この記事の要約はこちら
・生命保険をすぐに解約した場合のデメリット
・解約返戻金を受け取る時は税金がかかる!
・すぐに解約するのが気まずい時はどうしたらいいの?
・なかには解約せずに済む方法もある
生命保険の解約を検討するとき、解約の方法やデメリットがわからず足踏みしている方もいるでしょう。
生命保険の早期解約は、解約返戻金が少なくなったり、保障がなくなってしまったりするため注意が必要です。
今回は生命保険を早期に解約することのデメリットと、解約の流れについて解説していきます。
自分に合った保障や契約内容を見つけるために参考にしてください。
この記事の目次
生命保険をすぐに解約した場合の5つのデメリットとは
生命保険をすぐに解約した場合、いくつかのデメリットが存在します。具体的なリスクについて知識を深めていきましょう。
1:新しい生命保険に必ず加入できるとは限らない
生命保険を解約したからと言って、すぐに次の保険に加入できるとは限りません。
一度解約すると次は新規契約の扱いになりますが、このとき初めての契約と同様に健康状態などについて保険会社に知らせる告知・審査が求められます。
以前加入した際は年齢も若く、健康状態に問題がなかった方であっても、健康上の問題や高齢化によるリスクによって契約を断られる可能性があります。
また、契約できた場合でも、年齢が上がっていることなどにより従来の保障と比べて保険料が高くなることが多く、一部保障内容の不担保も発生するケースが考えられます。
2:保障がなくなる
生命保険は解約が成立した時点で保障がなくなります。このため、支払い対象となるような怪我・病気などがあっても保障が適用されません。
無保障となることを承知で解約する場合は、しばらくの間は安心して暮らせる程度の貯蓄があるといいでしょう。
安心して暮らせる貯蓄額は年齢・性別・家族構成によって異なります。
解約の前には、自分や家族に必要な保障額について検討することをおすすめします。
3:空白期間が発生する恐れがある
解約した直後に新しい契約が決まっている場合でも、保障がない「空白期間」が発生する可能性があります。
生命保険における空白期間とは、責任開始日や免責期間などによって、保険に加入しているにも関わらず保障を受けられない期間のことです。
責任開始日とは保険会社によって保障が開始される日を指し、免責期間とは責任開始日を迎えるまでの期間を言います。
例えば、がん保険には原則として契約日から90日間の免責期間があります。免責期間中であれば、がんが発見されても支払いの対象となりません。
責任開始日や免責期間は普段耳慣れない言葉のため、空白期間が発生するタイミングの判断は難しいかもしれません。
もし、不安であれば生命保険のプロに相談することをおすすめします。
4:再契約はできない場合もある
契約者が自ら解約を申請した場合、被保険者の年齢などの条件が加入時と異なるため、まったく同じ保険を再契約することはできません。
また、同じ保障内容を新しく組み直した場合でも、生命保険は年齢によって保険料が変わるため家計の負担が大きくなります。
その他、健康状態が悪化している場合は一部の特約の再契約ができなくなるかもしれません。
解約を申請する前に、現在の保障の価値を把握してしっかり検討することが大切です。
5:解約返戻金に影響が出る
加入した直後に生命保険を解約すると、手元に戻ってくる解約返戻金が少なくなる可能性があります。
解約返戻金とは、解約の際に戻ってくる可能性があるお金のことです。
掛け捨て型の保険には返戻金はありませんが、主に死亡保険(終身保険)、養老保険、学資保険などの貯蓄型保険にはあります。
解約返戻金は契約期間が長いほど増えていきます。しかし、保険料の払い込みを完了する前に解約すると、原則として払い込んだ保険料の合計額より少なくなります(元本割れ)。
手元にお金を用意するために貯蓄型保険の解約を検討している場合、契約担当者に一度現在の返戻金についていくら戻ってくるのか問い合わせることをおすすめします。返ってくる金額は思ったよりも少ないかもしれません。
なお、解約返戻金は解約が完了してから1営業日~1週間後を目途に振り込まれるため、解約を申し込んで手元に届くまでに時間がかかることにも注意してください。
生命保険を解約せずに済む方法もある!
生命保険解約する方のなかには、家計に対する保険料の高さで悩んでいる人も多いでしょう。
家計の悩みを解決するには解約以外にもさまざまな方法があります。保障を守りながら負担を減らしていく方法について解説します。
延長保険にする
延長(定期)保険は、以降の保険料の払い込みを中止して一時払いの定期保険に変えたものを言います。
延長保険のメリットは、今までと同じ保障額を保てる点です。
解約すると保険金額はゼロになりますが、延長保険では保険料を払わずとも同じ保障を持てます。
デメリットは基本的に保険期間が短くなる点です。
延長保険は解約返戻金を原資とするため、多くの場合で従来よりも満了時期が早まります。
また、各種特約が消滅する点も注意しておきましょう。
払済保険に変える
保険料の払い込みを中止し、元と同じ種類の保険か一時払いの養老保険などに切り替えたものが払済保険です。
保険期間が今までと変わらないため、将来に渡って保障を持つことができます。
デメリットは保険金額が元の契約と比べて減額する点です。
減った分は貯蓄で備えるか、保険料の安い別の保険を検討しましょう。
また、延長保険と同じく元の特約は消滅しますが、販売会社や契約方式によってはリビング・ニーズ特約を残せる場合もあります。
リビング・ニーズ特約とは、被保険者の余命が所定の年月以内だと判断された場合に、保険金などの一部を先に受け取れる特約のことです。
うまく活用することで、余命期間を充実させたり、医療費をサポートできたりなどのメリットがあります。
保険金額を少なくする
保険金額を少なくすると、そこに紐づいていた保険料が安くなる可能性があります。
残りの保障に対して保険料を支払う必要はありますが、一定の保障をキープしながら月々の料金を確実に減らせる点が魅力です。
ただし、減額後に元の保険金額に戻す場合は、事前の告知や診査が必要なる場合があるため注意しましょう。
特約の内容を見直す
主契約に特約が付帯している場合は、特約を外すことで保険料を安くできます。
特約は主契約を補助するもので、特定の状況で受け取れる保険金を多めにしたり、一定期間の死亡保障を手厚くしたりするのも有効です。
解約を考えた際、契約時と比べて余分な特約がないか確かめましょう。
まだ小さかった子供のために用意した定期保険特約も、子供が独立した後は余分な保障かもしれません。
家計の状況やライフステージに応じて、無駄のないプランを組み立てるとよいでしょう。
契約者貸付を活用する
保険料に困る場合、生命保険会社から契約者貸付を受けられます。
契約者貸付とは、自身の契約が持つ解約返戻金の一定範囲内で保険会社からお金を借りることです。
借入中も返済後も保障を受けられることが特徴です。
借入中に死亡するか生命保険を解約した場合は、保険金(もしくは解約返戻金)から貸付金額が差し引かれますが、残額があれば通常通り受取人に給付されます。
また、借入中には利息が発生するため注意が必要です。
さらに、元金と利息の合計額が解約返戻金を超えると、存命中であっても保険が失効します。
保険期間が終了するまで待つ
更新型の生命保険を契約している場合は、次の更新時期まで待つこともひとつの手段です。
更新型の保険では一定期間ごとに満期を迎えます。更新をしなければすぐに契約が終了するため、余分な解約手続きが要りません。
更新期間は5年、10年、20年など、契約によって異なります。
今契約している保険を確認し、更新が近づいている場合は焦って解約に走らずそのまま様子を見てもいいでしょう。
参考:専門家に必ず相談して決めよう
解約をするしないに関わらず、現在の家計状況に合わせた最適な選択は、
専門知識が必要になるため、ご自身のみで判断するにはハードルが高く間違った選択をしてしまう可能性があります。
自分で判断するのは難しいという方は、保険のプロに相談ができる保険相談サービスを活用しましょう。
保険のプロにであるFPがあなたに最適な保険選びのサポートをします。
生命保険の解約にベストなタイミングとは?
解約のタイミングを誤ると先述したようなデメリットが生じる可能性があります。
実際に手続きを進める前に、解約のベストタイミングはいつなのか、把握しておきましょう。
・解約返戻金の元本割れ期間が終了したとき
新しい保険の加入が完了したとき
新しい保険への加入が完了したタイミングであれば、これまでに入っていた保険を解約しても構いません。
新しい保険の保障がスタートしていれば空白期間は生じないからです。
ただし、契約日=保障開始日とならないケースもあるため注意してください。
一般的にがん保険の場合は契約完了後3ヶ月間は保障されない期間があります。
また、引き受け基準緩和型保険の場合、契約完了後1年間は保障が半分になる期間が設けられているのが一般的です。
万が一の事態が起きても、十分な保障を受けられることを確認してから解約手続きを進めましょう。
解約返戻金の元本割れ期間が終了したとき
解約返戻金の元本割れ期間が終了していれば、支払った保険料よりも多くのお金が戻ってくるので損をすることはありません。
基本的に解約しても問題ないタイミングといえるでしょう。
ただし、そのまま保険を継続していれば、解約返戻金をより増やせる可能性もあります。
元本割れのラインは超えたからと安易に解約するのではなく、将来にわたって解約返戻金がどのくらいまで増えるのかシミュレーションし、不要だと感じた場合に解約しましょう。
一般的な生命保険の解約の流れ
生命保険を解約する場合、一般的な流れは以下の通りです。
1.保険会社に解約の意思を伝える
契約担当者やコールセンターなど、窓口はどこでも大丈夫です。
この際、自分の契約番号を忘れずに伝えましょう。
2.解約請求書が手元に届く
書類一式を郵送か手渡しで受け取ります。
郵送の場合はだいたい1週間ほどかかります。
3.必要事項を記入し、保険証券などとともに保険会社へ渡す
解約請求書に氏名や証券番号を記入し、本人確認書類とともに保険会社へ渡します。
4.保険会社による確認が行われる
5.書類に不備がなければ解約手続きが完了する(解約返戻金が支払われる)
解約保険金額は保険の種別、年齢、いままで払い込んだ保険料の総額などで変動します。
解約書類を請求する前に、まずは保険のプロに相談するとよいでしょう。
生命保険をすぐに解約するのが気まずいときの対処方法
解約のデメリットや返戻金の額を相談しようにも、お世話になった営業担当者に声をかけるのは気まずいという方もいるかもしれません。
そんな時に役立つ対処法をご紹介します。
ただし、最終的に解約したことは営業担当者に必ず伝わります。直接営業担当者から確認の連絡が入る可能性はありますので、納得できる言い訳を考えておきましょう。
「保険料の支払いが厳しくなった」「保障が不要だと感じた」など、正直に話せば大抵のケースでは理解してもらえます。
そもそも、解約する背景や事情を気兼ねなく話せる、信頼のおける担当者から保険に加入するのがベストです。
みんなの生命保険アドバイザーでは、利用者アンケートなどで高評価を得ている信頼できるアドバイザーに無料で保険の相談ができます。
支社・窓口・コールセンター経由で手続きをする
コールセンターに電話連絡して非対面で手続きを進めたり、保険会社の支社や窓口など、自分の営業担当者がいないところで手続きを進めるのは一つの方法です。
これらの窓口で手続きする場合、解約する理由を聞かれることはあるものの、しつこく引き止めにあう可能性は低いでしょう。
クーリングオフを活用する
望まない生命保険を契約してしまった場合、8日以内であればクーリングオフで解約することができます。
早急に対処する必要があるため、クーリングオフの方法は事前に押さえておくとよいでしょう。
クーリングオフの通知は書面で行います。契約撤回の旨や申込者名、申込日、保険種類などを記載して相手の会社に郵送しましょう。
押印の際は、保険契約で使用したのと同じ印鑑を使ってください。
内容証明郵便を利用すれば、間違いなく先方へ郵送されたことが確かめられます。
なお、クーリングオフは強引な販売などによって消費者が不利益を被るのを防ぐための制度です。
そのため、自分で保険会社に出向いて契約した場合などはクーリングオフが適用できないので注意してください。
生命保険に関するよくあるQ&A
ここでは、生命保険に関するよくある質問について解説していきます。
すぐに解約すると、違約金・ペナルティが発生する?
生命保険は契約直後に解約しても違約金は発生しません。
ただし、解約した時期によっては、前述した通り元本割れで払いこんだ保険料よりも戻ってくる金額が少なくなり損をする恐れがあります。
自分が払い込んだ保険料と返ってくる解約返戻金の見込み額を担当者に確認した上で、解約は慎重に行いましょう。
すぐに解約すると、担当者がペナルティを受ける?
「担当者がペナルティを受けるのでは」と心配で生命保険の解約を躊躇する人もいるでしょう。
確かに、生命保険が早期解約された場合、担当者は営業内容に問題があったとしてペナルティを受けるといわれています。
契約から2年未満で生命保険を解約された場合、保険会社の担当者は営業成績におけるペナルティを受けるというのが通説です。
1年未満の解約なら、営業成績のペナルティに加え、金銭的なペナルティも生じるといわれています。
一方、契約から2年以上経過していれば、解約によって担当者がペナルティを受けることはありません。
そのため、生命保険の営業担当者は、契約から2年以内の解約はなるべく避けたいと考えているでしょう。
なお、契約から8日以内にクーリングオフで解約した場合、そもそも契約自体がなかったことになります。
解約のペナルティは契約が成立したことを前提に科されるものなので、クーリングオフ制度を利用すれば担当者がペナルティを受けることもありません。
すぐに解約すると、嫌がらせをされるって本当?
基本的に嫌がらせをされることはありません。顧客に対して無理に契約を迫る(解約しないよう迫る)と、保険業法に基づき不当な勧誘行為として罰せられる可能性があるからです。
ただし担当者から、解約しないように引き留められる可能性はあります。
直接解約しないようお願いされてしまうと解約しづらく感じるかもしれませんが、本来解約する・しないは契約者の自由です。
やむを得ない理由で本当に解約したいと望んでいる場合は、強い意志を持って解約しましょう。
直接担当者に伝えるのが難しいと感じる場合は、保険会社のコールセンターに連絡するのも一つの手です。
生命保険の解約理由は何が多い?
生命保険を解約する際は、以下のような理由が多く聞かれます。
保険料の支払いが厳しい
契約時から暮らしが変化し、払い込みが難しくなることは珍しくありません。
解約返戻金が必要
長期的な貯金を目的に貯蓄型の保険に加入したものの、急遽お金が必要になった場合が該当します。
保障内容の必要性を感じない
暮らし方だけでなく、保険に対する価値観が変わったことでこのように感じる方も多くいます。
別の保険に切り替えるため
結婚や出産などライフプランが変わる場合に保障内容を大幅に見直す必要が出てきます。
ライフプランが変わるイベントが発生した場合はすぐに担当者にその旨を伝え見直しの必要性があるかを確認しましょう。
失効と解約の違いは?
解約は契約者が自分の意志で保険契約を終了することです。
解約申請が受理された後は元の保障・保険料に戻せません。
対して、失効は保険料の払い込みが滞ったことで生命保険の効力が失われることを指します。
失効の場合も保険金を受け取れませんが、健康状態に問題がなく、保険会社からの承諾を得たうえで未払いの保険料を払い込むと、元の契約が復活します。
解約してからまた同じ保険に入り直すことはできる?
全く同じ内容の保険に入り直すことはできない可能性が高いでしょう。
というのも、保険商品は加入時の年齢によって保険料が決まってくるからです。
一旦解約して再契約する際に年齢が違っていればそれだけで保障内容・保険料は変わる可能性があります。
そもそも健康状態が悪化している場合、加入できない可能性もあるでしょう。
また保険商品は新商品発売のサイクルが早いので、5〜6年経ってから入り直そうとしても、すでに販売中止となっているケースも考えられます。
生命保険を解約する際は「二度と同じ内容の商品には加入できない」といった覚悟を持った上で手続きを進めた方がよいかもしれません。
生命保険はすぐに解約せず、客観的に見直すのがおすすめ
生命保険をすぐに解約した場合でも違約金はありません。
しかし、払い込んだ保険料が戻ってこなかったり、保障がなくなったり、再度契約する際に保険料が高くなるなどいくつかのデメリットが存在します。
また、お世話になった担当員に解約をお願いすることはなんとなく気まずいかもしれません。
保険選びで一番大切な事は、加入時だけでなく加入後も適切なサポートをしてくれる信頼できる担当者から保険に加入する事です。
経験の浅い担当者であれば、扱える保険が少なく最適な保険選びができない可能性がありますし、数ある保険メーカーの中で1~2社の保険しか扱えない保険代理店なども同様に選択の幅が狭まってしまいます。
みんなの生命保険アドバイザーは、提携をしている2500名以上の保険専門家であるFPの中から希望に沿った担当者を紹介してくれるマッチングサービスです。
これまでの相談実績は50万件以上あり、相談に対する満足度も97%あります。
相談は何度でも無料で利用でき、納得できるまで提案を受けられ、オンラインでのご相談も対応可能です。
担当者の変更や中断を希望する場合、WEBサイトから連絡できる「ストップコール制度」を用意しています。
万一担当者の対応に不満があるときや、相性がよくないときも気軽に変更が可能です。
また同性のFPを希望することも可能(※1)で、同性にしかわからない悩みや相談しにくいことも安心して相談することも可能です。
今なら面談とアンケート回答で、ミスタードーナツ ギフトチケット(1500円)が貰えるキャンペーンもやっていますので、どの保険がいいか迷っている方は利用してみてはいかがでしょうか。
(※1):申込み後の相談内容回答の際に希望可能。希望が承れない場合もあり。
マネモのおすすめ保険相談サービスはこちら!
