入するメリットは多数あります。
自分には関係ない、まだ必要ないと思っている方も、ぜひメリットをチェックしてみてください。
・公的年金だけよりも老後が安心
・個人年金保険料控除を利用できる
・若いうちに加入すると返戻率が高くなる
公的年金だけよりも老後が安心
個人年金保険に加入することで、将来公的年金以外の収入が増え、老後資金を増やすことが可能です。
厚生労働省の「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、年金の平均受給額は以下のとおりです。
- 国民年金+厚生年金受給者:14万7,360円
- 国民年金受給者:5万7,700円
一方、生命保険文化センターの「令和4年度生活保障に関する調査」では、老後生活にかかる費用に関して以下のような調査結果が出ています。
- 夫婦2人で老後生活を送る上で必要と考える最低日常生活費:約23.2万円
- ゆとりある老後生活を送るために必要な金額:約37.9万円
つまり、年金だけでは、思うような老後生活が送れない可能性があるということです。
個人年金保険に加入しておけば、年金以外の収入源を確保できるため、ゆとりある生活を送れるようになるかもしれません。
貯金がうまくできていない、貯金よりも将来使える金額を増やしたい方には、個人年金保険の加入がおすすめです。
個人年金保険料控除を利用できる
個人年金保険で支払った保険料は、個人年金保険料控除の対象です。
生命保険料控除とは、1年間に支払った保険料に応じて所得から控除を受けられる制度です。
個人年金保険料控除は生命保険料控除の一つで、最大4万円の控除を受けられます。
控除を受けると所得税や住民税の負担を減らすことが可能です。
30代で個人年金保険に加入しておくと、生命保険料控除による節税効果を長く受けられます。
若いうちに加入すると返戻率が高くなりやすい
30代のうちに個人年金保険に加入すると、返戻率が高くなる点も大きなメリットです。
同じ保険料の支払いでも、20代、30代、40代と年齢によって将来受け取れる年金額は変動するケースが多いです。
年齢が高くなってから個人年金保険に加入しても、将来受け取れる年金額は減ってしまうことが多いので、早めの加入を検討することがおすすめです。
さらに若いうちに入ると返戻率が高くなるのもメリットだね。
将来に向けて「どのくらい備えるべきか」「学資や医療など他の保障とのバランスはどうするか」は人によって違うから、
まずは保険相談サービスを活用して、自分に合ったプランを一緒に考えてみるのがおすすめです!
30代が個人年金保険に加入する際の注意点
30代で個人年金保険に加入するメリットは多数ありますが、同時に考えられるデメリットも確認しておく必要があります。
途中解約やインフレリスクなど、将来のことも考えて個人年金保険への加入を検討しましょう。
・途中解約すると元本割れするリスクがある
・インフレリスクに対応しにくい
途中解約すると元本割れするリスクがある
個人年金保険は、契約途中で解約すると、解約返戻金が少なくなり、元本割れする可能性があります。
20代や30代など、早い段階で個人年金保険に加入していれば将来受け取れる年金額は高くなります。
ただし若いうちは転職や出産などのライフイベントにより、保険料を支払い続けられなくなる可能性も十分あるでしょう。
個人年金保険は保険料払込期間中に解約すると、払い込んだ保険料を下回る金額しか受け取れない場合も少なくありません。
インフレリスクに対応しにくい
個人年金保険は、物価上昇にともなうインフレリスクに弱いというデメリットがあります。
インフレは、物価が上昇することでお金の価値が下がることです。
たとえば、これまで100円で購入できていたものが120円になると、同じ100円でも物価上昇後のほうがお金の価値はひくくなってしまいます。
日本では現在、インフレを進める取り組みが続いているため、今後も物価は上昇し続けることが予想されています。
個人年金保険は将来受け取れる年金額が、契約時点で決まっているケースが多く、将来インフレが続いた際には年金を受け取れても生活が苦しくなる可能性があります。
個人年金のデメリットや注意点については、以下の記事でも詳しく解説しています。
個人年金保険に入るなと言われる理由は?おすすめな人についても紹介
途中解約すると元本割れのリスクがあったり、
インフレに弱いという注意点もあるんだね。
迷ったときは保険相談サービスを利用して、自分に合った老後資金の準備方法を一緒に検討してみましょう。
個人年金保険がおすすめな30代の特徴
個人年金保険に加入するのがおすすめな30代の人の特徴を紹介します。
自分の将来設計やお金の使い方に応じて、最適な資産運用方法を選びましょう。
・投資に苦手意識がある人
・個人事業主・フリーランスの人
老後資金を増やしたい人
個人年金保険は、老後資金を増やしたい人におすすめです。
現在、日本の普通預金の金利は、ゆうちょ銀行で0.002%。
600万円を10年間口座に入れっぱなしでも、1,200円の利息しかつきません。
一方で、個人年金保険に加入すれば、将来受け取れる金額を20万円、30万円と増やすことが可能です。
年金受取率や定額保険、変額保険によって将来受け取れる金額は変わりますが、普通口座に入れっぱなしにしておくよりもお金が増えるケースがほとんどです。
また、個人年金保険は保険料控除の対象となり節税効果もあるので、トータルで考えるとさらにお得です。
投資に苦手意識がある人
老後に向けて資産形成をしたいと考えているものの、株や投資信託など元本保証のない商品に投資するのは怖いと感じる人もいるでしょう。
実際、これらの投資商品は相場によって価格が大きく変動するため、老後資金が必要になったタイミングで大きく資産を減らしている可能性もゼロではありません。
一方、個人年金保険の場合は、途中解約しない限り、基本的には受け取れる年金額が契約時に確定します。
つまり、ある程度堅実に老後資金を準備することが可能です。
個人事業主・フリーランスの人
個人事業主、フリーランスの人は、会社員とは違い厚生年金には加入できません。
そのため老後に厚生年金を受け取れず、国民年金の支給額のみで生活する必要があります。
現在、国民年金と厚生年金の合計支給額は14万円程度で、国民年金は5万円程度です。
将来に向けてコツコツ老後資金を用意したい方は、個人年金保険で資産運用をすることをおすすめします。
ほかにも、個人事業主やフリーランスが年金を増やすには、個人年金基金に加入する方法もあります。
保険相談窓口などを利用して、自分に向いている老後資金の準備方法を検討することが大切です。
もし「自分にはどんな保険や方法が合うのか」迷ったら、保険にプロに相談をしてみましょう!
個人年金保険をおすすめできない30代の特徴
個人年金保険をおすすめできない30代の方もいます。
自分が以下の条件にあてはまる場合は、今一度加入をよく検討しましょう。
・資産を大幅に増やしたい人
中途解約する可能性がある人
個人年金保険は、払込期間中に解約すると、返戻金が少なくなり損をしてしまいます。
ライフプランを考えるうえで、今後大きな出費を予想している方は、個人年金保険の加入を慎重に考える必要があります。
結婚や出産、育児には、想像以上にお金がかかります。
将来必要な金額をよくシミュレーションし、無理のない範囲で保険料の金額を決定することも大切です。
資産を大幅に増やしたい人
個人年金保険はお金を失うリスクが低い分、得られるリターンも低いです。
投資によってより大きな利益を追い求めたい方は、別の運用方法を選択することもおすすめです。
資産運用の種類はさまざまあり、なかには大きなリスクを伴う分、大きなリターンを期待できる方法もあります。
正しい知識を身に着けていても失敗するリスクはありますが、生活資金を十分に確保したうえで投資にチャレンジし、個人年金保険よりも高い利益を目指してみてもいいでしょう。
関連記事
投資信託はやめたほうがいいって本当?デメリットや失敗しないためのポイントを解説!
【30代向け】個人年金保険の選び方
30代が個人年金保険に加入する際のチェックポイントを解説します。
個人年金保険にはさまざまな種類があるので、自分に合った商品を見つけるのは大変です。
以下のポイントを確認しつつ、分からない点は保険のプロに相談するなどして、最適な商品を見つけましょう。
・年金の使い道を明確にする
・年金の受け取り方法を確認する
・運用方法を確認する
・支払い方法を確認する
・返戻率を比較する
年金の使い道を明確にする
年金の使い方も明確にしたうえで、個人年金保険を選びましょう。
個人年金保険は、年金受取可能期間によって以下の3種類に大きく分けられます。
- 確定年金:生死にかかわらず、一定期間年金を受け取れる
- 有期年金:被保険者が生きている間に限り、年金を受け取れる
- 終身年金:一生涯にわたって年金を受け取れる
60歳で定年退職し、公的年金が支給される65歳までの生活資金を補いたい場合は、確定年金や有期年金がおすすめです。
公的年金だけでは不足する生活費を補いたい場合は、一生涯年金を受け取り続けられる終身年金を選ぶと良いでしょう。
年金の受け取り方法を確認する
個人年金保険は、支給開始年齢に到達した時点で一時金として一括でお金を受け取る方法と、年金形式で毎月少額ずつ受け取れる方法があります。
一時金として受け取ればまとまったお金が手に入り、趣味に使ったりそのお金で投資をしたりなど、さまざまな使い方ができます。
一方で年金形式での受け取りよりも受け取れる金額が減ってしまう点には注意が必要です。
一時金で受け取りたい場合は年金払いとの総額の差を確認し、損をしても許容できる金額かを確認しておく必要があります。
運用方法を確認する
個人年金保険の運用方法も確認しておきましょう。
個人年金保険の運用方法は、大きく以下の2種類に分けられます。
- 定額保険:契約時に将来受け取れる年金額が決まる
- 変額保険:保険料の一部を株や債券などで運用するため、運用成果によって年金額が決まる
将来いくら受け取れるかがわかっていた方が安心な場合は、定額保険を選ぶと良いでしょう。
一方、少しでも多く年金を受け取りたいと考えている場合、損失を出すリスクはありますが、変額タイプを選ぶのがおすすめです。
また、個人年金保険には外貨建てと円建てがあります。
円建てはその名の通り日本円で運用するタイプで、外貨建てや米ドルや豪ドルなどで運用するタイプです。
日本円よりも金利が高い外貨で運用することで、将来受け取れる年金額が増える可能性があります。
為替変動によっては受け取れる金額が減ってしまうリスクもあるため、外貨建て保険を選ぶ際は慎重に検討することが大切です。
変額個人年金や外貨建て個人年金については、以下の記事でも解説しています。
個人年金保険の外貨建てのデメリットとは?加入して後悔した人の声も解説!
保険料の支払方法を確認する
個人年金保険の保険料の支払い方法には、主に以下の3つがあります。
- 一時払い:保険料を一括で払い込む
- 全期前納払:保険期間中の保険料全額を保険会社に預け、毎月や毎年など、定期的に保険料に充当する
- 平準払い:毎月や毎年など、定期的に一定の保険料を払い込む
個人年金保険は、毎月定額を積み立てて支払うのが一般的ですが、まとまったお金を用意できるのであれば一時払いを選択するのがおすすめです。
一時払いは保険料をまとめて払い込む分、割引率が高くなるため、月払いや年払いなどに比べると、払い込む保険料の総額は少なく済む傾向にあります。
例えば、将来受け取れる年金額が600万円の場合、月払いではトータル580万円支払わなければならないところを、一時払いなら550万円程度で済むケースもあります。
返戻率を比較する
個人年金保険の返戻率(受け取る年金額÷支払った保険料)は保険会社や商品によって大きく異なります。
老後の資産形成を目的に加入するのであれば、なるべく効率よくお金を増やせる商品を選びましょう。
目安としては105〜110%を超える商品であれば、定期預金で運用をするよりも効率よくお金を増やせる可能性があります。
保険や資産運用の知識が少なく、どの商品を選べばいいか分からない方は、保険の相談窓口を利用することもおすすめです。
個人年金保険は30代のうちに加入しておくのがおすすめ!
個人年金保険は、将来の公的年金の不足分を補うために役立つ保険商品です。
老後資金のために個人年金保険の加入を検討している方は、年金受取率が高い30代のうちに加入しておくこともおすすめです。
一方で、個人年金保険は解約返戻金が低いなどのデメリットもあり、加入は慎重に検討する必要があります。
保険の知識がなく、自分が個人年金保険に向いているのか、どの商品を選べばいいのかわからないとお困りの方は、無料の保険相談窓口も利用してみましょう。
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