この記事の要約はこちら
・養老保険はライフイベントに向けて着実に貯蓄をしたい人に向いている
・終身保険は葬儀代を用意したい人や、相続対策をしたい人に向いている
・養老保険と終身保険の違いを理解し、目的に応じて使い分けよう
養老保険と終身保険は、どちらも万が一に備えつつ、貯蓄にも活用できる保険です。
それゆえ、どちらが自分に合っているのかわからず、悩んでしまう人もいるでしょう。
養老保険は貯蓄性が高く、終身保険は一生涯保障が続くという違いがあります。
この記事では、養老保険と終身保険のそれぞれのメリットデメリットをわかりやすく比較します。
この記事の目次
養老保険と終身保険の違い
養老保険と終身保険の違いは以下の通りです。
|
養老保険 |
終身保険 |
|
|
保障内容 |
死亡保障+満期保険金。 |
死亡保障のみ。被保険者が亡くなった際に死亡保険金が支払われる |
|
保険料 |
終身保険よりも、払い込み保険料の総額は高額になりやすい |
養老保険よりも、払い込み保険料の総額は低くなりやすい |
|
保険料の払込方法 |
有期払い(一定年齢・一定期間保険料を払い込む方法)のみ |
有期払いまたは終身払い(一生涯保険料を払い込む方法)を |
|
保険期間 |
一定期間 |
一生涯 |
|
満期保険金 |
あり |
なし |
|
解約返戻金 |
あり |
あり |
|
税金 |
満期保険金は所得税や贈与税の対象。 |
死亡保険金は相続税・所得税・贈与税の対象 |
養老保険と終身保険の共通点
養老保険と終身保険は、どちらも万が一のリスクに備えると同時に、将来に向けた貯蓄もできる保険です。これ以外にも以下の共通点があります。
途中解約すると元本割れするリスクがある
養老保険と終身保険は、どちらも長期的な契約を前提としているので、保険料の払い込みを終える前に解約すると、元本割れするリスクがあります。
契約してから1〜2年で解約した場合は、ほとんど解約返戻金が受け取れないことも珍しくありません。
生命保険料控除の対象になる
養老保険と終身保険はどちらも生命保険料控除の対象です。
生命保険料控除とは1年間に支払った保険料に応じて、所得から控除を受けられる制度です。
所得税や住民税の軽減につながる制度として、多くの人が利用しています。
生命保険料控除には、2012(平成24)年1月1日以降に結んだ契約を対象とする新制度と、2011(平成23)年12月31日以前に結んだ契約を対象とする旧制度があります。
新制度では一般生命保険料控除・介護医療保険料控除・個人年金保険料控除の3種類の控除枠があります。
それぞれの適用限度額は所得税4万円・住民税2.8万円、3つの控除合計での適用限度額は所得税12万円・住民税7万円です。
養老保険のメリット・デメリット
養老保険のメリットは次のとおりです。
・保障と貯蓄を両立できる
・保険期間を柔軟に設定できる
・満期保険金を据え置きできる
養老保険は、死亡保障と貯蓄の両方を兼ね備えている保険です。
例えば、30歳で保険期間10年、保険金額100万円の養老保険に加入した場合、10年後の満期時に100万円の満期保険金を受け取れます。
半ば強制的に貯蓄を続けられるのもメリットです。
自分で自由に貯金をすると、家計に余裕が無くなったときに貯金を途中でやめてしまうこともあるかもしれません。
しかし、養老保険なら、途中で解約しない限り、自動的に保険料の支払いが続き、満期時に確実にまとまった資金を手に入れることができます。
満期保険金を据え置くことで、より多くの保険金を受け取れる商品も少なくありません。
さらに、契約期間中に万が一のことがあれば、死亡保障として100万円が遺族に支払われます。
また、契約期間をライフステージに合わせて柔軟に設定できるのも養老保険のメリットです。
例えば、子どもの進学資金に備えたい場合、10年満期の養老保険を選んで貯蓄をすれば、子どもが高校や大学に進学するタイミングでまとまったお金を受け取れます。
一方、養老保険には以下のようなデメリットもあります。
・終身保険や定期保険よりも割高
・満期まで継続しても元本割れすることがある
・一定期間で保障が終わる
養老保険は、解約返戻金や満期保険金の支払いに備えて、保険会社が保険料を高めに設定していることがほとんどです。
同じ保障額で比較した場合、終身保険や定期保険よりも毎月の保険料が2倍以上高くなることもあります。
また、予定利率(保険会社が契約者に約束する利回りのこと)が低い場合は、支払った保険料総額よりも少ない満期保険金しか受け取れないことがあります。
加えて、 養老保険は満期時に満期保険金を受け取ると同時に、保障も終了してしまう点はデメリットです。
たとえば、60歳で満期を迎えると、それ以降は保障がなくなります。死亡リスクが高くなりやすいタイミングで保障が無くなることに不安を感じる人もいるでしょう。
養老保険については、こちらの記事で詳しい解説をしています。
養老保険とは?加入するメリット・デメリットをわかりやすく解説
終身保険のメリット・デメリット
終身保険の具体的なメリットは以下の通りです。
・保障が一生涯続くので確実にお金を遺せる
・保障と貯蓄を両立できる
・払込保険料を上回る解約返戻金を受け取れる場合がある
終身保険は、被保険者が亡くなるまで保障が続くため、家族に確実に保険金を残すことができます。
例えば、500万円の終身保険に加入すれば、被保険者が何歳で亡くなっても500万円が家族に支払われる仕組みです。
また、終身保険には解約返戻金があり、契約期間に応じて増えていきます。
払込期間を過ぎてから解約した場合、払込保険料の総額を上回る解約返戻金を受け取れる商品も少なくありません。
万が一の死亡保障を確保しながらも、老後の生活費や緊急時の資金として使えるお金を蓄えることが可能です。
一方で、以下のデメリットもあることは理解しておきましょう。
・定期保険よりも保険料が高め
・終身払いにした場合は払込保険料総額が大きくなる
終身保険は一生涯保障が続く上、解約返戻金があるため、保障金額が同じ定期保険と比べると、基本的に保険料は高くなります。
また、払込方法を、終身払いと有期払いの2つから選択できる終身保険は多くあります。
終身払いの場合、長生きするほど払込保険料総額が大きくなり、払込保険料総額が万が一の際に受け取る死亡保険金を上回る場合もあります。
終身保険については、こちらの記事で詳しい解説をしています。
終身保険に入るベストなタイミングはいつ?メリット・デメリットも解説
養老保険が向いている人
養老保険は「計画的に貯蓄をしながら万が一のリスクにも備えたい人」に向いています。
養老保険は、満期まで生存していれば満期保険金としてまとまったお金を受け取ることができ、万が一の際には死亡保険金が支払われるため、ライフイベントに備えた貯蓄計画が立てやすいのが特徴です。
例えば、子どもの進学や結婚、住宅購入といった大きな出費が予想されるタイミングに合わせて、養老保険の満期を設定すれば、計画的に資金をためられます。
終身保険が向いている人
終身保険は、被保険者が亡くなった際に必ず死亡保険金が支払われるため、葬儀費用を確保しておきたい方に向いています。
何歳になっても保障が続くので、誰しもがいつかは必要になる葬儀代に対して安心して備えられるでしょう。
また、終身保険は、相続税対策をしたい方にとっても役立ちます。
生命保険の死亡保険金には「500万円×被相続人の数」の非課税枠があります。
例えば、相続人が2人の場合、1,000万円までは非課税で保険金を受け取れるので、現金で資産を残すよりも相続税の負担を軽減することが可能です。
さらに終身保険は、契約から一定期間が経つとまとまった解約返戻金を受け取れます。
そのため、万が一のリスクに備えながら、何かあった際にすぐに使える資金を確保しておきたい方にも向いているでしょう。
例えば、老後の生活費や急な医療費が必要になった場合、解約返戻金を活用して資金を引き出すこともできます。
養老保険と終身保険、どちらが向いている?選び方のポイント
養老保険と終身保険は、どちらも貯蓄性のある生命保険ですが、特性が異なります。自分に合った保険を選ぶためには、以下の3つのポイントを明確にすることが大切です。
・何のために加入するのか
・いつまで保障が必要か
・無理なく支払える保険料はどのくらいか
何のために加入するのか
保険加入の「目的」は、保険選びの重要な軸の一つです。
例えば「10年後に子どもの大学進学費用として500万円貯めたい」「定年退職する60歳時に老後のゆとり資金として300万円受け取りたい」など、「いつまでに」「いくら必要」という具体的な資金準備が目的なら、養老保険が適しています。
お金が必要な時期に合わせて満期を設定すれば、計画的に資金を準備しつつ、万が一の保障も確保可能です。
一方、「葬儀費用として200万円程度を確実に遺したい」「相続税対策に非課税枠を活用したい」など、「いつ必要になるかわからないが、必ず遺したいお金」に備えるのが目的なら、一生涯保障が続く終身保険が向いています。
いつまで保障が必要か
養老保険の保険期間は10年や60歳までなど一定で、満期保険金を受け取ると保障は終了します。「子どもが独立するまで」など、一定期間の保障と貯蓄を両立したい人に向いています。
終身保険の保障は一生涯続きます。「いつ亡くなっても必ず葬儀代を遺したい」など、生涯にわたる安心感が欲しい人に向いています。
養老保険の満期後も保障が必要になりそうな場合は、終身保険を選ぶか、満期後に別途ほかの保険への加入を検討した方が良いでしょう。
無理なく支払える保険料はどのくらいか
養老保険も終身保険も、貯蓄性がある反面、掛け捨ての定期保険などに比べて保険料は割高になる傾向があります。
特に養老保険は、満期保険金があるため、終身保険より保険料が高額になりがちです。
どちらの保険も、途中で解約すると元本割れするリスクがあるため、家計を圧迫せず、将来にわたって「確実に払い続けられる金額」はいくらなのかを試算し、無理のない保険料のプランを選びましょう。
まとめ
養老保険は、ライフイベントに向けて着実に貯蓄をしたい人に向いています。
一方で終身保険は、葬儀代を用意したい人や、相続対策をしたい人に向いているでしょう。
養老保険と終身保険の違いを理解し、目的に応じて使い分けることが大切です。
ただし、保険商品によって特徴は大きく異なります。自分に合った保険を選ぶためには、複数社の商品を丁寧に比較・検討することが大切です。
自分だけで保険商品を比較・検討できるか不安な場合、保険のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談してみましょう。
「みんなの生命保険アドバイザー」は、2,000名以上の保険専門家であるFPの中から、あなたに合った担当者紹介をしてくれるサービスです。
これまでの相談実績は40万件以上。2004年のサービス開始から20年近くが経ちますが、相談に対する満足度は95%と高い評価を受けています。
何度でも無料で利用でき、納得できるまで提案を受けられます。オンラインでの相談も対応可能なので、仕事や育児で普段から忙しい人にもぴったりです。
万一担当者の対応に不満があるときや、相性がよくないときは、WEBサイトから担当者の変更や中断を連絡できる「ストップコール制度」も用意しており、無理に保険加入を勧められることはありませんので、安心です。
また同性のFPを希望(※1)できますので、同性同士話しやすい雰囲気の中、安心してご相談いただくことが可能です。
今なら、相談と相談後に送られてくるアンケートに回答すると、ミスタードーナツ ギフトチケット(1500円)がもらえるキャンペーンを実施しています。
生命保険の選び方や、今後のライフイベントに合わせたマネープランニングなど、お金や保険に関する悩みがある人は気軽に相談してみてください。
(※1):申込み後の相談内容回答の際に希望可能。希望が承れない場合もあり。
マネモのおすすめ保険相談サービスはこちら!
