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・50代以降高まるリスクがあるだけでなく、独身がゆえ、あるいは女性であるがゆえ高まるリスクもある。
・高まるリスクに備えるためには生命保険への加入が有効。
・50代独身女性は、同年代の配偶者がいたり扶養家族がいたりする女性とは選ぶべき保険が異なる。
「50代でも、独身女性なら保険は不要なのではないか」と思っている人がいるかもしれませんが、本当にそうでしょうか。
50歳独身女性は多くのリスクを抱えて生活しています。
それらに備えるためには、保険加入も検討した方がよいでしょう。
ただし、配偶者や扶養家族がいる同年代女性とは、必要な保障が異なります。
この記事では、50代独身女性にも保険が必要である理由を説明したうえで、おすすめの保険について解説します。
この記事の目次
50代独身女性が抱えるリスクとは?
50代で独身なら、生活を共にする人や扶養しなければならない家族はいない状態です。
誰かに生活資金を残すためには保険に入らなくてもよいでしょう。
しかし、独身にもリスクはありますし、独身だからこそ高まるリスクもあります。
生活習慣病のリスク
生活習慣病は、偏った食事や運動不足、喫煙、過度の飲酒、ストレスなどが発症や進行に深く関係する病気の総称です。代表的なものに高血圧、脂質異常症、糖尿病などがあります。
自覚症状がないまま進行し、心筋梗塞や脳卒中など、命にかかわる疾患を突然引き起こすことがあるため「サイレントキラー」とも呼ばれます。
厚生労働省の統計によると、生活習慣病は40代から発症率・死亡率ともに高まる傾向にあります。
特に50代以降は、女性の死因の中でも心疾患や脳血管疾患の割合が高まります。
また、厚生労働省の調査によると、糖尿病を強く疑われる人の割合は女性の場合8.9%で、男性の16.8%の約半分です。
糖尿病が強く疑われる女性の割合は年齢と共に増加し、60代では10.1%に達します。
生活習慣病は一度発症すると長期的な治療が必要になることが多いため、備えが必要なリスクの一つといえるでしょう。
参考
厚生労働省「人口統計資料集(2024)」
厚生労働省「令和5年国民健康・栄養調査結果の概要」
がんのリスク
国立がん研究センターの「最新がん統計」によると、日本人が一生のうちにがんと診断される確率は2人に1人とされています。厚生労働省の統計でも、女性の死因の第1位(35歳〜89歳)はがんです。
女性特有のがんのリスクは30代~40代でピークを迎える傾向がありますが、50代以降はそれらに加え、男女共通のがんリスクも高まります。
がんには高額な治療費がかかる場合があるため、備えが必要なリスクの一つです。
参考
国立研究開発法人国立がん研究センター 最新がん統計
厚生労働省 令和4年国民健康・栄養調査結果の概要
働けなくなり収入が途絶えるリスク
独身の方は、病気やケガで長期間仕事ができなくなると収入が途絶え、生活が困窮する可能性があります。
収入がなくても家賃などの固定費はかかり続けるため、貯蓄を取り崩しながら、さらに医療費も負担することになります。
何の備えもなければ、生活の維持が困難になるかもしれません。
急な出費で家計が圧迫されるリスク
女性特有の疾患などで、急な入院や治療が必要になることも想定しておく必要があります。
しかし、国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、50代は男女間の平均給与の差が最も大きい年代です。
もちろん、雇用形態の違いなどが影響していますが、収入に対して経済的な余力が十分でない場合、急な出費への対応が難しいケースも考えられます。
長生きする可能性が高い
令和6年簡易生命表によると女性の平均寿命は87.13歳です。
ただし、平均寿命というのは0歳の人が基準なので、50代以降の人には当てはまりません。
50歳女性の平均余命は38.24歳なので、それを基準に計算し直すと、平均でも88.24歳までは生きるということになります。
女性は骨粗しょう症や認知症など、治療や介護を受けながら長生きする可能性のある病気にかかりやすい傾向があります。
そのため、治療や介護を受けながら長生きするという可能性を考え、経済的な備えをしておく必要があるでしょう。
50代独身女性が保険に入るメリットは?
50代独身女性が保険に入ることには、大きなメリットが3つあります。
それぞれ、具体的にどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
・今後大きくなる医療費負担を軽減できる
・老後資金の不足を補える
・働けない期間の収入源をカバーできる
今後大きくなる医療費負担を軽減できる
病気やケガのリスクは年齢が上がるほど高くなり、医療費の負担も徐々に大きくなっていきます。
厚生労働省の統計によると、一生涯にかかる医療費の約半分が70歳以降にかかるとされています。
出典:厚生労働省「生涯医療費」
会社勤めをしている人や公務員などは、60歳で定年を迎えると、それ以降は収入が減ることがほとんどなのに、医療費負担は逆に増え続ける可能性が高いということです。
貯金を医療費に充てることもできますが、いつまで続くかわからない老後のために、生活資金を貯めておかなければなりません。
医療費を保険でカバーできれば、貯蓄を老後の生活資金として温存しやすくなります。
老後資金の不足を補える
病気やケガで入院した場合、治療費の負担や収入の減少によって、計画していた老後資金の準備が難しくなる可能性があります。
貯蓄性のある保険を活用することで、万一の保障を確保しつつ、計画的に老後資金を準備可能です。
また、死亡保険金を、ご自身の葬儀費用や遺品整理費用として、手続きをしてくれる方に残すこともできます。
働けない期間の収入減をカバーできる
独身で一人暮らししている人の場合、自分以外の収入を充てにすることができません。
同居している人がいる人と比べると、働けなくなったときのダメージは甚大です。
特に自営業や個人事業主が加入する国民健康保険には、傷病手当金の制度がないため、働けない期間の収入減がそのまま生活に影響することになります。
働けない期間の収入をカバーできる保険に入っておけば、病気やケガで働けない期間も収入がゼロになって生活できなくなることは防げるでしょう。
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50代独身女性におすすめの保険とは?
50代独身女性におすすめの保険は、50代独身女性が抱えている数々のリスクに対する備えになる保険です。
具体的に挙げると、少額の死亡保険、医療保険、がん保険、介護保険、個人年金保険、就業不能保険の6つになります。
| 保険種類 | 内容 |
| 死亡保険 | 被保険者が死亡または高度障害状態になったときに、 指定された受取人に保険金が支払われる保険 |
| 医療保険 | 病気やケガで入院をしたとき、 または手術を受けたときに給付金を受け取れる保険 |
| がん保険 | がんの治療にかかる入院や手術、診断などで 給付金を受け取れる保険 |
| 介護保険 | 要介護状態になったときに、 公的介護保険で保障されない部分をカバーする保険 |
| 個人年金保険 | 老後の生活資金に対して、 公的年金に上乗せ補完するために自分で準備する保険 |
| 就業不能保険 | 病気やケガで働けなくなったときの収入減を補う保険 |
ここでは、それぞれどのような点が50代独身女性におすすめなのかを解説します。
死亡保険
扶養家族がいない独身女性には、高額な死亡保険は不要です。
ただし、自分に万が一のことがあったときには、誰かに葬儀や遺品整理などをしてもらわなければなりません。
それらの手続きにはそれなりのまとまった費用が必要です。
自分に万が一のことがあったときにいくらくらい費用がかかるかを計算して、それらに宛てられる金額の死亡保険は入っておくのがおすすめです。
受取人は、万が一のときに手続きを引き受けてくれる人にしておきましょう。
医療保険
年齢が高まると病気やケガのリスクが高まることは、先に述べたとおりです。
病気やケガによる入院は想定外の出費になります。
治療費は高額療養費などでカバーできますが、入院にかかるのは、公的保険の対象になるものばかりではありません。
差額ベッド代や食事代など、保険では賄えない出費がかさむうえに、入院して働けない期間は収入も途絶えます。
医療保険に加入しておけば、入院や手術、通院などに対して給付金を受けられるようになるので安心です。
50代以降は、通常妊娠・出産を考えない年齢なので、女性特有の病気を手厚くするよりも、幅広い病気やケガに対応するものを選んだ方がよいでしょう。
医療保険についてはこちらの記事で詳しい解説をしています。
50代の男性・女性におすすめの医療保険とは|必要性や選び方を解説
がん保険
女性特有のがんは、30歳、40歳がピークですが、それ以降もかからなくなるわけではありません。
がんのリスクは年齢が高くなるほど高まるので、がん保険は50代以降も必要です。
ただし、閉経後は女性特有のがん以上に、男女関係なくかかるがんのリスクが高まります。
50代の女性が加入するなら、女性特有のがんに特化したものよりも、幅広いがんに備えられるものの方がおすすめです。
家系的にがんのリスクが高い人は、医療保険とは別にがん保険にも入って、備えを手厚くしておくようにしましょう。
がん保険についてはこちらの記事で詳しい解説をしています。
50代でもがん保険は必要?必要な理由と加入する際の注意点を解説!
介護保険
多くの女性は50代に閉経を迎え、閉経後は骨粗しょう症になるリスクが高まります。
骨密度の低い人が高齢になってつまずいたり転倒したりすると、大腿骨頚部骨折になりやすく、そのまま寝たきりになってしまうことが少なくありません。
また、認知症で介護が必要になる人も大勢います。
しかし、介護は全額を公的介護保険で賄えるわけではありません。
収入に応じて1割~3割の自己負担があります。
公的介護保険は介護サービスの現物給付ですが、民間の介護保険は現金給付なので、民間の介護保険に加入して自己負担分をカバーできるようにしておくと安心です。
介護保険についてはこちらの記事で詳しい解説をしています。
民間の介護保険はなぜ必要?公的介護保険だけでは何が足りないの?
個人年金保険
女性は、雇用形態によっては収入が少ないことが多く、老後資金を貯めるのに苦労している人が多いようです。
いくら老後も働くつもりでいても、病気やケガで働けなくなることもあります。
定年を迎えて退職しても、すぐには公的年金をもらえないので、最悪の事態についても想定しておく必要はあるでしょう。
60歳~65歳の間に働けなくなると、老後のために貯めていたお金を使って生活しなければならなりません。
個人年金保険で不足分をカバーできるようにしておくと安心です。
個人年金保険についてはこちらの記事で詳しい解説をしています。
独身女性が選ぶべき個人年金保険とは?基礎知識やポイントを解説
就業不能保険
就業不能保険は、所定の病気やケガで働けない状態が所定の期間続いたとき給付金を受け取れる保険です。
給付金の受け取り方は、一時金、年金、毎月受け取りと商品によって異なります。
自営業や個人事業主などは、加入している健康保険の関係で、働けなくなったときに傷病手当金が出ません。
病気やケガで障害が残っても、障害基礎年金を受け取れるのは、1年6カ月その状態が続いてからです。
無収入になってしまう人や急な出費に対応できる貯蓄がない人は、就業不能保険に入っておいた方がよいでしょう。
就業不能保険についてはこちらの記事で詳しい解説をしています。
就業不能保険はいらないといわれる4つの理由|必要な人の特徴は?
50代独身女性で保険の必要性が低い人
50代独身女性で保険に入る必要がないのはどのような人でしょうか?
・扶養家族がいない人
・十分に貯蓄がある人
独身女性は、基本的に扶養家族がいないため、誰かに生活費を残すための保険は不要です。
ただし、親や子どもを扶養している場合は必要になります。
十分な貯蓄がある人も保険に加入する必要はいりません。
十分な貯蓄というのは、急な出費も病気になったときの医療費も、収入が途絶えたときの生活費もすべて賄えるほどの貯蓄を意味します。
それだけの蓄えがあるのなら、わざわざ保険料を支払ってまで急な出費に備える必要はないでしょう。
50代独身女性が保険を選ぶときのチェックポイント
最後に、50代独身女性が保険を選ぶ際には、どのような点に注意して選べばよいか解説します。
最低限押さえておきたいポイントは、以下に挙げる3つです。
公的扶助でカバーされる範囲
病気やケガで高額の医療費がかかったときや、働けなくなったときに、高額療養費や傷病手当金など公的扶助でカバーされる部分があります。
介護に関しても、公的な介護保険でカバーされる範囲があるので、どのような状況になったときに、どのような制度で、どれだけカバーされるのかを確認しておくようにしましょう。
全額を生命保険でカバーしようとする必要はありません。
既存の保険を活かすか新規で加入するか
50代なら、既に加入している保険がある人も少なくないでしょう。
その場合、現状に応じて見直す必要があります。
足りない保障を特約で付けたり、保障を増額したりするなど、既存の保険を活かして、現状に合う形に変えられるかもしれません。
ただし、既存の保険を活かした方が得とは限らないので、よく確認しましょう。
入ったときよりも大幅に保険料が上がる場合やする、納得のいく形に変えられない場合は、別の保険に新規で加入することも視野に入れ、比較検討することが大切です。
とはいえ、新たな保険に入りたくても、健康状態などの関係で入れない場合もあります。
確認せずに既存の保険を解約してはいけません。
貯蓄型なら将来の返戻金額も比較
既存の保険が貯蓄型の場合は、安易に新しい保険に切り替えない方がよい場合があります。
古い保険の方が、予定利率が高く将来受け取れる解約返戻金が高い可能性があるからです。
しかし、加入期間が短い場合は、受け取れる解約返戻金がなかったり、受け取れても少額だったりするかもしれません。
貯蓄型の保険を解約するのであれば、将来受け取れる解約返戻金額も確認したうえで、損しないタイミングで解約しましょう。
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50代独身女性ならではのライフプランに合った保険を選ぼう
平均的な50代独身女性を想定しておすすめの保険について解説しましたが、同じ年の独身女性でもライフスタイルが違えば必要な保障も違ってきます。
自分のライフプランに合う保険を選びましょう。
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