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・三大疾病保険は、がん、心疾患、脳血管疾患に対応した保険である
・三大疾病で亡くなる方の約48%が三大疾病によるもの
・三大疾病保険に加入していれば、診断時にまとまった給付金を受けられる
・加入する際は給付条件などをきちんと確認しておくことが大事
医療保険などを検討する際に「三大疾病保険」という言葉を耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
しかし、名前は知っていても、具体的にどのような仕組みの保険なのかよく分からないという方も多いはずです。
そこでこの記事では、三大疾病の概要や三大疾病保険の仕組み、メリット・デメリットについて詳しく解説します。
三大疾病保険の必要性や選び方を理解し、自分に合った保障を検討する際の参考にしてください。
この記事の目次
三大疾病とは?
三大疾病とは、日本人の死因の上位を占めるがん・心疾患・脳血管疾患の3つの病気の総称です。
これらの病気は発症すると長期の治療が必要になることが多く、医療費の負担も大きくなりやすい特徴があります。
それぞれの病気について詳しくみていきましょう。
がん
がんは、正常な細胞が突然変異し、異常増殖を続けることで発生する病気です。
がん細胞は無秩序に増殖し、周囲の組織を破壊したり、血液やリンパの流れを通じて他の臓器に転移したりすることがあります。
がんには主に以下のような種類があります。
このように、がんにはさまざまな種類があり、国立研究開発法人国立がん研究センターの「最新がん統計」によると、日本では2人に1人が生涯でがんを発症すると言われています。
治療法には手術、放射線治療、抗がん剤(化学療法)、免疫療法などがあり、近年は治療技術の進歩により生存率が向上していますが、依然として死亡率が高い病気のひとつです。
心疾患
心疾患とは、心臓の機能に異常が生じる病気の総称で、代表的な症状は以下のとおりです。
特に心筋梗塞は、心臓の血管が詰まり、心筋に十分な酸素が供給されなくなることで発症します。
そのため、重篤化すると命に関わるケースも少なくありません。
心疾患の主な原因として、高血圧や高コレステロール、糖尿病、喫煙、ストレス、運動不足などが挙げられます。
治療には血管を広げる薬物療法、カテーテル治療、バイパス手術などがあり、早期発見・早期治療が重要です。
脳血管疾患
脳血管疾患とは、脳の血管が詰まったり破れたりすることで起こる病気で、代表的なものに以下が挙げられます。
脳血管疾患は、突然発症し、意識障害や麻痺、言語障害など重篤な後遺症を引き起こす可能性があります。
リスク要因としては高血圧や動脈硬化、不整脈、喫煙、過度の飲酒などが挙げられます。
脳血管疾患は早急な治療が求められ、その後はリハビリによる機能回復が重要になります。
三大疾病保険とは?仕組みと特徴を解説
ここまで三大疾病について解説してきましたが、三大疾病は誰でも発症する可能性のある病気です。
そのため、万一の備えとして三大疾病保険を活用し、経済的な負担を軽減することが重要です。
では、三大疾病保険とはどのような保険なのか具体的な仕組みについて詳しくみていきましょう。
三大疾病保険の基本的な仕組み
三大疾病保険とは、その名の通り、がん、心疾患、脳血管疾患のいずれかに診断され、保険会社の定める所定の状態になった場合に保険金・給付金が支払われる保険です。
これにより、治療費や生活費の負担を軽減し、安心して療養に専念できます。
なお、三大疾病保険の契約者が生前に特定疾病保険金を受け取った場合は、その時点で契約が終了するのが一般的です。
そのため、一度保険金を受け取った後に再発した場合などは、新たな保障を受けられない点に注意が必要です。
また、三大疾病保険の保険期間には、生涯にわたって保障が継続される「終身型」 と、一定の期間のみ保障が適用される「定期型」の2つのタイプがあります。
どちらを選択するかは、加入者のライフプランや家族構成、経済状況などを考慮したうえで判断する必要があるでしょう。
医療保険との違い
三大疾病保険と医療保険はどちらも健康リスクに備える保険ですが、保障範囲や給付金の仕組みに大きな違いがあります。
三大疾病保険は、がん、急性心筋梗塞、脳卒中の三大疾病に特化した保険です。
一方で医療保険は、三大疾病を含むあらゆる病気やケガに対応しており、入院や手術を受けた際に入院給付金や手術給付金が支払われます。
ただし三大疾病も保障範囲に含まれますが、特定の病気に対してまとまった一時金を受け取れるケースは少なく、主に治療の都度、給付金が支払われる仕組みとなっています。
以下に、医療保険と三大疾病保険の主な違いをまとめました。
| 対象 | 受け取れる給付金 | |
| 三大疾病保険 | がん・心疾患・脳血管疾患に限られる | 保険会社の定める所定の状態になった場合に まとまった一時金を支給 |
| 医療保険 | 三大疾病を含む病気やケガ全般が対象 | 入院給付金・手術給付金など |
三大疾病保険の必要性
三大疾病は日本人にとって決して無視できない病気の1つです。
厚生労働省が公表した「令和4年(2022) 人口動態統計(確定数)の概況」によると、日本の総死亡者数の約46%、つまりほぼ半数が三大疾病によって亡くなっています。
| 疾病名 | 死亡割合 |
| がん(悪性新生物) | 24.6% |
| 心疾患 | 14.8% |
| 脳血管疾患 | 6.9% |
また、三大疾病は患者数が多いだけでなく、治療費の負担が重くなる可能性が高いため、万一の際に十分な備えをしておくことが重要です。
特に、最新の治療法や高度な医療技術を用いた治療は自己負担となるケースが多く、高額な費用がかかることもあります。
そのため、三大疾病保険に加入しておくことで、これらの費用をカバーし、金銭的な不安を軽減することができます。
参考:厚生労働省 令和4年(2022) 人口動態統計(確定数)の概況
三大疾病保険のメリット
ここからは三大疾病保険に加入するメリットについて解説します。
主なメリットは次の2つです。
・診断時にまとまった給付金を受け取れる
・がん保険よりも広範囲の保障を持てる
以下で詳しくみていきましょう。
診断時にまとまった給付金を受け取れる
三大疾病保険は、診断時にまとまった給付金を受け取れるメリットがあります。
がん、心疾患、脳血管疾患などの重大な病気を発症すると、長期間の治療が必要になり、医療費や生活費の負担が大きくなるケースは少なくありません。
しかし、三大疾病保険に加入していれば、所定の条件を満たした場合に一時金を受け取ることができ、その後の治療費や突発的な出費にも対応できるため、精神的にも経済的にも安心です。
また、終身型の三大疾病保険に加入している場合、三大疾病を発症せずに亡くなった場合でも、遺族が保険金を受け取れるのも特徴の1つです。
がん保険よりも広範囲の保障を持てる
がん保険はその名の通り、三大疾病のうち「がん」に特化した保険のため、がん以外の病気に対する保障は含まれていません。
一方で、三大疾病保険であれば、日本人の死亡原因の上位を占めるがん・心疾患・脳血管疾患をカバーできます。
そのため、がんだけでなく、心疾患や脳血管疾患にもリスクを感じている場合は、がん保険よりも三大疾病保険のほうが包括的な保障を得られるというメリットがあります。
三大疾病保険のデメリット
一方で、三大疾病保険には以下のようなデメリットが存在します。
・保険料が高め
・症状が軽いと保障を受けられないケースもある
・保障が三大疾病に限定される
以下で順にみていきましょう。
保険料が高め
三大疾病保険のデメリットとして保険料が比較的高額であることが挙げられます。
一般的に三大疾病保険の一時金は100万円~300万円程度とされることが多く、保障が手厚い分、月々の保険料負担も大きくなりがちです。
そのため、加入の際には家計の負担を圧迫しないか慎重に検討する必要があります。
三大疾病への備えを充実させたい場合は、現在の収入や支出を考慮しながら、無理のない範囲で保障内容を選ぶことが重要です。
症状が軽いと保障を受けられないケースもある
三大疾病保険では、病気の進行度合いや重症度によって保障の対象外となるケースがあります。
生活習慣病の症状は人それぞれ異なり、日常生活に支障をきたすほど深刻な状態になる方もいれば、軽度でほとんど影響がない方もいます。
保険会社ごとに保障の対象範囲は異なりますが、症状が軽い場合には給付金が支払われないケースもあります。
例えば、がんに罹患した場合でも、上皮内がんや皮膚がんなどは保障の対象外となることが一般的です。
また、心疾患や脳血管疾患の場合は、後遺症が現れることや一定期間の入院が必要なことが支払い要件となっていることが多く、軽症の場合は保険金を受け取れない可能性があります。
保障が三大疾病に限定される
三大疾病保険は、がん、急性心筋梗塞、脳卒中といった特定の病気に対しては手厚い保障を受けられるものの、それ以外の病気やケガは保障の対象外となります。
そのため、糖尿病や肝疾患、肺炎などの病気にかかった場合や、事故によるケガで入院した場合でも、三大疾病保険では給付を受けられません。
幅広い病気やケガへの備えを考える場合は、三大疾病保険だけでなく、医療保険などを組み合わせてより充実した保障を確保することが重要です。
三大疾病保険が向いている人・向いていない人
ここからは、三大疾病保険に向いている人と、そうでない人の特徴を紹介していきます。
向いている人
三大疾病保険が向いているのは、主に以下のような方です。
・個人事業主やフリーランス
・生活習慣や遺伝的な要因から疾病のリスクが高い人
三大疾病に罹患した場合、高額な治療費がかかることも少なくありません。
十分な貯蓄があれば自己負担で対応できますが、治療費や生活費の負担に不安がある場合は、三大疾病保険に加入して万一に備えることが望ましいでしょう。
また、個人事業主やフリーランスは会社員や公務員と異なり、傷病手当金などの公的保障が受けられないため、治療期間中の収入減少が直接生活に影響を与える可能性があります。
そのため、病気による収入減への備えとして、三大疾病保険の活用が有効です。
さらに、三大疾病は生活習慣病の一部とされ、食生活や運動不足、喫煙、過度の飲酒などが発症リスクを高める要因とされています。
加えて、三大疾病は遺伝的な要因もあるため、家族に三大疾病の罹患者がいる場合は、将来的なリスクを考え、三大疾病保険に加入しておくとよいかもしれません。
向いていない人
一方で、以下のような人は三大疾病保険に加入する必要性が低いかもしれません。
・他の保険で同様の保障を確保できている人
ある程度まとまった貯蓄があり、治療が長期化した場合にも医療費や生活費を自己負担で十分対応できる方は、三大疾病保険の必要性はそれほど高くないでしょう。
また、すでに加入している医療保険に三大疾病特約が付いている場合は、三大疾病に対する保障をすでに確保できているため、新たに三大疾病保険に加入する必要はほとんどないでしょう。
三大疾病保険を選ぶ際の注意点
三大疾病保険に加入する際には、保障範囲や免責期間について事前に確認することが重要です。
保険会社によって支払い条件が異なるため、どのようなケースで給付金が支払われるのか、またどのような場合に対象外となるのかをあらかじめ把握しておきましょう。
以下に、一般的な支払い条件の一例を示します。
| 支払い条件 | |
| がん | 責任開始前を含めて初めて所定のがんと診断が確定されたとき ※責任開始期から90日以内に診断が確定されたがんは対象外 |
| 心疾患 | 急性心筋梗塞を発症し初めて医師の診察を受けた日から60日以上にわたり、 就業に支障が出る状態が続いていると医師に診断されたとき |
| 脳血管疾患 | 脳卒中を発症し初めて医師の診察を受けた日から60日以上にわたり、 所定の後遺症が持続していると医師に診断されたとき |
このように、三大疾病保険を選ぶ際は、保障範囲や免責期間をしっかりと確認し、自身のリスクやライフプランに合った保険を選ぶことが大切です。
三大疾病に備えて適切な保険を選択しよう!
三大疾病保険とは、がん、急性心筋梗塞、脳卒中のいずれかに診断され、保険会社の定める所定の状態になった場合に保険金・給付金が支払われる保険です。
三大疾病は日本人の死因の上位を占め、患者数が多いだけでなく、治療費の負担が重くなる可能性が高いため、万一の際に備えてきちんと準備しておくことが重要です。
もし、三大疾病保険の加入を検討している方は、一度FPに相談することをおすすめします。
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