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  • 公開日:2026.3.18
  • 更新日:2026.3.18

猫の呼吸が早いのは大丈夫?正常な呼吸回数と病気のサイン、受診の目安を解説

猫の呼吸が早いのは大丈夫?正常な呼吸回数と病気のサイン、受診の目安を解説

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猫の呼吸が早いときの原因や正常な呼吸回数、危険な呼吸のサインを解説。心臓病や呼吸器疾患など考えられる病気や、自宅で確認すべきポイント、動物病院を受診する目安までわかりやすく紹介します。

この記事の要約はこちら

・猫の正常な呼吸回数は、安静時で1分間に20〜40回程度が目安で、50回以上続く場合は注意が必要。
・呼吸が早い原因には、猫カゼ・猫喘息・慢性気管支炎・心臓病・ケガ・熱中症などさまざまな病気考えられる。
・口呼吸・肩呼吸・鼻翼呼吸・腹式呼吸などは、呼吸が苦しいサインの可能性があるため注意が必要。
・安静時でも呼吸が早い、元気や食欲がない、異常な呼吸音がする場合は、早めに動物病院を受診することが大切。
・猫は体調不良を隠しやすいため、普段から呼吸の様子を確認し、異変に気づいたら早めに対処することが重要。

愛猫の呼吸がいつもより早いと、「苦しいのかな?」「すぐ病院に行った方がいいのかな?」と不安になりますよね。

猫の呼吸が早くなる原因には、興奮や暑さなどの一時的なものもありますが、心臓病や呼吸器の病気など、早めの受診が必要なケースもあります。

猫は、生き物の中でも特に体調不良を隠しやすい動物です。

そのため、呼吸の変化は見逃したくないサインのひとつになりますよ。

この記事では、次の内容をわかりやすく解説します。

  • 猫の正常な呼吸回数
  • 呼吸が早いときに考えられる原因
  • すぐ病院へ行くべき症状
  • 自宅で確認したいポイント

落ち着いて判断できるように、まずは正常かどうかの見分け方から確認していきましょう。

猫の呼吸が早いときにまず確認したいポイント

猫の呼吸がいつもより早いときは、まず危険な状態かどうかを確認しましょう。

確認したい3つのポイント

・安静時の呼吸回数が多くないか
・口を開けて呼吸していないか
・元気や食欲が落ちていないか

まずはこの3つを確認することで、様子を見てもよい状態なのか、すぐに動物病院へ行くべきなのかを判断しす。

安静時の呼吸回数が多くないか

猫の呼吸は、寝ているときやリラックスしているときに確認するのが理想です。

安静時でも呼吸が速い場合は、次のような原因が考えられます。

・呼吸器の病気(猫喘息・肺炎など)
・心臓病
・発熱や痛み
・熱中症

安静時でも呼吸が早い状態が続く場合は、病気の可能性が高いと考えられます。

口を開けて呼吸している場合

猫は基本的に鼻で呼吸する動物です。

そのため、犬のように口を開けて呼吸している場合は異常の可能性があります。

例えば次のような病気が原因になることがあります。

・呼吸器の病気
・心臓の病気
・重度の熱中症

猫が口呼吸をしている場合は緊急性が高いこともあるため、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。

元気や食欲が落ちている場合

呼吸が早いだけでなく、

・元気がない
・食欲がない
・ぐったりしている

といった症状がある場合も注意が必要です。

猫は体調不良を隠す動物です。

ふと気づいた違和感は、病気の初期サインであることもあります。

いつもと違う様子が続く場合は、早めに動物病院に相談しましょう。

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猫の正常な呼吸回数と測り方

まずは猫の正常な呼吸回数を知っておきましょう。

猫の呼吸回数は、安静にしているときに測ることが重要です。

猫の正常な呼吸回数

猫の安静時の呼吸回数の目安は次の通りです。

  • 安静にしている時:1分間に20〜40回程度
  • 寝ているとき:1分間に15〜25回程度

猫は起きているときや興奮しているときには呼吸が早くなるため、リラックスしていたり寝ているときに測ると正確な数値がわかりやすいです。

子猫は成猫より呼吸回数が1~2割ほど多めなので、正常な範囲であれば問題がない可能性もあります。

猫の呼吸数の測り方

猫の呼吸数は、胸やお腹の動きでわかります。

猫や寝ている時やリラックスしている時にお腹の動きを見ましょう。

呼吸の測り方は次の通りです。

①猫が寝ているときやリラックスしているときに観察する

②胸やお腹の上下運動を1回の呼吸として数える

③1分間に何回呼吸しているか数える

1分間測るのが難しい場合は、30秒間の呼吸数×2でも、15秒間の呼吸数×4でも計算できます。

呼吸回数が多いときの目安

安静時の呼吸回数が1分間に50回以上ある場合は、呼吸が早いと考えられます。

呼吸が早い原因は様々ですが、下記の症状や病気が考えられます。

・呼吸器の病気

・心臓病

・発熱や痛み

・熱中症

安静時でも呼吸が早い状態が続く場合は、動画を撮影して獣医師に見てもらうと診断の参考になります。

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猫の危険な呼吸のサイン

猫の呼吸の変化には、病気のサインとなる呼吸の仕方があります。

ここからは注意が必要な呼吸を解説します。

開口呼吸(口呼吸)

猫が口を開けて呼吸している状態です。

猫は、基本的に鼻で呼吸をします。

口で呼吸をしている場合は、何らかの原因で鼻呼吸ができなくなっているか、呼吸が苦しい可能性があります。

原因として、

  • 心臓病
  • 呼吸器疾患
  • 熱中症

などが考えられ、これらは緊急性が高いこともあるためすぐに動物病院を受診した方が良い呼吸だといえます。

肩呼吸

肩や胸を大きく動かしながら呼吸している状態です。

開口呼吸の一歩手前で起こります。

呼吸が苦しいときに見られることがあり、

・猫喘息(ぜんそく)
・気管支炎
・肺の病気

である可能性があります。

どれも悪化すると治療が難しくなるため、早めに動物病院に行きましょう。

鼻翼呼吸

鼻の穴が膨らんだり、小鼻がひくひく動く呼吸を鼻翼呼吸(びよくこきゅう)といいます。

運動後や興奮したときに多く見られますが、安静にしている時もしている場合は呼吸が苦しいサインの可能性があります。

多呼吸

呼吸の回数が通常よりも多い状態です。

多呼吸は、

・痛み
・発熱
・心臓病
・呼吸器疾患

など、さまざまな原因で起こることがあります。

こちらも安静にしている時もしている場合は病院に連れていくサインです。

猫の腹式呼吸は異常?

猫は通常、胸を中心に動かす「胸式呼吸」をしています。

そのため、お腹が大きく動く「腹式呼吸」をしている場合は、呼吸が苦しくなっている可能性があります。

特に次のような様子が見られる場合は注意が必要です。

  • お腹が大きく上下している
  • 呼吸が速くなっている
  • 口を開けて呼吸している

これらの症状は、呼吸がうまくできていないサインかもしれません。

原因としては、肺炎などの呼吸器の病気や心臓病、貧血、胸やお腹の異常などが考えられます。

もし「呼吸が苦しそう」「口呼吸をしている」「元気がない」といった症状が見られる場合は、症状が悪化する前にできるだけ早く動物病院で診察を受けることが大切です。

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猫の呼吸が早いときに考えられる6つの原因

呼吸が早くなるのは、呼吸器の病気だけでなく心臓病や熱中症などさまざまな病気が考えられます。

主に原因になるのはこの6つです。

考えられる6つの原因
①猫カゼ(猫ウイルス性鼻気管炎など)

②猫喘息

③慢性気管支炎

④心臓病(心筋症)

⑤ケガ

⑥熱中症

ここからは、それぞれの特徴を簡単に解説していきます。

猫カゼ(猫ウイルス性鼻気管炎)

ウィルス感染によって風邪のような症状を引き起こす疾患を猫カゼといいます。

代表的な原因ウイルスは、

・猫ヘルペスウイルス
・猫カリシウイルス

などがあります。

猫カゼになると、

・くしゃみ
・鼻水
・目やに
・食欲の低下

などの症状が現れます。

この場合の呼吸の変化は、鼻が詰まることによるものです

猫カゼ自体は、放置して悪化すると肺炎や重度の結膜炎などになるため、軽視せず早く治療をすることが大切です。

もちろん、症状が軽い場合は自然治癒することもあります。

一方で子猫やシニアなど免疫力や体力がない猫は自然治癒が難しく、重症化するリスクが高くなりますよ。

猫喘息

猫喘息は、アレルギーが原因で気管が炎症を起こす病気です。

・タバコの煙
・ハウスダスト
・猫砂の埃
・香水や芳香剤
・食べ物
・花粉

上記はアレルギーの原因になることがあるため、心当たりがあれば対処しましょう。

また、多くの猫砂に含まれる「ベントナイト」という物質が影響していることもあります。

ベントナイトは猫にも人にも有害だとして問題視されているため、もし猫砂に使用している場合は別の猫砂に変えてもよいかもしれません。

猫喘息の症状は下記の通りです。

・咳
・ヒューヒューと呼吸する
・呼吸が苦しそう
・元気や食欲の低下

慢性気管支炎

慢性気管支炎は、気管支の炎症が長期間続く病気です。

気管が狭くなり呼吸がしづらくなることから開口呼吸や呼吸の回数が増えたりします。

2か月以上咳が続く場合に慢性気管支炎と診断されることがあります。

主な症状は

・咳
・呼吸が普段よりもはやい
・呼吸音に異常がある

などです。

症状は猫喘息と似ていますが、慢性的に咳が続くのが特徴です。

心臓病(心筋症)

猫の呼吸が早くなる原因として多いのが心筋症です。

健康な猫の約15%に見られるという報告もあります。

心筋症になると血液の循環が悪くなり、

・肺水腫(肺の中に血液の液体成分が溜まる)
・胸水

などが起こることがあります。

体の中では、酸素をうまく取り込めず呼吸が速くなることがあります。

主な症状は、

・元気、食欲の低下
・失神
・嘔吐
・後ろ足が動かなくなる
・無症状

などですが、無症状であることもあるため、少しの違和感に気付いた時に病院に行けるかどうかが早期治療のポイントになります。

ケガ

事故や落下などのケガによって、呼吸が早くなることもあります。

特に外に出る機会がある子は

・軽く交通事故にあった

・他の猫とけんかをした

・高い場所から落下した

などが原因で飼い主も知らぬ間にダメージを受けていることがあります。

中でも肺や胸をケガしている場合は、呼吸に変化が出るのです。

室内飼育でも落下事故は考えられるため、注意は必要です。

熱中症

夏の暑い時期にかかるイメージですが、冬場の暖房でも熱中症になることがあるため注意が必要です。

猫の適温は夏場冬場問わず27℃~28℃です。

犬ほど熱中症になりやすい動物ではありませんが、次のような環境では注意が必要です。

・室温が高い
・水分不足
・こたつの中に長時間いる

猫の中には、こたつの中が大好きだったり、ストーブの前に居続ける子もいますが、飼い主としてはしっかり見張っておきましょう。

熱中症になると、

・呼吸が速い
・口呼吸
・嘔吐
・ふらつき

などの症状が現れます。

特に口呼吸やぐったりしている場合は緊急性が高いため、すぐに動物病院を受診しましょう。

猫にあわせるなら猫の適温を維持し、給水できる場所も猫がいつもいる場所から近い場所においたり、複数個所作っておくと安心です。

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猫の呼吸が早いときの対処法

猫の呼吸が早いときは、まず一時的なものなのか、病気の可能性があるのかを確認しましょう。

様子を見てもよい場合

次のような場合は、一時的な興奮や運動が原因の可能性があります。

・運動後や遊んだ直後

・外から帰ってきた直後

・驚いたあと

・興奮している

このような場合は、30分〜1時間ほどで呼吸が落ち着くことが多いです。

注意が必要な状態は、下記のような場合です。

・安静にしても呼吸が早い

・何度も同じ状態が起こる

これらの症状が見られたら、念のため動物病院で診てもらうと安心です。

動物病院を受診したほうがよい場合

次のような症状が見られる場合は、けがや病気の可能性があります。

・安静時でも呼吸が早い

・口を開けて呼吸している

・呼吸時に異常な音がする

・鼻水や咳が出ている

・元気や食欲がない

・舌や歯ぐきの色が白っぽい

・紫色

更に、

・嘔吐

・下痢

・ふらつき

・意識がもうろうとしている

などの症状がある場合は緊急性が高い可能性があります。

口呼吸をしている場合はかなり苦しんでいることもあるため、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。

動物病院へ行くときのポイント

動物病院へ行く際は、呼吸の様子を動画で撮影しておくと診断の参考になります。

猫は病院に行くと緊張して呼吸の状態が変わることもあるため、普段の様子を記録しておくと獣医師に伝わりやすくなります。

猫の呼吸の異常に備えるならペット保険も検討

猫の呼吸が早くなる原因は、

・心臓病(心筋症)
・猫喘息

・呼吸器の病気 熱中症

など、ある程度治療費が必要になる病気が隠れていることがあります。

中でも、原因が心臓や呼吸器に由来する病気だった場合、検査や入院はもちろんのこと、長期の治療が必要になり医療費が高額になります。

しかし、猫には人のような公的な医療保険制度がなく、治療費は全額自己負担になります。

そのため、万が一のけがや病気に備えてペット保険を検討することをおすすめします。

ただし、ペット保険は

・病気になってからでは加入できない
・加入前に発症していた病気は補償対象外

になる場合がほとんどです。

そのため、健康なうちに検討しておくことが大切です。

加入には年齢制限もあるため、早くに検討すると一石二鳥ですよ。

ペット保険アドバイザーでは、猫の年齢や条件に合わせてペット保険のご案内を行っています。

「どの保険を選べばいいかわからない」という方は、ぜひ下記から相談してみてください。

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ペット保険は必要?


ペットには公的医療保険制度がありません。

そのため診療費の自己負担額は100です。

もしものときにお金を気にせずペットの治療に専念できるよう、ペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペットが元気なうちに加入を検討しましょう。


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よくある質問

猫の呼吸が早いのはどのくらいから異常ですか?

猫の呼吸数は安静時で1分間に20〜40回ほどが目安です。

安静にしていても50回以上の呼吸が続く場合は異常の可能性があります。気になるときは動物病院で相談しましょう。

子猫の呼吸が早いのは病気ですか?

子猫は成猫より呼吸が少し早いことがあります。

ただし安静時でも呼吸が荒い場合や口呼吸が見られる場合は注意が必要です。心配な場合は動物病院で診てもらいましょう。

まとめ

今回は、猫の呼吸が早いときに考えられる原因や、正常な呼吸回数、対処の目安についてお話ししてきました。

猫の安静時の呼吸数はおおよそ1分間に20〜40回程度が目安です。

運動や興奮で一時的に呼吸が早くなることもありますが、安静にしていても呼吸が速い状態が続く場合は注意が必要です。

特に口呼吸をしていたり、元気や食欲が落ちている場合は病気が隠れている可能性もあります。

「少し様子がおかしいかも」と感じたときは、無理に様子を見続けず、動物病院で相談してみましょう。

普段から愛猫の呼吸の様子を知っておくことが、万が一の変化に気づく大きな手がかりになります。

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