生命保険
  • 公開日:2024.10.23
  • 更新日:2024.12.2

外貨建て保険は問題が多いの?外貨建て保険の概要やメリット・デメリット、向いている人を解説

外貨建て保険は問題が多いの?外貨建て保険の概要やメリット・デメリット、向いている人を解説

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外貨建て保険への加入を検討している人の中には、「問題が多い」などの声を聞いた経験があるかもしれません。この記事では、外貨建て保険の問題の背景やメリット・デメリット、向いている人の特徴を解説します。

この記事の要約はこちら

・外貨建て保険が問題視されていた理由は 、一部の販売側が手数料を目的とした不適切な販売を行っていたこと
・外貨建て保険は比較的利回りが高く、効率的な資産形成が期待できる
・為替相場によっては為替差益も狙える
・反対に円高が進んでしまうと受け取れる金額が減少する可能性がある

外貨建て保険への加入を検討している人の中には、「外貨建て保険は問題が多い」などの声を聞いた経験があるかもしれません。

実際に外貨建て保険で苦情が相次ぎ、問題になったケースは数多く存在します。

そのため、外貨建て保険への加入は仕組みをきちんと理解することが大切です。

この記事では、外貨建て保険でどういった問題が生じていたかの背景を確認し、それを踏まえた上でメリット・デメリット、向いている人の特徴をみていきます。

これから外貨建て保険への加入を検討している人の参考になるでしょう。

外貨建て保険が問題視されている理由

まずは、外貨建て保険がこれまで問題視されてきた背景についてみていきます。

外貨建て保険が問題視されている理由
・購入後4年以内に6割が解約<
・販売側の説明不十分
・今後の対応

 

購入後4年以内に6割が解約

外貨建て保険が問題視されている理由の1つに、解約の多さが挙げられます。

金融庁が公表した資料によると、「外貨建て一時払い終身保険」への購入後、4年以内に6割が解約しているとのことです。

そのうえ、解約した顧客に再び同様の商品を販売して手数料を得ているケースが多発しています。

これは、外貨建て一時払い終身保険の手数料形態に問題があり、この商品を販売する銀行などが、保険会社から受け取れる販売手数料が初年度に多くなる「L字型」になっているからです。

例えば、契約初年度の手数料は5.5%と高く設定されており、2年目以降は0.1%と手数料が大幅に低下してしまうケースがあるようです。

この結果、販売先は2年目以降に受け取れる手数料が低くなるため、顧客に解約を促し、再び高い手数料で新たな契約を勧める行為が頻発しているのです。

引用:金融庁 リスク性金融商品の販売会社等による顧客本位の業務運営に関するモニタリング結果(2023事務年度中間報告)

販売側の説明不十分

販売側による顧客への説明が不十分である点も問題視されています。

外貨建ての保険は為替リスクが伴ない、元本割れの可能性がある商品です。

しかし、一部の販売側はそのリスクを顧客に十分に伝えず、商品の利益面のみを強調して説明した結果、後のトラブルに発展するケースも少なくありません。

とくに為替変動による影響は大きく、円高が進むと元本割れのリスクがさらに増加します。

金融庁は販売側が顧客に外貨建て保険のリスクをきちんと伝えられていないとし、「他のリスク性金融商品と比較しながら説明・提案すべきだ」と指摘しています。

今後の対応

前述のように、外貨建て保険が問題視されている要因は、手数料形態の問題から保険の切り替えが短期間に行われていることです。

この問題を改善すべく、販売側は今後の販売手法の改善をはかり、より顧客本位となるようなサービス提供が求められます。

また、外貨建て保険のような為替リスクを伴う商品を販売する際には、販売側はその商品が顧客にとって本当に適しているかどうかを慎重に見極めなければなりません。

とくに、為替変動によっては元本割れを起こしてしまうことをきちんと伝える必要があるでしょう。

外貨建て保険は過去に何度か問題視されてきましたが、外貨建て保険事態が問題なのではなく、その商品を扱う販売側に問題があるのです。

そのため、きちんと商品内容を理解した上で加入すれば、適切な保障を受けられますし、円建ての保険商品よりも効率的な資産形成が期待できます。

外貨建て保険とは

上記のことを踏まえて上で、ここからは外貨建て保険の特徴や仕組みについてみていきます。

外貨建て保険とは、払い込んだ保険料が米ドルなどの外貨で運用される保険商品のことです。

払い込んだ掛金は保険金や解約返戻金として、外貨のまま受け取れる仕組みです。

また、米ドル以外にもユーロや豪ドルといった通貨で運用される商品もあります。

外貨建て保険は、最終的に外貨で受け取ることが一般的であるため、そのときの為替相場によって受け取れる日本円の金額が変動する点に注意が必要です。

例えば、10万ドルの解約返戻金を受け取った際に、1ドル100円の場合は1,000万円になり、1ドル110円の場合は1,100万円になります。

このように、外貨建て保険は為替相場によっては期待以上の収益を得られる可能性があります。

しかし、一方で為替相場が円高に傾いてしまうと、収益が減少してしまう可能性もあります。

外貨建て保険のメリット

外貨建て保険の加入を検討する際は、事前にメリット・デメリットをきちんと把握しておくことが重要です。

外貨建て保険の主なメリットは次の4つです。

外貨建て保険メリット

・円建てよりも高い利回りが期待できる
・生命保険料控除が適用される
・為替差益が狙える
・リスク分散ができる

 

円建てよりも高い利回りが期待できる

外貨建て保険は、日本よりも金利の高い通貨で運用するため、円建ての保険より高い利回りが期待できます。

現在の日本はゼロ金利政策が解除されたとはいえ、他の国に比べるとまだまだ金利が低い状況です。

そのため、日本より金利の高い通貨で運用したほうが効率良く資産を増やせます。

万一の際の保障を確保しつつ、比較的高い利回りが期待できるのは、外貨建て保険ならではのメリットといえるでしょう。

生命保険料控除が適用される

外貨建て保険は、通常の生命保険と同様に生命保険料控除が適用されます。

生命保険料控除が適用されると、最大4万円が所得控除となり、所得税や住民税が軽減されます。

個人事業主やフリーランスの場合は確定申告で、会社員や公務員の人は年末調整で申請することが可能です。

控除される金額に関しては、対象の通貨を円換算して計算されます。

外貨建て保険は、比較的高利回りで運用できることに加えて、税金の還付なども受けられるため、実質的な利回りはさらに向上するでしょう。

為替差益が狙える

外貨建て保険は為替差益も狙える商品です。

前述のとおり、外貨建て保険は比較的高い利回りで運用ができます。

そのうえ、解約時に為替相場が円安に進んでいれば為替差益も得られます

例えば、総額9万ドルの保険料を払い込み、最終的に10万ドルの解約返戻金を受け取ったとします。この場合はすでに1万ドルの利益が発生しています。

仮に為替相場が1ドル100円とした場合、受け取れる金額は日本円にして1,000万円です。

これがもし、日本円に換金するタイミングに為替相場が円安に進み、1ドル130円になっていた場合は1,300万円まで保険金が増加することになります。

とくに昨今の日本では円安が続いており、ドル建て保険に加入している人の多くが為替相場による含み益を得ているケースが多いでしょう。

ただし、後述でも解説しますが、為替相場が円高に傾いてしまうと、反対に受け取れる金額が目減りしてしまうことに注意が必要です。

リスク分散ができる

外貨建て保険には分散投資としての役割もあります。

円建ての保険であれば、インフレなどで円の価値が下がってしまうと、実質的に資産が目減りしたことになります。

しかし、外貨建て保険を活用することで、異なる通貨で資産を持つことになり、為替変動リスクを分散できるでしょう。

投資の格言で、「卵を1つのかごに盛るな」という言葉があります。

保有する資産をいくつかの異なる商品に分散させることで、一方の資産価値が下がったとしても、もう一方の資産で損失を補える可能性があります。

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画像引用:iDeCo<イデコ>(個人型確定拠出年金)ポータル 投資知識を身につけよう

例えば円安が進み、円の資産価値が下落したとしても、外貨建て保険の資産価値は上昇することになるので、資産全体で考えると目減りを防止できたことになります。

外貨建て保険のデメリット

外貨建て保険は円建て保険よりも高い利回りが期待できるなどのメリットがある一方で、気をつけなければならないデメリットも存在します。

外貨建て保険のデメリット

・為替差損のリスクがある
・為替手数料がかかる
・金利変動による資産価値の減少

 

為替差損のリスクがある

メリットの解説時に、外貨建て保険は為替差益が狙えると述べましたが、反対に為替差損に陥ってしまう可能性もあります。

為替差損とは、為替レートの変動によって生じた損失のことです。

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画像引用:公益財団法人 生命保険文化センター 外貨建ての生命保険とは?

いくら高い利回りで運用できたとしても、為替相場が円高に進んでいれば受け取れる金額は少なくなってしまいます。

急激な円高が進んだ場合は元本割れの可能性もあるでしょう。

その際は、外貨のまま受け取り、換金は円安になったタイミングに行うといった方法が効果的でしょう。

その他、頻繁に海外旅行にいく人は、旅行先で外貨を引き出すといった選択肢もあります。

為替手数料がかかる

外貨建て保険は為替手数料がかかることにも気をつける必要があります。

具体的には円を外貨に交換する際と、その反対に、外貨を円に交換する際に手数料が発生します。

為替手数料は金融機関や保険会社によって異なるため、加入前に確認しておくことが大事です。

為替手数料は交換する際の為替レートに反映されているため、別途、払い込みが必要なわけではありません。

そのため、交換時の為替レートには通常の市場レートと若干の差が生じています。

その他にも、初期手数料や管理手数料、解約手数料など、円建て保険でも同様の手数料が発生することについてもきちんと理解しておきましょう。

金利変動による資産価値の減少

金利変動リスクについても注意が必要です。

外貨建て保険は「市場価格調整」が適用されており、保有している外貨の国の金利が上昇すると解約時の解約返戻金の金額が減少する可能性があります。

その反対に、その国の金利が下がれば受け取れる解約返戻金は増加する可能性があります。

このように金利の変動は、解約返戻金に直接的な影響を与えるため、外貨建て保険を選択する際には金利動向についても注視しておく必要があるでしょう。

外貨建て保険に向いている人

ここからは、外貨建て保険に向いている人の特徴をみていきます。

以下に挙げるような人は外貨建て保険に向いているでしょう。

外貨建て保険に向いている人
・高い利率で運用したい人
・資産を分散させたい人
・海外でドルやユーロを使う可能性がある人

 

高い利率で運用したい人

万一の際の保障を得ながら、少しでも高い利率で運用したい人は外貨建て保険を検討するとよいでしょう。

円建ての保険ではどうしても利率が低く、運用という意味では見劣りしてしまうかもしれません。

外貨建て保険であれば、比較的金利が高く設定されているため、円建て保険よりも効率的な運用が期待できるでしょう。

ただし、繰り返しになりますが外貨建て保険には為替リスクが存在するため、円高局面に換金してしまうと、受取金額が目減りしてしまう点に注意してください。

資産を分散させたい人

資産を日本円だけでなく、外貨などに分散させたい人にも向いているでしょう。

近年、日本は円安基調が続いています。

これは、日本円が外貨に対して価値が弱くなっていることを意味します。

つまり、資産価値は実質的に目減りしていることになるのです。

しかし、資産の一部に外貨建て保険を組み込むことで、円安時にも資産価値の減少を防ぐことができます。

海外でドルやユーロなどを使う可能性がある人

旅行や留学などでドルやユーロを使う機会がある人も外貨建て保険が向いています。

外貨建て保険で受け取った解約返戻金などは、そのまま換金せずに海外で使用することが可能です。

例えば米ドルであれば、アメリカなどの国で現地通貨として使用できます。

ユーロに関しても、ヨーロッパ圏内で幅広く利用できるでしょう。

外貨建て保険のデメリットに為替リスクがあると解説しましたが、現地通貨として使用できる人はこのデメリットを大幅に軽減できます

外貨建て保険に向いていない人

一方で以下に該当する人は外貨建て保険に向いていません。

外貨建て保険に向いていない人
・元本保証を重視する人
・中途解約する可能性がある人

 

元本保証を重視する人

外貨建て保険は為替の変動によっては元本割れを起こす可能性があります。

そのため、元本保証を重視する人には向いていない商品です。

その場合は、円建て保険への加入がおすすめになるでしょう。

円建て保険であっても個人年金保険や低解約返戻金型終身保険などであれば、万一の備えながらも資産形成を進めていくことが可能です。

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中途解約する可能性がある人

外貨建て保険に限ったことではありませんが、中途解約すると、これまで払い続けてきた保険料よりも少ない金額の解約返戻金しか受け取れない可能性があります。

とくに外貨建て保険の場合はそこに為替相場の影響を受けてしまうと、解約返戻金がさらに目減りしてしまうことも考えられます。

そのため、外貨建て保険は途中で解約することがないよう、慎重に資金計画を立てた上で加入することが大事です。

 

外貨建て保険をかしこく活用しよう

外貨建て保険が問題視されている理由に、一部の販売側が手数料目的に短い期間で保険を解約させていることが挙げられます。

そして、解約後は再び同様の商品などを購入させて手数料を得ているのです。

そのため、今回のケースでは外貨建て保険自体に問題があったのではなく、その商品を扱う販売者側に問題があったわけです。

外貨建て保険のメリットは、比較的利回りが高く、効率的な資産形成が期待できる点です。

また、外貨建てのため、資産の分散効果も期待できるでしょう。

しかし、その一方で為替リスクがある点や、為替手数料が生じるといったデメリットについてもきちんと把握しておく必要があります。

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