この記事の要約はこちら
・20代女性の保険加入率は57.1%
・必要性を感じない、保険料を支払う余裕がないといった理由で保険に入らない人もいるが、20代女性は病気や怪我、収入減少などのリスクを抱えている
・20代女性が加入を検討すべき保険は医療保険、がん保険、就業不能保険、終身保険、個人年金保険種類
・保険加入のメリットやデメリットを理解し、健康状態や家族構成などをふまえて検討することが大切
周囲の人が保険に加入していることを知り「自分も入らなければ」と考えている20代の女性は少なくないでしょう。
しかし「まだ若くて健康だから必要ないのでは?」と一歩踏み出せていない人もいるはずです。
確かに50〜60代と比べれば保険を活用する機会は少ないかもしれません。しかし、20代であっても病気やケガによる収入減少などのリスクはあるため、必要に応じて加入を検討する必要があります。
本記事では、20代女性の生命保険加入率や必要性、最低限加入しておくべき保険の種類などを解説します。
この記事の目次
20代女性の保険加入率と保険に入っていない理由
まずは、20代女性の保険加入率や、保険に加入しない理由を見ていきましょう。
20代女性の保険加入率は?
生命保険文化センターの「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」によると、年代別の女性の生命保険加入率は、以下のとおりです。
| 年代 | 加入率 |
| 20代女性 | 57.1% |
| 30代女性 | 82.8% |
| 40代女性 | 86.3% |
| 50代女性 | 87.8% |
| 60代女性 | 86.5% |
| 70代女性 | 78.8% |
20代女性の生命保険加入率は57.1%で、他の年代と比較して大幅に低い結果です。
しかし30代に突入すると80%を超え、生命保険加入率が上昇することが分かります。
40代以降も約8割の加入率ですが、50代が最も高くなります。
20代女性が保険に入らない理由は?
20代女性が保険に加入しない理由としては、以下のようなケースが考えられます。
・若くて健康なため、保険の必要さを感じない
・収入が少なく、保険料を支払う余裕がない
・保険に関する知識や情報がない
・保険への関心や優先順位が低い
20代女性は、年齢的にも健康な人が多く、まだ保険の必要性を感じていない可能性があります。
また他の年代と比べて収入が少なく、保険料を支払う余裕がなかったり、保険加入や保険料支払いの優先順位が低かったりすることもあるでしょう。
20代女性が保険に入っている理由は?
生命保険文化センターの「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」によると、20代女性の直近加入契約の加入目的は以下のとおりです。
| 加入目的 | 割合 |
| 病気やケガの医療費に備える | 63.4% |
| 死亡時に備える | 14.6% |
| 病気やケガで収入が途絶えた時に備える | 7.3% |
| 老後の生活資金に備える | 4.9% |
現在の生活を守るために、病気やケガのリスクを意識している人が多いことがわかります。
なお、「病気やケガで収入が途絶えたときのために契約した」と回答した人の割合は、全年代の男女を通じて最も多くなっています。
20代女性が保険に加入するメリットは?
次に、20代女性が、保険に加入するメリットについて見ていきます。
・いざという時に経済的なカバーを受けられる
・若いうちに保険に加入すると保険料が安い
・健康なため無条件な保険に加入できる
・女性疾病もカバーできるため安心
いざというときに経済的なカバーを受けられる
20代女性が保険に加入するメリットとして、病気やケガをして入院や手術をする必要があるとき、働けなくなったとき、死亡したときなどに経済的なカバーを受けられる点です。
十分な預貯金などがあれば、何かあった際にも、預貯金から払い出しができるため、保険加入の必要がないケースもあります。
しかし20代女性は、まだ若く十分な預貯金がない人もいるでしょう。
さまざまなリスクに備えて、経済的なカバーを受けられる保険に加入しておくと良いでしょう。
次に、20代女性が抱えるリスクを確認していきましょう。
・病気やケガをしたときのリスク
・収入減少時のリスク
・障害状態や介護状態になったときのリスク
・老後資金準備のリスク
・死亡時のリスク
病気やケガをした時のリスク
20代でも、予期せぬ病気やケガなどで長期入院をする可能性があります。
治療費は健康保険適用になるものの、差額ベッド代、食事代、雑費などは自己負担となるため、出費がかさむことが想定されます。
生命保険文化センターの「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」によると、入院時の1日あたりの自己負担費用の平均は約2.1万円です。
万が一入院が長引くと、自己負担となる出費をはじめ経済的に大きなダメージを受けてしまうリスクがあるでしょう。
収入減少時のリスク
治療や入院などが長引き、今まで通りに働けなくなった場合、収入が減少するリスクがあります。
正社員の場合は有給休暇なども使用できますが、雇用形態によっては、収入がなくなることも考えられます。
20代はまだ貯蓄などの十分な貯えが出来ていないケースもあるでしょう。
そのためいざというときに経済的に困窮しないよう収入減少のリスクに備えておく必要があります。
障害状態・介護状態になったときのリスク
20代では、障害状態や介護状態になったときのリスクを想像しにくいケースもあるでしょう。
予期せぬ事故などで、若くして介護状態になってしまった場合、現状、公的介護保険の給付対象になっているのは、「65歳以上で介護認定を受けている人」または「40歳から64歳までの特定疾病に該当している人」です。
20代で障害状態・介護状態になると、これまで通り働くことが難しいうえに公的介護保険の給付を受けられず、経済的なリスクにもつながります。
生命保険文化センターの「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、介護に必要な費用の平均は、月々平均8.3万円(在宅では平均4.8万円、施設では平均12.2万)です。
そのため公的介護保険のカバーがないことも踏まえて、障害状態・介護状態のリスクにどのように備えるのか検討する必要があるでしょう。
老後資金準備のリスク
20代女性の中には、老後の年金生活に不安を感じて、すでにコツコツ資産形成をしている人もいるでしょう。
若いうちから準備を始めると、老後までの長い期間、運用に取り組めるため、毎月少額の積み立て・運用でも、お金を大きく成長させられる可能性があります。
しかしケガや病気などで働けなくなると、従来通常通りの収入を得られず、積み立ての継続が難しくなることも考えられます。
積み立てを途中で中断しないためにも、万が一の際に経済的なカバーを受けられるよう、リスクヘッジしておくと良いでしょう。
死亡時のリスク
死亡時には葬儀代やお墓代など、死後の整理資金が必要です。
備えがないと、家族など周囲の人が負担しなければならないといった経済的リスクがあります。
周囲の人に迷惑を掛けたくない場合は、死後の整理資金を最低限確保しておく必要があるでしょう。
自分名義の銀行口座は、原則死亡時に凍結されてしまいます。
葬儀費用をスムーズに支払えるようにするには、家族などの受取人が請求することでお金が支払われる死亡保険などで備えておくと安心です。
また20代女性で子どもがいる場合は、教育費や家族の生活費などを担っているケースもあるでしょう。
死亡時のリスク対策として、家族が経済的な保障を受けられるよう、必要保障額をカバーできる保険を活用する方法もあります。
若いうちに保険に加入すると保険料が安い
保険の保険料は年齢や性別によって異なります。
年齢が若ければ保険料が安く、年齢が上がるごとに保険料が上がるケースが一般的です。
そのため、20代のうちに保険に加入しておくと、30代以降に加入する場合と比べて毎月の支払い額を抑えられます。
20代で必要な保険に加入しておくと、コストパフォーマンスが高い状態で保障を確保できるでしょう。
健康体のため無条件な保険に加入できる
20代の若いうちは、30代以降の年代と比べて体が健康体のケースが多いでしょう。
そのため、保険金や給付金の支払い制限のない無条件の保険に加入できる可能性が高まります。
年齢が上がって、一度病気になってしまうと、健康な人向けの保険に加入できなかったり、保険金や給付金の支払いに制限がある契約内容になってしまったりすることもあります。
将来的に保険に加入する予定なら、20代のうちに検討することをおすすめします。
女性疾病もカバーできるため安心
全国健康保険協会の発表によると、近年乳がんや子宮がんなどの発祥の若年化が進んでおり、20代から40代での発症が急激に増えています。
20代のうちに女性特有の疾病を発症する人も多いため、女性特有の疾病に備えられる医療保険などに加入しておくと、早期に女性疾病を発症してしまった際にも、経済的なカバーを受けられ安心です。
医療保険の多くは、特約などで女性疾病をカバーできますが、各商品によって細かな内容は異なります。
どのような保障を受けたいかを明確にしたうえで、希望に合った医療保険を比較・検討すると良いでしょう。
20代女性が保険に加入するデメリットは?
続いて、20代女性が保険に加入するデメリットを見ていきましょう。
・保険料の支払いが家計の負担になる
・早期で解約すると元本割れする
保険料の支払いが家計の負担になる
20代で保険に加入すれば、30代以降に加入する場合と比べ、保険料設定が安いです。
一方で保険の種類によって保険料は異なります。
例えば、貯蓄型保険は掛け捨て保険と比較して保険料設定が割高な傾向にあり、商品によっては月々の保険料が1万円以上となるケースもあります。
20代は収入が上がってきていないこともありますので、人によっては、収支のバランスが取りにくく、保険料の支払い負担をきついと感じる人もいるでしょう。
早期で解約すると元本割れする
解約返戻金がある保険でも、早期に解約すると元本割れをする可能性があります。
例えば貯蓄型保険などで支払いがきつくなり、早期に保険契約を解約してしまうと、これまで支払ってきた保険料より少ない金額が戻ってくるか、支払った金額がほぼ戻ってこなくなります。
貯蓄型保険自体、計画的にお金を貯めたり、増やしたりすることを目的としているにも関わらず、早期解約の結果、元本割れを引き起こして損をしてしまいます。
保険に加入する際は、余裕をもって継続的に支払える保険料設定にされることをおすすめします。
20代女性で保険に加入した方がよい人
・保険料を安く抑えたい人
・計画的な資金準備がしたい人
・病気やケガをした際に払い出せる十分な貯蓄がない人
・様々なリスクヘッジを整えておくことで安心したい人
20代女性で保険加入がおすすめな人の特徴は、若くても健康リスクが気になっていて、リスクヘッジを整えておきたい人などが挙げられます。
そのほか、20代で何かあった時に払い出せる預貯金などの貯えがない人は、保険に入っておくと、経済的な保障を受けられて安心です。
20代女性で保険に加入しなくてもよい人
・保険加入の必要性を全く感じていない人
20代女性で、保険加入をおすすめできない人は、早期に保険の解約をする可能性がある人が挙げられます。
特に、経済的に余裕がなく保険料の支払いが厳しい人や保険の必要性を感じていない中、半ば強引に加入させられた人などは、早期に保険を解約してしまう可能性があるでしょう。
20代女性が最低限入っておくべき保険とは?
次に、20代女性が加入を検討すべき保険種類を見ていきます。
・医療保険
・がん保険
・就業不能保険
・終身保険
・個人年金保険
医療保険
医療保険は、病気やけがで入院・手術をした際に、入院給付金や手術給付金などを受け取れる保障です。
各保険会社からさまざまな内容の医療保険が販売されています。
入院の短期化、通院の長期化など、最近の医療事情に合わせて、通院時の保障を付けられたり、がんを始めとする三大疾病に罹患した際に手厚い一時金を受け取れたりと、入院・手術以外も重点的にカバーできる保障が増えてきています。
また女性疾病も特約で幅広くカバーできるケースもあります。
多くの女性特約では、がんも含めた女性疾病での入院の際に、手厚い入院給付金を受け取れる設定になっているため、加入しておくと、個室でゆっくり病気の治療に専念することができるでしょう。
特に女性は、20代でも女性疾病を発症する人もいるため、最低限の医療保険に女性特約を付加して加入しておくと、保険料負担も大きすぎず、安心感も高いでしょう。
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がん保険
国立研究開発法人国立がん研究センターの「最新がん統計」によると、日本人の2人に1人は一生のうちにがんと診断されるとされています。
がんに罹患した際の対策としてがん保険に加入しておくと、がん治療の際に経済的なサポートを受けられます。
がん治療は、医療技術の進化など時代の移り変わりと共に多様化しています。
現在はさまざまな治療に対応できるがん保険があり、商品によってはがん診断給付金をはじめ、入院、通院、手術、抗がん剤治療、放射線治療、自由診療、先進医療などを受けた際に、ニーズに合わせて給付金を受け取れるよう設定することが可能です。
がんは、選択する治療方法によって、治療費がかなり高額になるケースもありますので、20代でも子宮がんや乳がんなどに備えて、保障を準備しておくと良いでしょう。
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就業不能保険
就業不能保険は、病気やケガなどで長期間働けなくなった際に、毎月のお給料のように就業不能給付金を受け取れる保障です。
特に、フリーランスや個人事業主の場合、会社員のように社会保険の傷病手当金の給付を受けられないため、働けない期間中は無収入になってしまうこともあるかもしれません。
今は、働き方が多様化しており、20代でも自由な働き方を選択している人もいるでしょう。
フリーランスや個人事業主の場合は、特に、長期間働けなくなった場合の保障を備えておくと安心です。
就業不能保険の種類も豊富で、うつ病などの精神疾患で働けなくなった場合でもサポートを受けられる商品も出ていています。
そのため、就業不能保険を検討される際は、どのような状態に該当したら給付金が支払われるかをよく確認しながら、商品を選択するとよいでしょう。
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終身保険
終身保険は一生涯、死亡保障や高度障害に備えられる保険です。
貯蓄性があるため、老後の経済状態によって、使い道を柔軟に選択できる点は、終身保険の魅力と言えるでしょう
例えば、保険料の支払いを継続した結果、将来的に資金が必要になった際は、解約して解約返戻金を受け取れますし、家族に死亡保険金として残すことも可能です。
20代では、独身であれば、大きな終身保険に加入する必要はなく、葬儀代程度の終身保険に加入するのも良いでしょう。
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個人年金保険
個人年金保険は、老後、年金生活に突入した際、公的年金に上乗せして受け取れる個人年金を準備できる保険です。
継続して保険料を支払い、契約時に設定した年金支払開始年齢に到達すると、私的年金を受け取れる仕組みになっています。
個人年金保険には、大きく、円建て、外貨建て、変額型の3種類があります。
円建ては安定的かつ確実に老後資金を準備でき、外貨建は為替リスクなど受け取れる金額に変動要素はあるものの、外貨の金利の優位性を活かして効率よく資産を増やせます。
変額型は通常の保険と異なり、保険の仕組みを活用して投資信託で運用できるため、運用成果によっては、資産を大きく成長させられる可能性があります。
20代で個人年金の準備というと気が早いと思う人もいるかもしれません。
しかし若いうちからの老後資金準備は、長期間の運用に取り組めるため、リスクの高い変額型などを活用しても安定した成果を出しやすいため、少額からでも、個人年金などを始めておくのも良いでしょう。
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20代で生命保険の加入を検討しているならプロに相談を!
本記事では、20代の保険加入の必要性について、保険加入率、抱えるリスク、保険に加入するメリット・デメリットなどを確認しながら解説してきました。
20代は、まだまだ若く健康体のため、そもそも保険自体必要ないと考えている人もいますが、万一のリスクに対して解決策を整えておくと安心です。
後になって、加入しておけばよかったと後悔しないよう、必要最低限の保険に加入しておくと、支払い負担も大きくなりすぎず、万が一の際に経済的な保障を受けられます。
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