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  • 公開日:2025.11.7
  • 更新日:2026.1.31

30代で貯金100万円しかないのはやばい?今すぐできる改善法と将来への備え方

30代で貯金100万円しかないのはやばい?今すぐできる改善法と将来への備え方

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30代で貯金100万円は本当にやばい?平均や中央値との比較からリスク、今すぐできる貯蓄・運用の対策まで徹底解説。

この記事の要約はこちら

・30代で貯金100万円は少なく、急な出費やライフイベントに備えるには不十分なケースが多い
・単身世帯・二人以上世帯ともに平均値は高いが、中央値は低く、多くの人が100〜200万円程度の貯蓄にとどまっている
・結婚・出産・住宅購入・教育費・老後資金など、将来に必要な資金は100万円では不足する可能性が高い
・改善の第一歩は固定費の見直しや支出の可視化で、先取り貯金や自動積立で無理なく貯める仕組みを作ることが効果的
・NISAやiDeCoでの少額投資、副業や転職での収入アップなどを組み合わせれば、30代からでも十分に資産形成は可能

30代で貯金が100万円しかないと聞くと、「自分はやばいのでは…?」と不安に感じる人は少なくありません。

結婚や出産、住宅購入など大きなライフイベントが増える年代だからこそ、貯蓄の少なさが将来にどんな影響を与えるのか気になるところです。

とはいえ、30代の多くは思ったほど貯金が進まず、平均値や中央値と比較して悩む人も多いのが実情です。

本記事では、30代の貯蓄事情や貯金100万円の位置づけ、陥りがちなリスクとその対策、さらに着実に貯蓄を増やすための具体的なステップを解説していきます。

30代の貯蓄事情!貯金100万円はやばい?

まずは30代における貯蓄の実態を知ることから始めましょう。

まずは、単身世帯と二人以上世帯を比較し、平均値や中央値と比較することで、いまの自分の貯蓄額が相対的にどの程度の位置づけかを把握し、対策を考えることが大切です。

30代単身世帯の貯蓄額はどのくらい?

【30代単身者の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)】

項目 割合
金融資産非保有 30.2%
100万円未満 13.1%
100~200万円未満 8.6%
200~300万円未満 7.5%
300~400万円未満 5.8%
400~500万円未満 4.3%
500~700万円未満 6.3%
700~1000万円未満 4.6%
1000~1500万円未満 6.7%
1500~2000万円未満 2.1%
2000~3000万円未満 2.8%
3000万円以上 4.0%
平均値 599万円
中央値 130万円

参考: 金融広報中央委員会「知るぽると」 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 令和5年調査結果

金融広報中央委員会の調査によると、30代単身世帯の金融資産は「非保有」が約30%と最も多く、次いで「100万円未満」が13.1%、「100~200万円未満」が8.6%と続いています。

また、平均値は599万円である一方、中央値は130万円にとどまっており、これは一部の高収入層が平均値を押し上げているためで、実際には多くの人が100万円未満~200万円程度の貯蓄額にとどまっている状況です。

単身世帯は家賃や生活費の負担が大きく、転職による収入変動で一時的に貯蓄が減少するケースもある一方、将来に備えてコツコツ積立を行う人も少なくありません。

平均値は一部の高額資産層に左右されやすいため、一般的な実情を把握するには中央値を確認するのが有効ですが、自分の100万円という貯蓄が多いのか少ないのかを判断する際は、両方の数値を参考にするようにしましょう。

30代二人以上世帯の貯蓄額はどのくらい?

【30代二人以上世帯の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)】

項目 割合
金融資産非保有 28.4%
100万円未満 12.3%
100~200万円未満 9.9%
200~300万円未満 7.6%
300~400万円未満 5.6%
400~500万円未満 4.5%
500~700万円未満 6.6%
700~1000万円未満 5.2%
1000~1500万円未満 6.3%
1500~2000万円未満 2.2%
2000~3000万円未満 2.6%
3000万円以上 4.0%
平均値 601万円
中央値 150万円

参考: 金融広報中央委員会「知るぽると」 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)

金融広報中央委員会の調査によると、30代の二人以上世帯では金融資産を保有していない世帯が28.4%、100万円未満が12.3%、100~200万円未満が9.9%と続いています。

平均値は601万円である一方、中央値は150万円となっており、一部の高資産世帯が平均値を押し上げています。

二人以上世帯は共働きで収入源が増える分、子育てや生活費、住宅費や交通費などの支出も増えやすいのが実情です。

さらに将来の教育資金や親の介護費用を見据える必要があるため100万円程度の貯蓄では心許ないと感じる人も少なくありません。

30代で貯金100万円は決して多いとは言えないため、家族構成やライフプランを踏まえて少しずつでも資産形成を進める工夫が重要です。

貯金100万円の「やばい度」を判断する3つの基準

貯金100万円が「やばい」かどうかは、金額だけでなく、以下の3つの基準で判断することが大切です。

① 生活防衛資金が確保できているか

生活防衛資金とは、病気やケガ、失業などで収入が途絶えた場合に備えるお金です。一般的に、生活費の3〜6ヶ月分が目安とされています。

たとえば、毎月の生活費が20万円の場合、最低でも60万円〜120万円の備えが必要です。貯金100万円では、生活費によっては生活防衛資金として十分とは言えない可能性があります。

② 近い将来に大きな出費の予定があるか

結婚、出産、住宅購入、車の買い替えなど、数十万〜数百万円規模の出費が控えている場合、100万円ではすぐに底をつく恐れがあります。ライフイベントの時期と必要資金を把握し、計画的に準備することが重要です。

③ 毎月の収支がプラスになっているか

貯金100万円があっても、毎月の収支が赤字で貯金を取り崩している状態なら、資金が減り続けるリスクがあります。逆に、毎月少しずつでも貯金できているなら、時間をかけて資産を増やしていける可能性があります。

これらを踏まえると、貯金100万円は「今すぐ危機的」ではないものの、将来に向けた備えとしては不十分なケースが多いと言えます。大切なのは、現状を把握したうえで、今から行動を起こすことです。

大切なのは、今の自分の立ち位置を知って、これからどう増やしていくかを考えることだね。
マネモちゃん
マネモちゃん
マネモ先生
マネモ先生
そのとおりです。もし「自分の場合はどうすればいい?」と迷ったら、FPに相談して、収入や家族構成に合った貯蓄プランを一緒に考えてみましょう。

30代が貯金100万円だと将来どんなリスクがある?

貯金が100万円しかないと、ライフイベントや日常の予期せぬ出費に十分対応できず、不安を感じやすくなります。

子どもがいなくても病気やケガで働けなくなる可能性は誰にでもあるため、現状の貯蓄をどう守り、どう増やすかを考える必要があるでしょう。

貯金が100万円しかない場合のリスク
・急な出費に対応できない
・結婚・出産・住宅購入に備える資金が足りない
・子どもの教育費を準備できない
・老後資金準備が後回しになる

 

急な出費に対応できない

日常生活では、予想外の出費がいつ発生するかわかりません。

たとえば、急な入院や手術で医療費が数十万円かかる、家電が故障して買い替えが必要になる、車の修理費用が発生する、冠婚葬祭が重なるといったケースは珍しくありません。

貯金100万円では、こうした出費が2〜3回重なるだけで資金が底をつく恐れがあります。

手持ちの現金が足りず、クレジットカードのリボ払いやカードローンに頼ると、利息負担で家計がさらに苦しくなる悪循環に陥りかねません。

最低でも生活費の3〜6ヶ月分、できれば100万円以上の「生活防衛資金」を確保しておくことで、急な出費にも慌てずに対応できるようになります。

結婚・出産・住宅購入の資金が足りない

30代は人生の大きなイベントが集中する時期です。それぞれのイベントには、まとまった資金が必要になります。

以下は、主なライフイベントにかかる費用の目安です。

費用の目安 内訳
結婚 454.3万円 結納・婚約〜挙式・新婚旅行の総額
出産 51.8万円 正常分娩の平均費用
住宅購入 486.4万円 住宅購入の頭金

出典:リクルートブライダル総研「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024 首都圏」、厚生労働省「出産費用の状況等について」、住宅金融支援機構「2024年度 フラット35利用者調査

結婚だけでも400万円以上、住宅購入の頭金まで含めると1,000万円近い資金が必要になる可能性があります。

もちろん、ご祝儀や親からの援助でカバーできる部分もありますが、すべてを他人任せにするのはリスクが高いでしょう。

いつ頃どのイベントがあるかを想定し、早めに資金計画を立てることが大切です。

子どもの教育費を準備できない

学費や塾代、習い事、留学など、子どもの教育費は、非常に高額になりがちです。

幼稚園から大学卒業までにかかる教育費の総額は、すべて公立でも1,000万円以上になります。

出典:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」、日本学生支援機構「令和4年度学生生活調査結果

30代のうちに準備を始めないと後から大きな負担になることが想定されるため、教育の選択肢を狭めないためにも、早めに計画的な貯蓄を進めておくことが重要です。

教育費の準備については、こちらの記事で解説をしています。
教育資金はいつまでにいくら必要になる?準備する金額の目安や効果的な貯め方を徹底解説

老後資金準備が後回しになる

貯金が100万円しかない状態では、目の前の生活費や急な出費への対応が優先され、老後資金の準備まで手が回らなくなりがちです。

「まずは生活防衛資金を貯めてから」「結婚資金を貯めてから」と考えているうちに、老後への備えが後回しになり、気づけば40代・50代になっていた…というケースは珍しくありません。

しかし、資産形成は早く始めるほど有利です。30代から月3万円ずつ積み立てれば、60歳までに約1,000万円を貯められます。一方、45歳から同じ金額を目指すと、毎月約5.5万円の積立が必要になり、負担が大きくなります。

総務省の「家計調査(2024年)」によると、65歳以上の夫婦のみ無職世帯では毎月約3万円の赤字が発生しています。この赤字を30年間補填するには、約1,080万円の老後資金が必要です。

医療費や介護費用も考慮すると、2,000万円以上の備えがあると安心とも言われています。

貯金100万円の状態が続くと、こうした老後資金の準備がどんどん先送りになり、将来の選択肢が狭まるリスクがあります。

まずは生活防衛資金を確保しつつ、少額でも老後に向けた積立を並行して始めることが大切です。

30代から貯金を増やすための考え方

貯金を着実に積み上げるには、継続しやすい考え方と行動の指針を持つことが大切です。

30代からの貯蓄を成功させるための考え方のポイントを整理します。

30代からの貯蓄を成功させるための考え方のポイント
・「いくら貯めるべきか」の目安を決める
・無理な節約ではなく、続けられる仕組みを意識
・1年後・3年後の具体的な目標を設定する

 

「いくら貯めるべきか」の目安を決める

目標が曖昧なままでは、どの程度の貯金があれば安心できるのか判断が難しくなります。

結婚や住宅購入といったライフイベントがあるなら、その時期に必要な金額を具体的に設定しましょう。

例えば「3年後に300万円貯める」と決めれば、毎月いくら貯金すべきかを逆算できます。

短期目標を立てることで達成感を積み重ねやすく、モチベーションも維持しやすくなるでしょう。

無理な節約ではなく、続けられる仕組みを意識

我慢ばかりの節約はストレスになり、長続きしません。

趣味や交際費を極端に削るのではなく、外食やレジャーは計画的に行い、割引やクーポンを活用するなど楽しみを残しながら工夫することが大切です。

30代は仕事や家庭で忙しくなる時期でもあるため、無理なく続けられる仕組みを整えることが、貯金を継続するカギになります。

1年後・3年後の具体的な目標を設定する

長期目標と短期目標を組み合わせることで、進捗を確認しながら軌道修正ができます

例えば「1年後に50万円貯める」「3年後に結婚資金や住宅頭金として数百万円準備する」といった形で計画を立てましょう。

具体的な数値があると日々の支出管理の優先順位が明確になり、小さな達成感を積み重ねながらゴールに近づけます。

30代で貯金が少ない人がすぐに始められる対策は?

貯金が100万円に満たなくても、早く行動すれば改善のチャンスは十分にあります。

固定費の見直しや先取り貯金、そのほか、副業による収入アップなど、すぐに始められる対策についてみていきます。

30代で貯金が少ない人がすぐに始められる対策
・固定費などの支出を見直す
・自動で貯まる仕組みを作る
・NISAやiDeCoを活用する
・収入をアップさせる方法を検討する

 

① 固定費などの支出を見直す

貯金を増やすには、毎月必ず出ていく固定費を削減するのが最も効果的です。

住居費や保険料、通信費は一度見直すだけで支出を継続的に減らすことができ、積み重なると大きな金額になります。

例えば保険の契約を見直したり、格安SIMに切り替えたりするのは手間がかかりますが、その分確実に成果が出やすい方法です。

まずは現状の支出を書き出して、削減できる優先順位を決めていくことからはじめましょう。

家計簿アプリを活用する

支出の流れを可視化するには、家計簿アプリを使うのがおすすめです。

スマホで簡単に入力でき、グラフで支出の傾向を確認できるので無駄が見つけやすくなります。

数週間使うだけでも「どこにお金が消えているのか」を把握でき、節約ポイントを見極めやすくなるでしょう。

家計簿アプリについては、下記記事を参考にしてください。
家計簿をつけていないあなたへ!簡単&続けやすい家計管理の始め方|みんなの生命保険アドバイザー お金のコラム

自動で貯まる仕組みを作る

先取り貯金や定期積立のように、自動でお金が貯まる仕組みを整えると、貯金が苦手な人でも続けやすくなります。

たとえば給与振込口座から別の口座へ自動で送金されるように設定すれば、貯金と生活費を分けて管理でき、使いすぎを防ぐことが可能です。

意識しなくても貯蓄が積み上がっていくため、安心して続けられます。

③NISAやiDeCoを活用する

NISAは運用益が非課税、iDeCoは掛金が所得控除される仕組みで、どちらも長期投資に適した制度です。

少額からの積立でも複利効果によって利益が雪だるま式に増え、時間をかければ大きな資産形成につながる可能性があります。

投資初心者は投資信託やバランス型ファンドといった分散投資商品を選ぶとリスクを抑えて運用しやすく、特に30代から始めれば長い運用期間を活かせる点が大きな強みです。

焦らずコツコツ続ける姿勢が、将来のゆとりある生活につながります。

iDeCo・NISAについては、こちらの記事で解説をしています。
【初心者必見】新NISAに節税効果はある?iDeCoとどっちがお得なのか徹底検証

④収入をアップさせる方法を検討する

貯金を増やすには支出を減らすだけでなく、収入を増やす工夫も欠かせません。

職場で昇給を目指したり転職を検討したりすれば、大きく年収を伸ばせる可能性があります。

さらに、副業や在宅ワークに挑戦して複数の収入源を持てば、リスク分散にもなり資産形成を加速できます。

ただし、本業に支障をきたさないことや無理のない時間管理を意識し、長く続けられる方法を選ぶことが大切です。

ポイントは「仕組みを整えること」だね!
マネモちゃん
マネモちゃん
マネモ先生
マネモ先生
どれを優先すべきか迷う人は、FPに相談して家計改善と資産形成の両面からアドバイスをもらうのが一番確実です!

よくある質問(FAQ)

貯蓄について多くの方が抱く疑問についての回答をまとめましたので、貯蓄をされる際の参考にしてください。

毎月いくら貯金すればいい?

理想的には手取り収入の2割程度を貯金に回せると良いと言われています。

ただし、家賃や生活費との兼ね合いもあるため、最初は1割など無理のない範囲で始めるのがおすすめです。

毎月決まった額を先に貯金してしまい、残りをやりくりする「先取り貯金」の仕組みが有効ですので、小さな金額から将来的に向けて継続することで、大きな成果へとつながる可能性があります。

投資初心者におすすめの方法は?

投資に慣れていない場合は、リスクの分散がしやすい投資信託や、運用益が非課税となるNISAから始めるのが定番です。

特に累積投資ができる積立NISAであれば、少額から長期運用を続けやすいため初心者に向いています。

株式のように価格変動が大きい投資商品にいきなり大金を投じるよりも、まずは少額でコツコツと始めるのが無理なく続けるコツと言えるでしょう。

今からでも老後資金準備は間に合う?

30代からでも、長期投資や貯蓄を積み重ねることで老後資金を準備することは十分可能です。

年齢が若いうちほど複利効果や運用期間の長さを活かしやすく、有利に積み立てられます。

重要なのは、漠然とした不安を抱えたまま放置せずに、まず行動を起こすことです。

iDeCoやNISAなどの制度を上手に活用し、老後に向けた資産形成を早めにスタートしましょう。

まとめ

早めに現状を把握し、具体的な目標設定と対策を講じることが30代の貯金アップにつながります。

ライフイベントごとの資金ニーズを知り、無理のない範囲で継続的に取り組みましょう。

貯金100万円しかない状況を「やばい」と感じるかどうかは、あくまで個人の収入やライフプラン次第です。

大切なのは自分の将来を見据え、今後の生活費やイベントに対応できるか冷静に判断することです。

まずは固定費の見直しや先取り貯金、資産運用を始めるなど、現実的な目標を設定しながら行動を起こすことが大切です。

30代という比較的若い時期から取り組むことで、老後までの長い時間を味方に付けながら、着実に資産を育てられる可能性に期待できるでしょう。

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