この記事の要約はこちら
・外貨建て保険の主流は米ドルと豪ドル
・米ドルが世界基軸通貨のため比較的安定している
・米ドルと豪ドルどっちがいいか迷ったら分散して運用できる
近年、日本の低金利環境が続くなか、少しでも有利な運用を目指して外貨建て保険への関心が高まっています。
外貨建て保険は、払い込んだ保険料を米ドルや豪ドルなどの外貨で運用し、保険金や解約返戻金も原則として外貨で受け取る仕組みの保険商品です。
円建ての保険に比べて高い利回りが期待できる可能性がある一方、為替変動リスクなど特有のリスクも存在します。
この記事では、今から外貨建て保険を始めるにあたり、米ドルと豪ドルのどちらがおすすめなのかを具体的に解説します。
この記事の目次
米ドルの特徴とリスク
BISの2022 年世界外国為替市場調査によると、米ドルは世界の通貨取引の約44%を占めているため、非常に強い地位を保っています。
しかし国際通貨基金(IMF)がおこなっている「公的外貨準備の通貨別構成(COFER)調査」によると、2020年第4四半期に中央銀行が持っている予備の通貨の中で米ドルの割合は59%となり、これは過去25年間で最も低い水準です。
1999年からはその割合が12%も減少しています。
このことから、米ドルは国際的に非常に重要な通貨であるものの、その影響力は徐々に低下していることがわかります。
新興市場国や発展途上国の中央銀行が準備資産構成通貨の多様化を図っていく中で、米ドルの地位に変化が生じる可能性もあります。
ただし米ドルは、依然として世界で最も重要な通貨であることは間違いありません。
米ドルの特徴
・金に対するヘッジ効果が期待できる
・世界基軸通貨となるため安心感がある
米ドルは、国債利回りが豪ドルよりも高いといえます。
国債の利回りは、その国の経済の健全さや将来の見通しを示すものです。
米国がほかの国よりも積極的な金利政策を採用している場合、米国の国債利回りは上昇します。
さらに米国の国債は「安全資産」としての評価が高いため、経済的な不安が高まると、米国の国債への投資が増加します。
これらの要因の組み合わせにより、米ドルの国債利回りがほかの通貨よりも高くなる理由です。
ほかにも米ドル価値と金価格の関係は逆相関関係であることから、米ドルは金に対するヘッジ効果があるといえます。
「逆相関関係」とは米ドルの価値が上昇すると金価格は下がり、反対に米ドルの価値が下降すると金価格は上がるといったものです。
このように金を所持している人は、米ドルを所持することでヘッジ効果が期待できるといえるでしょう。
米ドルのリスク
ドルの価値はアメリカの政治や経済の動向に密接に関連しています。
アメリカで政治的混乱や経済的な打撃が起こると、ドルの価値が下落する可能性があります。
そのため、アメリカの状況を常にチェックすることが重要です。
米ドルは世界基軸通貨として比較的安心ですが、米ドルへの投資だけではリスクが高まる可能性があるので、他の通貨や異なる投資方法を組み入れて、リスクを分散させることを考慮することも大切です。
だからこそ、保険のプロの視点を取り入れるのがおすすめです。
豪ドルの特徴とリスク
オーストラリアの通貨である豪ドルは取引量が世界で5番目に多く、米ドルやユーロ、日本円、英ポンドの次に重要な通貨とされています。
豪ドルの価値は、オーストラリアの経済や、オーストラリアと中国の取引関係などによって変わります。
また、豪ドルは高利回り通貨となり、投資先として人気があります。
豪ドルの特徴
・中国の経済状況が相場を大きく左右する
豪ドルは、石炭や鉄鉱石などの豊富な資源を背景に、資源国通貨として知られています。
オーストラリアは、資源価格の上昇や人口の増加などの要因で、経済的、政治的に安定しているため、外貨としてのリスクは相対的に低いと評価されています。
加えて、オーストラリアの貿易全体の約3割は中国との取引で成り立っているため、中国の経済動向も注視することで、豪ドルを用いた外貨預金のリスクを効果的に管理できるでしょう。
豪ドルのリスク
・国債利回りが米ドルよりも低く、積立金の運用効率が低い
豪ドルは、市場規模と取引量が小さいため、投資資金の変動が大きい影響を及ぼしやすい通貨です。
ほかの通貨にも共通しますが世界の政治や経済の動きに敏感で不安定な状況下では価値が下がりやすく、逆に安定しているときは価値が上がりやすい特性があり、なかでも豪ドルは変動しやすい通貨といえるでしょう。
また国債利回りが米ドルよりも低くなっています。
具体的には同じ額の投資をした場合、オーストラリアの国債はアメリカの国債に比べて期待できる収益が低いということを意味します。
そのため積立金の運用効率が低くなってしまうといえるでしょう。
米ドルと豪ドルを比べると、通常、米ドルの方が安定していると感じられます。
しかし過去を振り返ると、2008年のリーマンショックで豪ドルの下落率が米ドルよりも大きかったのに対し、2011年のアメリカ国債格付け引き下げ時には、豪ドルの価値が米ドルを上回る現象が起きました。
これからの将来的な外貨の動きを予測するのは難しく、常に変動の可能性があるため、理解しておくことが大切です。
結局、どっちを選べばいいのかな?
まずは仕組みを理解して、保険のプロに相談しながら選択するのがおすすめです!
米ドルと豪ドルの国債利回りを比較
保険会社は、保険料を国債で運用するケースが一般的です。
日・米・豪の十年もの国債利回りは以下のように違いがあります。
| 国 | 国債利回り(10年) |
| 日本 | 1.503% |
| 米国 | 4.398% |
| 豪州 | 4.259% |
2025年5月31日時点の国債利回りは、米国がもっとも高くなっています。
保険会社は契約者から預かった保険料を安定性が高い国債で運用することが多く、とくに生命保険のような長期契約ではそのような安定した運用が求められるため、収益を上げる必要があります。
とくに生命保険のような長期契約では安定した運用が求められます。
国債は安定した利回りと低い信用リスクを持つため、保険会社の主要な選択肢です。
また経済の変動から資産を保護するため、保険会社はリスク分散の観点からも国債を保有しています。
今から外貨建て保険を始めるなら米ドルと豪ドルどっちがおすすめ?
実際に外貨建て保険としてどちらの通貨がどのようなタイプの方に適しているのかを具体的に考えていきましょう。
米ドルがおすすめの人
以下のようなタイプの方には、米ドル建ての外貨建て保険が適しています。
・安定した運用に期待する人
・情報収集を自身で行いたい人
・長期的な資産形成を考えている人
・米ドルで資金を使う可能性がある人
米ドルは世界の基軸通貨であり、他の通貨と比較して流動性が高く、比較的価格も安定しています。
そのため、急激な価格変動リスクをできるだけ避けたいと考える方には、米ドル建てが有力な選択肢となるでしょう。
特に、初めて外貨建て保険に挑戦する方や、為替変動による精神的な負担を軽減したいと考える方には、まず米ドル建てから検討するのが一般的とされています 。
また、米国経済や米ドルに関する情報は、金融ニュースや専門サイトで日々多く発信されています。情報量が豊富なため、運用状況を自分で把握しながら投資判断したい方に向いているでしょう。
さらに基軸通貨としての信頼性の高さから、米ドルは長期での運用においても比較的安心して持ちやすい通貨の一つと考えられます。
なお、お子様の留学費用やご自身の海外旅行費用など、米ドルでの支出予定がある場合には、為替リスクを気にすることなくそのまま米ドルで資金を活用できるというメリットもあります 。
受け取った保険金をそのまま米ドルで使えるため、円高・円安の影響を受けずに目的に応じた資金運用が可能です。
豪ドルがおすすめの人
以下のようなタイプの方には、豪ドル建ての外貨建て保険が向いています。
・資源価格や中国経済の動向に詳しい人
・分散投資をしたい人
豪ドルは、鉄鉱石や石炭などの資源価格、そして中国経済と深い関わりがあります。これらの要素が豪ドルの為替レートに影響を与えるため、資源市況や中国の経済ニュースに精通している方には有利に働く場面があるでしょう。
また、既に米ドル建ての資産を保有している方は、分散投資の一環として豪ドル建の保険に加入するのも良いでしょう。
まとめ
米ドルと豪ドルではそれぞれ特徴とリスクが異なり、判断する際の材料も多くあります。
米ドルは現在、比較的安定しているものの、その動向についての未来の見通しは必ずしも明確ではありません。
「米ドルと豪ドルで迷ってしまう」という人は分散して運用する方法がありますが、どのような割合で通貨を選択すればよいか悩んでしまう人も多いでしょう。
そのようなときはみんなの生命保険アドバイザーを活用してください。
みんなの生命保険アドバイザーは、2,500名以上の保険専門家であるFPと提携しており、希望に合った担当者をマッチング・紹介してくれるサービスです。
25万件以上の相談実績を誇っており、相談の満足度は96%と高い評価になっています。
納得できるまで何度でも無料で相談でき、オンライン相談にも対応しています。
担当者の変更や中断をWEBサイトから連絡できる「ストップコール制度」もあるため、担当者との相性に不安を感じた場合にも気軽に変更手続きが可能です。
また同性のFPを希望(※1)できますので、同性同士話しやすい雰囲気の中、安心してご相談いただくことが可能です。
今なら相談とアンケート回答でミスタードーナツ ギフトチケット(1500円)が貰えるキャンペーンもやっていますので、この機会にぜひご検討ください。
(※1):申込み後の相談内容回答の際に希望可能。希望が承れない場合もあり。
マネモのおすすめ保険相談サービスはこちら!


