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・がんは治療が長引く可能性もあり、術後すぐに元通りの収入を得られる保証はない
・がん治療には想像以上の費用がかかる可能性もある
・がん保険に入っておけば、一時金や給付金で、治療費や生活費をカバーすることができる
・予算に余裕ができ、治療の選択肢を増やすことができる
もしものときに備えられる保険は多数あり、そのなかの一つにがん保険があります。
通常の医療保険よりもがんの治療や入院に特化しており、万が一の際に役立ちますが、医療保険には加入していてもがん保険には入っていないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、がん保険に入っておけばよかったと後悔するケースや、がん保険がおすすめな人の特徴などを紹介します。
これからがん保険に加入するか考えたい方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
がん保険に入っておけばよかった…後悔する4つのケースとは?
がん保険に入っておけばよかったと後悔するシーンを、貯蓄や収入などの点から解説します。
・収入が減り家族の生活が苦しくなってしまった
・将来に向けて貯蓄していたお金を治療費にあててしまった
・がんにかかった後に満足いく条件の保険に入れなくなった
家計に余裕がなく医療費の支払いに苦労した
がんは、一般的な病気やけがとは異なり、治療費が高額になり、治療が長期化するケースが多く見られます。
一度手術を受けたら終わりというわけではなく、その後も定期的に治療や検査を受ける必要があります。
さらに、がんの治療が終了しても、体力の低下やさまざまな後遺症が残り、これまでのように働くことが難しくなる場合も少なくありません。
家計に治療費や生活費の余裕がない場合、治療の選択肢が限られてしまったり、治療費を借り入れなければならない状況に陥る可能性があります。
一方で、がん保険の中には、通院時の治療費やウィッグの購入費用、さらには乳がんの手術後に行われる乳房再建手術費用などを保障するものもあります。
こうした保障は一般的な医療保険ではカバーされないことが多いため、必要なときに「がん保険に加入しておけばよかった」と後悔するケースも少なくありません。
収入が減り家族の生活が苦しくなってしまった
がん治療のために働けなくなると、収入が途絶え、自分だけでなく家族の生活が成り立たなくなる可能性があります。
特に、独身で家族がいない場合や、家族の中で自分が収入の柱である場合は、収入が途絶えることによる影響が大きくなるでしょう。
その場合、貯蓄を切り崩して治療費をまかなうだけでなく、生活費も捻出しなければならなくなります。
前述のとおり、がんは治療が長期化する可能性が高く、術後すぐに以前と同じ収入を得られる保証はありません。
こうした状況の中で、治療費だけでなく収入も保障してくれるがん保険に加入していればよかったと後悔する方も少なくありません。
将来に向けて貯蓄していたお金を治療費にあててしまった
マイホームの購入や子どもの教育費用など、将来のライフイベントに備えて貯蓄をしている人は多いでしょう。
家計にある程度の余裕があれば、万が一がんになった場合でも、一定の治療費を賄えるかもしれません。
しかし、治療が長期化し、治療費の負担が増えてくると、将来のために準備していた貯蓄に手をつけざるを得なくなる可能性があります。
その結果、マイホームの購入を断念したり、学費の高い私立大学や医学部への進学を諦めざるを得なくなるなど、将来設計が大きく変わってしまうことも考えられます。
貯蓄を取り崩すたびに、がん保険に入っておけばよかったと思うことが多くなるでしょう。
がんにかかった後に満足いく条件の保険に入れなくなった
一度がんにかかると、その後に加入できる保険の選択肢が限られたり、保険料が高くなったりする可能性があります。
がんは再発しやすい病気であり、一度がんにかかった人と契約すると、保険会社が保険金を支払うリスクが高まるためです。
そのため、過去にがんになった人は入れない保険や、通常より保険料を高くした保険を用意しています。
後からがん保険の大切さを知って加入しようとしても、納得できる保険を選べず、「もっと早く入っておけばよかった」と後悔するケースもあります。
がん保険に入っておいたほうが良い理由
反対に、がん保険に入っておいてよかったと感じられるケースも紹介します。
自分はがんにはならないから大丈夫、と油断せず、さまざまな事例から、がん保険の重要性を把握しましょう。
・医療保険よりも手厚い保障を受けられるから
・治療の選択肢が増えるから
約2人に1人はがんにかかる可能性があるから
がんは治療技術の進歩によって不治の病ではなくなり、早期発見・早期治療を適切なタイミングで行えば、寛解を目指せる病気になっています。
しかし、短期間で治る病気ではないため、治療費や入院費が家計に大きな負担をかけることがあります。
国立がん研究センターが発表している「最新がん統計」によると、日本人が一生のうちにがんと診断される確率は男女ともに2人に1人と言われています。他の病気に比べると多くの人が経験する可能性が高い病気であるため、それだけもしもの時に備える必要性が高いといえるでしょう。
医療保険よりも手厚い保障を受けられるから
がんの入院や治療は長引く可能性が高く、入院時に必要なものや、休職したり離職したりした後の生活費など、さまざまなお金を用意する必要があります。
がん保険は、一般的な医療保険よりも保障が手厚いのが特徴です。
たとえば、入院1日あたりの給付金が高めに設定されていたり、支払われる日数が長かったりします。また、がんと診断された際に「診断給付金」という形で一時金を受け取ることが可能です。
がん保険に加入しておけば、差額ベッド代や治療中の休業による収入減もカバーしやすくなるでしょう。
治療の選択肢が増えるから
がん保険は一般的な医療保険と比べると以下のような保障が充実している傾向にあります。
- 抗がん剤治療
- ホルモン剤治療
- 緩和ケア
- 先進医療
- 自由診療
抗がん剤治療やホルモン剤治療、緩和ケアなどは「入院・手術」に含まれないため、一般的な医療保険では保障されないケースがほとんどです。
通院保障から給付金を受け取れるケースはありますが、日額5,000〜10,000円程度しか受け取れないため、治療費が足りなくなるケースが多くあります。
また、先進医療や自由診療は公的医療保険の適用外となるため、全額自己負担です。
数百〜数千万円単位の費用がかかることも珍しくないため、保険に加入していない場合は、積極的に受けられる治療ではないでしょう。
がん保険に加入しておけばこれらの治療費もしっかりカバーできます。
このようにがん保険に加入することで、経済的な面を気にせずに、安心できる治療を心ゆくまで受けられる体制が整えられます。
治療の選択肢が増えたと感じ、がん保険に入っておいてよかったと思うケースは多いようです。
「がん家系だから心配…」や「今入っている保険で十分なのかな?」と思った方は、その不安を保険のプロに相談することをおすすめします。
保険のプロであるFPがあなたに最適な保険選びのサポートをします。
がんの治療費はいくらかかる?
厚生労働省の「医療給付実態調査(令和3年度)」によると、がんにかかった場合に発生する医療費は、入院で約60〜170万円、外来で約3〜11万円です。
医療費に関しては公的医療保険制度の適用対象となるため、基本的に自己負担額は上記の1〜3割になります。また、ひと月に支払った医療費が高額になった場合は、高額療養費制度も利用可能です。
ただし、がんになった場合は病院以外に支払う費用も高額になる傾向があります。
メットライフ生命の「がんに関するインターネット調査(2023年5月)」によると、病院以外に支払った費用の平均は初発時で26.4万円、再発・転移時で48.7万円です。
また、保険適用外の先進医療や自由診療による治療を選択する場合は、200万円から300万円程度の治療費がかかるケースもあります。
また厚生労働省の「令和2年患者調査」によると、がん(悪性新生物)での平均入院期間は19.5日間です。
近年は入院日数は短くなりつつあり、通院による治療も可能ですが、フルタイムで働けなくなる、入院期間中の収入が途絶えてしまうという点にも注意する必要があります。
ある程度貯蓄があるから、医療保険に入っているから大丈夫、と思っていても、がん治療には想像以上の費用がかかる可能性もあるということを、理解しておきましょう。
がん保険はどのくらいの人が入っている?
生命保険文化センターの「2022年度生活保障に関する調査」によると、がん保険またはがん特約に加入している人の割合は39.1%となっています。
20年前は2割程度の加入率にすぎなかったことを考えると、徐々に加入の必要性が広まってきていることがわかるでしょう。
年代別に見ると、40〜60代の男性と30〜50代の女性の加入率が高く、半数近くががん保険に加入しています。
がん保険の主な保障内容を確認しておこう
医療保険で十分なのか、それともがん保険が必要なのかを判断するために、がん保険の主な保障内容を確認してみましょう。
診断給付金
診断給付金は、がんと診断されたときに給付される一時金です。
治療費のために使用するだけでなく、入院時に必要な日用品を取り揃えたり、家族の生活費として使ったりすることも可能です。
数十万円から100万円、200万円など、保険の内容や月々の支払い金額によって給付金額はさまざまですが、診断された時点でまとまったお金を用意できます。
保険の種類によっては、最初の診断のみの給付、所定の回数だけ給付、さらに無制限で給付などの種類があります。
入院一時金
がん治療のための入院時に受け取れるお金です。
治療費だけでなく、衣類や日用品の調達にも便利です。
入院一時金はすべてのがん保険が用意しているわけではなく、診断給付金や入院給付金でカバーするケースもあります。
入院給付金
入院日数に応じて受け取れるお金です。
保険の内容や保険料によって、5,000円、1万円など、1日あたりの金額が決まっています。
通常の医療保険は、入院給付金の制限がありますが、がん保険の場合は制限がないものが多く、入院期間が長引いても安心です。
医療保険とがん保険に入っておけば、両方の入院給付金を受け取れるケースもあります。
手術給付金
がん治療のための手術の際に支給されるお金です。
給付金の金額は、入院給付金の日額の20倍、40倍などの指定があるがん保険や、契約の段階で支給金額が決まっているがん保険などがあります。
がんの手術は一度成功したとしても、後日の検査で別の場所に転移していたり、複数回の手術が必要になったりすることもあります。
がん保険の手術給付金は何度手術をしても無制限で給付金を受け取れるものが多いのも、医療保険とは大きく違っているポイントです。
通院給付金
がん治療のための通院時に給付されるお金です。
医療の発達により、近年は入院しなくても受けられる治療法が増えつつあります。
通常の医療保険では、入院に対してのみ給付金が出るものも多いですが、がん保険の通院給付金を受け取ることができれば、治療費だけでなく交通費などのサポートにもなるでしょう。
通院給付金の金額や条件は、がん保険の内容によっても大きく違うので、加入前にはよく確認しておきましょう。
がん保険がカバーしている範囲の保障も人によっては厚くするところは変わってきます。
先進医療特約
保険適用外の先進医療によるがん治療を受ける際に給付されるお金です。
保険適用の治療なら自己負担額は治療費の3割ですが、陽子線や重粒子線など、先進医療の治療は、全額自己負担しなければなりません。
高額ではありますが、治療がスムーズに進む、体へのダメージが少なく済むなどのメリットがあり、先進医療による治療を希望する方も多いです。
先進医療特約をつけていれば、高額な治療費もカバーしてもらえるので、治療の選択肢が豊富になります。
民間の保険会社の先進医療特約は2,000万円まで保障してくれます。
先進医療による治療費は200万円から300万円程度のケースが多いため、しっかりとした保障を受けられるでしょう。
女性がん特約
乳がん、子宮がん、卵巣がんなど、女性特有のがんに備えられる特約です。
特約によっては、抗がん剤治療後のウィッグの購入費用や、乳がんの手術後の乳房再建術の費用を保障してくれるものもあります。
どこまでカバーするかは商品によって大きく違うため、事前に保証内容を確認しましょう。
一つ一つ商品を吟味することも大切ですが、専門的な内容のため難しい場合もあります。
1人で選ぶのが難しい場合は、保険のプロに相談ができる保険相談サービスを利用しましょう。
がん保険に加入しておかないと後悔する可能性があるのはどんな人?
もしものときに後悔しないために、がん保険に入っておくといい人の特徴を見てみましょう。
自身の収入や貯蓄、がんにかかった際の治療方法などに不安を感じている方に、がん保険はおすすめです。
・現在の収入や貯蓄に不安がある人
・老後や子供のために貯金をしたい人
・がんの治療の選択肢を増やしたい人
不規則な生活をしている人や喫煙をしている人
生活習慣が乱れている人や喫煙の習慣がある人は、がんに罹患するリスクが高いと言われています。
特に、不規則な食事や睡眠不足、ストレス過多の生活を続けていると、体の免疫力が低下し、がんの発症につながる可能性が高まります。
また、喫煙に関しては、タバコに含まれる有害物質ががんの直接的な原因になることが多くの研究で明らかにされています。
「不健康な習慣がある」といった自覚がある人は、がん保険で経済的なリスクに備えておいた方がよいでしょう。
収入や貯蓄に不安がある人
現在の収入や貯蓄に不安がある人は、がん保険に入っておくと安心です。
がんの治療には、高額な治療費がかかる他、入院が長引くと日用品の購入費や、家族の生活費の備えも必要です。
治療後も、体力の低下や術後の後遺症によって、これまでどおりフルタイムでは働けなかったり、家族のサポートが必要になったりする可能性もあります。
がん保険に入っておけば、一時金や給付金で、治療費や生活費をカバーできます。
老後や子供のために貯金をしたい人
老後のため、子どものためなど、貯金をしていても、がんの治療費が必要になるとそれらを切り崩さなければなりません。
将来に備えてしっかり貯金を続けたい人にも、がん保険はおすすめです。
保証期間が限定されている定期保険ではなく、保障が一生涯続く終身保険や、満期まで病気やがんにならなかった際に返戻金を受け取れる保険など、貯蓄性のある保険を選ぶこともおすすめです。
がんの治療の選択肢を増やしたい人
がんになったときに少しでも治療の選択肢を増やしたい人に、がん保険はおすすめです。
社会保険や医療保険の範囲内では保障に限界があり、十分ながんの治療ができない可能性があります。
とくに、全額自己負担の先進医療は、あきらめざるを得ないという事態になるかもしれません。
がん保険に加入しておけば、予算に余裕ができ、治療の選択肢を増やせます。
万が一の際も余裕を持って行動したい、お金を気にせず治療に専念したい方におすすめです。
がん保険に加入する必要性が低い人の特徴
がん保険は本当に必要なのか、自分には不要なのではないかと考えている方も多いでしょう。
がん保険に入らなくてもいい人の特徴を紹介するので、自分が当てはまっているか考えてみてください。
・貯蓄や収入が十分にある人
・すでに充実した保険に入っている人
貯蓄や収入が十分にある人
貯蓄や収入が十分にある人は、がん保険に加入しなくても治療費や生活費をまかなえるでしょう。
自分以外の家族が十分に収入を得ていて生活に余裕がある人も、がん保険に入らなくても費用を捻出できる可能性が高いです。
一方で、がんの治療は長引く可能性もあり、当初想定していたよりも高額な治療費が必要になるケースもあります。
先進医療による治療は全額自己負担なので、結果的に毎月保険料を支払っていたほうが安く済むかもしれません。
がん治療にはいくらあればいい、と断言することはできないため、万が一に備えてがん保険に加入しておくこともおすすめです。
すでに充実した保険に入っている人
医療保険にがん治療の特約をつけている人や、医療保険とがん保険がセットになった保険に入っている人は、改めてがん保険に加入する必要はありません。
すでに医療保険に入っている人は、現在の保険にがんの特約をつけられないか確認してみるのもおすすめです。
保険は定期的に見直し、その都度自分に最適な保障を受けられるか確認しましょう。
自分に合うがん保険を見つける方法は?
がん保険に入っておけばよかったと後悔しないために、がん保険の重要性や、保証内容を確認しましょう。
各保険会社は、多種多様ながん保険を用意しています。
保障金額や条件、保険料なども保険会社やがん保険のプラン、年齢や病歴によって大きく変わるため、加入前には各がん保険の特徴を比較する必要があります。
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