この記事の要約はこちら
・共済の仕組みは保険とほぼ変わらない。
・県民共済と国民共済は、運営団体が違うことで加入条件や出資金、商品が違う。
・県民共済と国民共済も同じ共済なので特別大きな違いというものはない。
・共済は、掛け金が安い、割戻金がある、パッケージ化されておりわかりやすいといったメリットがある。
・保険は、貯蓄性がある、多様で細分化された商品があるといったメリットがある。
・自分に合う方を選ぶことが大切。
「共済ってよく聞くけど、実は仕組みがよくわかっていない…」という方は少なくありません。
さらに、「都道府県民共済」と「こくみん共済」、名前は似ているけれど、具体的に何が違うのか分からず選べないという声もよく聞かれます。
本記事では、共済の基本的な仕組みから、県民共済と国民共済の違い、さらに保険との違いまでをわかりやすく解説。
それぞれの特徴を比較しながら、自分に合った保障を選ぶためのヒントが得られる内容となっています。
この記事の目次
そもそも共済とは?
共済とは、生活上で想定される様々なリスクに対して、共済掛金というかたちで加入者が負担し合い、万が一の際に共済金という形で組合員やその家族の損失を補償するという仕組みの相互扶助を目的とした制度です。
主に以下のような特徴があります。
・掛け金が安い
・割戻金がある
・パッケージ化されておりわかりやすい
共催は手ごろな保険料で、入院保障や死亡補償など、幅広い保障を確保できるのが特徴です。
また、割戻金という制度があり、共済金などの支払いをした後に余剰金が出た場合は組合員に返還される仕組みになっています。
県民共済とこくみん共済の違い
代表的な共済である「県民共済」と「こくみん共済」は、名前が似ているため混同されがちですが、運営団体や仕組みに違いがあります。
まずは、両者の基本的な違いを比較表で見てみましょう。
| 県民共済 | こくみん共済 | |
| 運営団体 | 全国生活協同組合連合会 | 全国労働者共済生活協同組合連合会 |
| 事業主体 | 全国生活協同組合連合会の会員となった 都道府県単位の生活協同組合が共済事業を展開 |
全国労働者共済生活協同組合連合会 |
| 加入条件 | 申込時に申込先の都道府県に居住 または勤務していること |
協同組合に対して出資金を支払うことで 共済制度の利用ができる |
| 出資金 | 都民共済の場合=1口200円 ※各自治体によって差があります |
1口100円 ※新規で会員になる場合は10口以上の購入=1000円 |
| 商品 | 生命共済・火災共済・傷害共済 | 生命共済・火災共済・自動車共済 |
県民共済とこくみん共済は、運営団体が異なるため、加入条件や商品設計にも違いがあります。
さらに詳しく3つのポイントに絞って掘り下げてみましょう。
違い①加入資格
県民共済は、その名の通り、原則として共催事業を行っている都道府県に住んでいるか、勤務している方でなければ加入できません。
地域密着型の共済であり、例えば東京都に住んでいる方は「都民共済」、埼玉県に住んでいる方は「埼玉県民共済」に加入することになります。
一方、こくみん共済は全国組織のため、居住地による制限はありません。
出資金を支払って組合員になれば、日本全国どこにお住まいの方でも加入できます。
違い②プランの幅広さ
県民共済の保障プランは、比較的シンプルです。入院と死亡の両方をカバーする「総合保障型」や、医療保障に特化した「入院保障型」など、数種類のパッケージプランの中から選べるため、わかりやすくなっています。
一方こくみん共済は、一般的な民間保険に近い多彩なラインナップが特徴です。
「医療保障」「死亡保障」「がん保障」「年金」など、目的別に細分化されたプランが豊富に用意されており、必要な保障だけを自分で組み立てることが可能です。
インナップで医療だけ、死亡だけなど細分化された保険がある
違い③割戻金
共済の大きな魅力の一つが、決算で余剰金が出た場合に、支払った掛金の一部が返還される「割戻金」です。
その年度の決算状況によって異なりますが、県民共済の方が割戻率が高い傾向にあります。
例えば2024年度の都民共済の総合保障型(掛金1,000〜4,000円)の割戻率は38.57%ですが、こくみん共済の総合保障タイプ(2口)の割戻率は17.8%です。
出典:東京都民共済「割戻金について」こくみん共済「割り戻し金一覧」
県民共済について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
関連記事:県民共済とこくみん共済はどっちがいいの?それぞれの特徴や保険との違いを徹底比較!
県民共済とこくみん共済はどっちがおすすめ?
県民共済とこくみん共済の違いを踏まえ、それぞれどのような人におすすめなのかを解説します。
ライフプランや保障に対する考え方と照らし合わせながら、適した方を選びましょう。
県民共済が向いている人
・お住まいの地域の県民共済の保障内容に魅力を感じる人
・なるべく手頃な保険料を求める人
・必要最低限の保障があれば十分な人
県民共済は、お住まいの都道府県の共済に加入するのが基本です。保障内容は全国で大きくは変わりませんが、自治体によっては独自のプランを提供している場合もあります。
また、手頃な掛金で加入できるのが共済の魅力ですが、県民共済は割戻率が比較的高く、年度末に支払った掛金の一部が戻ってくる可能性が高いのが特徴です。
月々の負担を軽くしつつ、割戻金によって実質的な負担をさらに抑えたいという、コストパフォーマンスを重視する方に適しています。
県民共済のプランは、医療と死亡がセットになった「総合保障型」などが中心で、シンプルです。
「複雑な保険商品は苦手」「基本的な保障内容がパッケージになっていれば安心」という方にとっては、選びやすいでしょう。
こくみん共済が向いている人
・居住地域に関係なく保障を確保しておきたい人
・一生涯の保障が必要な人
こくみん共済は、医療保障や死亡保障、がん保障など、民間の保険会社と同様に多彩なプランが用意されています。
「独身なので死亡保障より医療保障を重視したい」「子どもが独立したので死亡保障を減らしたい」など、ライフステージに合わせて必要な保障を選びたい人に向いているでしょう。
全国組織であるこくみん共済は、引っ越しや転職で住む場所が変わっても、組合員であり続ける限り保障をそのまま継続できます。
県民共済のように「引っ越し先で入り直す」といった手間がかからないため、全国転勤のある方や、将来的に居住地が変わる可能性がある方には大きなメリットがあるでしょう。
こくみん共済には一生涯保障が続く「終身タイプ」のプランも用意されています。長期的な視点で保障を備えておきたい人にはぴったりです。
共済と民間保険の違い
ここまで県民共済とこくみん共済について比較してきましたが、そもそも「共済」と「保険」は何が違うのでしょうか?
以下では、主な違いをわかりやすく解説します。
・様々なプランと細分化された保障がある
・貯蓄性がある
・営利目的である
様々なプランと細分化された保障がある
保険は共済と比べて、より細かいリスクに対応した多様なプランが用意されています。
自分のライフスタイルやリスクに合わせて、必要な保障を選択しやすい点が大きな特徴です。
貯蓄性がある商品がある
保険には、保障に加えてお金を積み立てられる「貯蓄型」の商品もあります。
契約を解約した際や満期を迎えた際に「解約返戻金」や「満期保険金」として返ってくる仕組みがあり、万が一に備えながら将来の資金準備もできる点がメリットです。
営利目的である
保険は営利を目的とした企業によって運営されています。
そのため、商品やサービスは消費者ニーズにあわせて日々開発・改善されており、サポート体制も整備されています。
また、すべての生命保険会社は「生命保険契約者保護機構」に加盟しており、万が一、保険会社が経営破綻した場合でも、一定の補償を受けられるよう制度が整えられています。
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共済のメリット・デメリット
それでは実際に共済を選ぶメリットとデメリットを見ていきましょう。
共済のメリット
・商品が分かりやすい
金銭面(安い・掛け金一律・割戻金)
共済は保険にくらべると掛け金が安いです。
また掛金が一律なため年齢があがっても共済費が変わりことがありません。
そして共済には一年間の掛け金の何割かが戻ってくる割戻金というものがあります。
このような点から金銭的にコストが低いのは共済のメリットといえます。
商品が分かりやすい
共済は保障内容が比較的シンプルで掛け金の基準などもわかりやすくなっています。
保険と比べてわかりやすいというのは加入を考えるうえでのメリットです。
共済のデメリット
・保障額が比較的少なめ
保障内容がカスタマイズしづらい
保障内容がシンプルである反面、複数の保障がセットになっているものが多いため、「あの保障はいらないから外したい」といった融通が効きません。
このような保障内容を細かく設定しづらいことはデメリットといえます。
保障額が比較的少なめ
掛け金が安い反面、万が一のときに受け取れる共済金は保険にくらべると少なめになっています。
受け取れるお金がすくないのはデメリットといえます。
「本当に共済で十分かな?」と感じた方へ
掛け金の安さだけで選んでしまうと、いざというときに保障が足りない…そんなリスクもあります。
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民間保険のメリット・デメリット
次に保険に加入するメリットとデメリットを見ていきましょう。
民間保険のメリット
・多様で細分化された商品
貯蓄性がある
保険の商品によっては「解約払戻金」、「満期保険金」など、お金が返ってくる仕組みがあります。
万が一のリスクに備えながら将来のための貯蓄ができるというのは大きなメリットです。
多様で細分化された商品
生命保険には加入時にオプションとして様々な特約を追加することができます。
特約自体は共済にもあるものですが、保険のほうがより多くの種類の特約があるため、特約を組み合わせることでより細かく自分にピッタリの保障を選ぶことができます。
民間保険のデメリット
・商品が多いためプランが複雑になることもある
費用が高い
多くの保険は保障内容が手厚いかわりに、共済と比べると月々の保険料が高くなってしまいがちです。
また性別や年齢によって保険料が変わるものも多く高齢になるにつれて保険料が高くなっていきます。
そのため、共済に比べ月々の料金が高いというのはデメリットともいえます。
商品が多いためプランが複雑になることもある
メリットでも触れた商品の多さは、それゆえにデメリットにもなりえます。
心配だからあれもこれもと特約を付けていくうちに、保障の内容が複雑になり、月々の保険料も高くなっていく。
「最初に聞いていた値段とだいぶ違うことになった。」なんてこともあり得ます。
選択肢が多いゆえにプランが複雑になってしまうのもデメリットのひとつです。
本当に入る価値あるの?
たとえば、長期間の保障や高度な医療に備えるプラン、貯蓄性を備えた商品など、ライフスタイルや将来設計に合わせて選べるのが保険の強みです。
その一方で、「保障が重複していないか」「自分に合っているか」は見直しが必要なポイントでもあります。
保険料の違いだけでなく、受け取れる保障、必要なサポート、将来の備え方までをトータルで見直すことで、納得できる選択ができるはずです。
自分の合う保険に加入するためにも無料保険相談を利用してみましょう。
共済がおすすめの人の特徴
共済はある程度まとまった保障を安く得られるというのが特徴でした。
そんな共済がおすすめの人の特徴は次のような人です。
・保障内容が少なくても心配のない人
・少しでも保険料や掛け金を減らしたい人
・高齢のため保険に加入するのが難しい人
保障内容が少なくても心配のない人
商品にもよりますが共済は安い代わりに最小限の保障しかないことが多いです
保障がすくなくても安く済ませたい人にはおすすめといえます。
少しでも保険料や掛け金を減らしたい人
共済の一番の魅力はその安さです。
少しでも月々の支払額を減らしたい人にはおすすめといえます。
高齢のため保険に加入するのが難しい人
保険は年齢によって加入に制限があったり保険料が高かったりしますが、
共済は年齢による制限は比較的少ないです。
そのため、保険加入は難しいが保障がほしい高齢の方でも安く入れる保障がほしいといった人には共済がおすすめです。
民間保険がおすすめな人の特徴
保険は様々なプランから自分の目的やライフスタイルにあった保障を選べることが特徴でした。
そんな保険がおすすめの人の特徴は下記になります。
・一生涯の保障が欲しい人
・大きな保障や手厚い保障がほしい人
・将来を見据えて貯蓄のことも考えたい人
・月々の支払いが安い若い人
一生涯の保障が欲しい人
共済の保障は保険期間が終身ではなく、定期となっている場合が少なくありません。
終身での保障が欲しい場合は保険の方が選択肢も多いのでおすすめといえます。
大きな保障や手厚い保障がほしい人
保険は共済に比べると一回の保障金額が大きいのも特徴です。
ケガや病気、自分が働けなくなったときに備えて、大きく手厚い保障が欲しい人は保険の方がおすすめです。
将来を見据えて貯蓄のことも考えたい人
保険は毎月の保険料を払ってでも将来や自分の死後にお金を残したいといった人におすすめです。
解約時や満期時にそれぞれ「解約払戻金」、「満期保険金」としてお金が受け取れることも魅力のひとつです。
月々の支払いが安い若い人
保険は高齢者に比べて若い人の方が保険料が安いです。
長期での加入を考えるなら保険料が安くても手厚い保障が受けられる保険の方が若い人にとってはおすすめです。
「共済で十分?それとも保険が必要?」と迷っているあなたへ。
保障の内容や保険料、将来の備え方は人それぞれ。だからこそ、正解はひとつではありません。
今のライフスタイルや家計状況をもとに、あなたにとって最適なのはどちらか――
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よくある質問
共済と保険の併用は可能?
共済と保険に同時に加入することは可能です。
共済だけでは不安なところを保険と組み合わせてカバーするのも選択肢のひとつです。
県民共済とこくみん共済の併用は可能?
県民共済と一緒にこくみん共済に加入することは可能です。
しかし、保障内容が細分化されている保険と比べると組み合わせることは難しいです。
また多重に共済に加入するメリットはほとんどないため、共済だけで不安な場合は保険を検討するほうが得策といえます。
まとめ
ここまで都道府県民共済とこくみん共済の違いに加え、共済と保険との比較をしながら述べてきました。
共済・保険どちらともメリット・デメリットがあり、自分や家族に最適な保障を選ぶことが大切です。
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