この記事の要約はこちら
・保険は万一の際に経済的な損失を軽減するために加入する
・20代では約半数の人が生命保険に加入している
・なるべく保険料を抑えつつ、手厚い保障を受けたい人は定期保険がおすすめ
・万一に備えつつも、同時に資産形成を進めていきたい人は終身保険がおすすめ
学生時代は親が代わりに保険を掛けてくれていましたが、社会人になると自身で保険に加入しなければならない人も多いのではないでしょうか。
また、いままでは独身で保険に加入していなくとも、結婚を機に加入を検討する人もいることでしょう。
しかし、なんとなくで保険に加入してしまうと保障が不足したり、過度な保障で保険料が高額になってしまったりするため、自身にとって適切な保険を選ぶ必要があります。
この記事では、保険に初めて加入する際に知っておくべきポイントを紹介します。
選び方や加入するタイミングについても解説するため、これから保険を検討する人の参考になるでしょう。
ぜひ、最後までご覧ください。
この記事の目次
【ポイント①】生命保険とは何?
保険とは、病気や事故、災害など、いつ起こるかわからない「もしも」の時に備えるためのお金の仕組みです。
保険に入ると、毎月や毎年、決まったお金(保険料)を支払うことで、万が一のことが起こった時に保険会社からお金(保険金)を受け取ることができます。
【ポイント②】生命保険はなぜ必要?
保険が必要なのは、誰にでも予期せぬ出来事が起こり得るからです。
病気や事故、自然災害などが起こった時、大きな費用がかかることがあります。
そんな時、保険に入っていると、その費用をカバーできるので、急な出費で困ることが少なくなります。
保険は、家族を守るためや、安心して生活するための「お守り」のような存在といえるでしょう。
【ポイント③】貯蓄と保険の違いは?
貯蓄と保険は、将来に備えるためのお金の準備方法ですが、大きな違いがあります。
貯蓄は、自分で少しずつお金を貯めていく方法です。
たとえば、毎月の収入の一部を銀行に預けていけば、時間とともに貯まっていきます。しかし、急に大きなお金が必要になった時、貯めた金額が少ないと十分に対応できないこともあります。
一方で、保険は、加入した直後から契約した金額の保険金を受け取れるのが大きな特徴です。
例えば、医療保険に加入してすぐに大きな病気になった場合でも、契約した保険金額に応じた給付金が支払われます。これにより、加入直後から大きな金銭的リスクに備えることができるのです。
【ポイント④】生命保険にはどんな種類がある?
生命保険は大きく分けて、以下3つの商品があります。
- 死亡に備える保険
- 病気やケガに備える保険
- 将来必要なお金に備える保険
死亡に備える保険
生命保険には主に次の3種類があります。
それぞれ性質が異なるため、特徴や違いなどをきちんと把握しておきましょう。
定期保険
「定期保険」は、一定期間のみ保障が続く掛け捨て型の生命保険です。
保険期間は5年や10年といった「年満期年満了」と、60歳や70歳といった「歳満期歳満了」の2種類があります。
契約が満了した際には、別の保険に入り直すか、保険料を再計算して契約を更新するかを選べます。
ただし、歳満期歳満了の場合は更新できないことが一般的です。
定期保険には貯蓄機能がなく、解約返戻金もほとんど受け取れませんが、その分毎月の保険料が抑えられ、手頃な価格でしっかりとした保障を受けられる点が特徴です。
定期保険に向いている人の特徴とは?メリット・デメリットを解説!
終身保険
「終身保険」は、一生涯にわたって保障が続く保険です。
契約の更新がなく、保険料も加入時から一定のままです。
契約者が死亡したり高度障害になった場合、受取人に保険金が支払われます。
さらに、終身保険は保険料の一部が積み立てられ、解約時にはその積立金を受け取ることが可能です。
ただし、早期に解約すると、解約返戻金は大幅に少なくなる場合があるため注意しましょう。
「終身保険はいらない」は本当? 終身保険の必要性とメリット・デメリットを解説
収入保障保険
「収入保障保険」とは、死亡保険金を複数回に分けて受け取れる保険で、定期保険と同じカテゴリーに分類されます。
収入保障保険では、保険金を一括で受け取ることも可能ですが、通常は分割して受け取る方法が一般的です。
毎月決められた日に保険金を受け取れるため、月々の収入が安定し、今後のライフプランを立てやすくなるメリットがあります。
そのため、収入保障保険は残された家族に安定した収入を維持させたい場合に有効な保険です。
収入保障保険はやめたほうがいい?デメリットや就業不能保険との違いも詳しく解説
病気やケガに備える保険
医療保険
医療保険は、病気やケガで入院や手術をした際に、その費用をカバーする保険です。保険金額や給付条件などは契約内容によって異なりますが、治療費や入院費用を補う役割を果たします。
がん保険
がん保険は、がんと診断されたときに一時金や治療費が支払われる保険です。がん治療は長期化することが多く、通常の医療保険だけではカバーしきれない場合もあります。がん保険は、そのギャップを埋めるための保障を提供します。
就業不能保険
就業不能保険は、病気やケガで働けなくなった場合に備える保険です。一定期間以上働けない状態が続くと、保険金が支払われ、生活費をサポートします。長期間にわたり収入が途絶えるリスクに備えるための保険です。
介護保険
介護保険は、高齢者などが介護を必要とする状態になった場合に備える保険です。公的介護保険ではカバーしきれない費用を補うことができ、介護が必要な期間中の負担を軽減します。
将来のお金に備える保険
個人年金保険
個人年金保険は、老後の生活資金を準備するための保険です。保険料を積み立てていき、契約時に定めた年齢から年金として受け取ることができます。
学資保険
学資保険は、子どもの教育費を計画的に準備するための保険です。保険料を積み立てていくことで、子どもの進学時期にまとまったお金を受け取れる仕組みになっています。
子どもの将来に備えた貯蓄手段として広く利用されています。
【ポイント⑤】みんなはどのくらい保険に入っている?
これから生命保険への加入を検討している人のなかには、まわりの人たちがどれくらいの割合で生命保険に加入しているのか気になる人も多いはずです。
生命保険文化センターの公開した「令和4年度 生活保障に関する調査」によると、生命保険の加入率は男性では77.6%、女性では81.5%です。
20代でも約半数は生命保険に加入して万一に備えていることが分かります。
そこから30代になると加入率はさらに上昇し、男女とも80%を超える人が生命保険に加入しています。
図表1
参照:公益社団法人 2022(令和4)年度生活保障に関する調査
【ポイント⑥】生命保険はいつ入ればいいの?
保険加入のベストタイミングは人によって異なりますが、以下のようなライフステージの変化に合わせて加入するケースが一般的です。
いつ、どんな保険に入ればよいのか、一緒に考えてみましょう。
就職
学生の頃は親が代わりに生命保険を掛けてくれましたが、就職して社会人になると自身で生命保険に加入する人も多いです。
その際に検討しておきたい保険は「生命保険」と「医療保険」の2つです。
独身の場合は生命保険への加入は不要と感じる人もいるかもしれませんが、自身に万一のことがあった際は葬儀や墓石購入などの費用が発生します。
これらの費用に対応できる程度の保険には最低でも加入しておきたいところです。
また、病気やケガのリスクにも備える必要があるでしょう。
20代で就職したばかりの人は貯蓄額が少ないことも多く、現在の貯蓄では治療費をカバーできない可能性があります。
このようなリスクに備えて医療保険に加入しておき、治療費が高額になっても保険金でカバーできる状態にしておきましょう。
結婚
結婚して配偶者ができた場合、万一の際にも配偶者の生活が維持できるよう生命保険への加入が大事です。
とくに配偶者が専業主婦(主夫)の場合、自身に万一ことが起こると経済的な支えが大きく失われます。
このような状況を防ぐためにも、十分な保障が整った生命保険への加入をおすすめします。
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妊娠・出産
妊娠・出産に備えて医療保険への加入を検討しましょう。
妊娠中は想定外のトラブルが発生することも少なくありません。
とくに、妊娠・出産時には以下のようなトラブルが想定されます。
【妊娠・出産時に想定されるトラブル】
・重度のつわり(妊娠悪阻)
・流産
・帝王切開
・切迫早産
・妊婦高血圧症
これらに備えるためにも医療保険への加入は重要です。
さらに、出産後は生命保険の保障をよりいっそう手厚くしておきたいところです。
子どもが誕生し、家族が増えるといままで以上に必要な生活費が増えますし、子どもの教育資金にも備える必要があるからです。
住宅購入
住宅購入時は生命保険を見直すタイミングになります。
これは、住宅を購入する際に「団体信用生命保険(団信)」に加入することが一般的だからです。
団信とは、加入者が死亡や所定の高度障害状態になった際に、保険金で残りの住宅ローンが返済され、残債がゼロになる制度です。
たとえば、5,000万円の住宅ローンを組み、返済中に契約者が亡くなった場合は団信が適用されます。
そして、残った5,000万円のローン返済は団信の保険金で返済され、残された遺族は今後のローン返済義務がなくなります。
つまり、団信は生命保険と同様の役割を果たすため、すでに加入している生命保険と団信の組み合わせによって、過剰な保障になる場合は現在の保障を調整することが可能です。
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子どもの独立
子どもが生まれてからは教育資金などに備えるため、生命保険の保障を手厚くしている世帯も多いでしょう。
しかし、子どもが就職して独立すると、今後は教育資金の負担が大幅に減り、これまでのような手厚い保障が不要になることが多いです。
このタイミングで一度保障を見直すことをおすすめします。
子どもが独立した後、次は老後資金の準備を進めていく必要があります。
保障を見直して浮いた保険料は終身保険や個人年金保険などにまわし、老後資金の準備に取り掛かりましょう。
老後生活
老後はそこまで手厚い死亡保障は必要ないかもしれませんが、自身が亡くなった際に必要となる葬儀費用程度はカバーできるようにしておきましょう。
また、老後はいままでよりも健康状態に問題が生じやすくなります。
そのため、介護保険や医療保険、がん保険などでこれらのリスクに備えることも重要です。
【ポイント⑦】保険に若いうちから入るメリットは?
生命保険への加入は早ければ早いほど保険料の負担を下げられます。
そのため、20代でも経済的に余裕があれは加入を検討しましょう。
年齢が上がるにつれて病気や死亡リスクが上昇するため、それに応じて保険料も高額になることが一般的です。
また、過去に病歴があると保険に加入できなくなる可能性もあるため、若くて健康なうちに生命保険に加入しておくことが重要です、
【ポイント⑧】保険はどうやって選べばいい?
ここからは、生命保険の選び方についてみていきます。
・資産形成も一緒に行う場合は終身保険
・保険料を抑えたい場合は定期保険
社会保険制度を理解しておく
生命保険を選ぶ際には、社会保険制度をしっかりと理解しておくことが重要です。
日本には高額療養費制度や傷病手当金、雇用保険などさまざまな社会保険制度が存在しており、これらを活用することで経済的負担を軽減できます。
そのため、やみくもに手厚い保障にするのではなく、これらの社会保険制度では不足してしまう部分に対して保障される保険を選ぶことです。
保険料を抑えたい場合は定期保険
貯蓄があまりない人や、保険にあまりお金を掛けられない人は定期保険を検討しましょう。
定期保険は、終身保険よりも比較的保険料が低く設定されているため、手厚い保障でありながらも、家計に大きな負担を掛けずに加入できます。
新社会人の人や、子どもが独立するまでの期間だけ手厚い保障が必要な人に向いている保険といえるでしょう。
ただし、定期保険は貯蓄機能がないため、途中で解約した場合は解約返戻金を受け取れないことが多いです。
資産形成も一緒に行う場合は終身保険
万一に備えつつ、資産形成も同時に進めていきたい人は終身保険を検討しましょう。
終身保険は貯蓄機能があるため、毎月の掛金が積み立てられていき、資産形成も同時にできます。
商品によっては積み立てた金額以上の満期保険金や解約返戻金を受け取れます。
貯金だけでは効率が悪いと感じるものの、自身で投資を行うのは不安な場合は、終身保険を活用して資産形成を進めていきましょう。
【ポイント⑨】生命保険加入に必要なものは?
生命保険の契約手続きで必要になるものは、主に以下の3つです。
- 本人確認書類
- 保険料の支払いに使う口座情報やキャッシュカード・クレジットカード、届出印
- 健康状態を証明する書類
本人確認書類は、マイナンバーカードや運転免許証など、顔写真付きの物を用意しましょう。
商品によって選択できる支払い方法は異なりますが、希望する方法に合わせて決済に使うカードなどを用意してください。
申し込みの際には基本的に告知(保険会社に健康状態を申告すること)が必要です。保険会社所定の告知書に記入するだけで手続きできる場合もありますが、健康診断や人間ドックの結果表の提出を求められる場合もあるので、詳しくは保険会社や担当者に確認しましょう。
保険に初めて加入する場合はFPに相談を!
「保険」とは、万一のリスクに備えて経済的な損失を軽減するためのものです。
生命保険には主に定期保険や終身保険、収入保障保険などが存在し、家計状況などを考慮した上で自身にあった商品を選ぶことが大事です。
貯蓄があまりない人や、保険にあまりお金を掛けられない人は定期保険を選ぶとよいでしょう。
一方で、万一に備えつつ、資産形成も同時に進めていきたい人は終身保険がおすすめです。
自身がどの保険を選べばよいか分からない場合は、お金の専門家であるFPに相談してみてはいかがでしょうか。
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