この記事の要約はこちら
・銀行でNISA口座を開設すると、窓口で担当者に相談できる
・ネット証券は口座開設から運用に至るまで基本自分で行う
・ネット証券のNISA口座は取扱銘柄数が多い
・ネット証券のNISA口座は、クレカ決済可能でポイントが貯まる
・ネット証券は手数料コストが安い
・自分で口座開設・投資判断ができるなら、ネット証券がおすすめ
2024年から始まった新NISAは、従来の制度に比べ、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」が設定されて投資の自由度が高まったり、年間投資枠が拡大、非課税保有期間が無期限化されたりと、老後に向けた長期運用に取り組みやすくなったこともあり、新たにNISA口座の開設を検討している人も多いのではないでしょうか。
そんな中、NISA口座は、メガバンクや地方銀行・ネット銀行・信用金庫や、ネット証券なども含む証券会社など、幅広い金融機関で口座開設できるため、どの金融機関で口座を開設したら良いか分からないという人もいらっしゃるかと思います。
本記事では、新NISAを口座開設する金融機関として、銀行と証券会社ではどちらの方が良いのかについて、それぞれのメリット・デメリットや金融機関選びのポイントなどに触れながら解説していきます。
この記事の目次
【銀行vs証券会社】新NISAの口座開設先はどちらがいい?6つのポイントを比較してみよう
新NISAの口座開設先として、銀行と証券会社のどちらが優れているのか、以下のポイントで比較しました。
1.投資信託の取扱銘柄数
2.株式やETFなどの取引
3.取引手数料
4.最低投資金額
5.ポイントサービス
6.サポート体制
全体的に見ると、証券会社(特にネット証券)の方が使い勝手が良いケースが多いようです。
ただし、銀行ならではのサポートを受けられるという強みもあるため、どちらが優れていると一概に言うことはできません。
ポイント①投資信託の取扱銘柄数
投資信託の取扱銘柄数で比較するなら、銀行よりもネット証券を選ぶのが断然おすすめです。
新NISAで購入可能な投資信託は金融機関によって異なり、全ての商品が揃っているわけではありません。
多くの銀行では数本から数十本程度の取り扱いにとどまります。
一方で、ネット証券は200本以上の商品を取り扱っていることが一般的です。
銘柄の幅が広がることで、自分の投資目標に合った商品を見つけやすくなります。
また、手数料が低く運用効率の高い投資信託を選ぶことも可能です。資産形成を成功させるためには、選択肢の多さは重要な要素といえるでしょう。
ポイント②株式やETFなどの取引
株式やETFの取引をしたい場合は、証券会社を選ぶのがおすすめです。
なぜなら、株やETFは証券会社を通じてしか取引できないからです。
成長投資枠を活用して、投資信託よりも大きなリターンを狙いたい場合は、証券会社で口座開設しましょう。
ポイント③取引手数料
取引手数料をなるべく安くしたいなら、証券会社を選ぶのがおすすめです。
新NISAの口座開設には手数料がかかりませんが、投資商品を購入する際は購入する商品によって手数料がかかることがあります。
新NISAの「つみたて投資枠」の商品は、どの金融機関でも取引手数料が掛かりませんが、成長投資枠の対象商品は金融機関によって手数料が異なります。
銀行の場合、投資信託の購入手数料は基本的に有料ですが、ネット証券の場合は無料としているケースがほとんどです。
手数料は売買の都度発生するので、積立投資をする場合は最終的な収益に与える影響は大きくなるでしょう。証券会社を選んだ方が運用コストを抑えやすくなります。
ポイント④最低投資金額
少額から投資を始めたい人は、証券会社を選んだほうがよいでしょう。
銀行や対面証券、ネット銀行でも1,000円から投資を始められますが、ネット証券なら最低投資金額が100円とさらに少額からスタートできます。
少額投資の最大のメリットは、リスクを抑えながら投資の経験を積めることです。
投資初心者にとっては、少額でも運用体験を積むことで、投資の仕組みや自分に合ったスタイルを学ぶ良い機会となります。
また、資金の余裕が少ない場合でも始められるため、無理のない範囲で資産形成を進められる点も魅力です。
少額投資で慣れてから、徐々に投資額を増やしていくのも一つの方法です。
ポイント⑤ポイントサービス
NISAでお得に運用したいなら、ポイントサービスのある証券会社(ネット証券)がおすすめです。
証券会社が提供するポイントサービスは大きく分けて「クレカ積立」と「投信保有ポイント」の2種類があります。
- クレカ積立:証券会社が提携するクレジットカードを使って投資信託の積立を行うと、購入金額に応じてポイントが還元されるサービス
- 投信保有ポイント:購入した投資信託を保有しているだけでポイントが付与されるサービス
銀行にはこれらのポイントサービスはないことがほとんどです。
証券会社によって貯まるポイントの種類や還元率は異なります。
ポイント⑥サポート体制
窓口で担当者のサポートを受けながら口座開設や銘柄選び、運用のアドバイスを受けたい人には銀行がおすすめです。
銀行では、最寄りの支店で窓口担当者に相談しながら口座開設や銘柄選び、運用のアドバイスを受けられます。
担当者が継続的にサポートしてくれる場合もあり、投資に関する不安を軽減できるでしょう。
一方で、ネット証券で口座を開設する場合、基本的にはパソコンやスマートフォンを使い、自分で手続きを進めなければなりません。
操作に慣れていない場合は面倒に感じることや、途中でつまずく可能性もあります。
もちろん、ネット証券にもカスタマーサポートがあり、電話・メール・チャット・各種SNSなどで、口座開設の方法や商品・サービスの説明を受けることもできますので、全くサポートが付かないわけではありません。
ただし、ネット証券のサポートは窓口で直接相談する場合ほど手厚いとは言えないことが多いため、「困った時にすぐ相談したい」という方は、銀行でNISAをはじめたほうがよいでしょう。
なお、証券会社でも対面型ならサポートを受けられます。
証券会社に魅力を感じているものの、手厚いサポートを受けたい場合は対面証券も検討しましょう。
新NISAで銀行がおすすめな人・証券会社がおすすめな人
続いて、新NISA口座を銀行で開設するのがおすすめな人、ネット証券で開設するのがおすすめな人の特徴について見ていきます。
証券会社(ネット証券)での口座開設がおすすめな人
・個別株式やETFの取引をしたい人
・出来るだけ多くの銘柄から商品を選びたい人
・手数料を出来るだけ抑えたい人
・クレカ決済したい人
ネット証券で口座開設するのがおすすめな人は、パソコンやスマホで口座開設や商品選びができるということは大前提として、新NISAの成長投資枠で投資できる個別株やETFなどにも興味があったり、出来るだけ多くの投資信託の中から投資対象を選択したいと考えている人などが挙げられるでしょう。
また、ネット証券は手数料の安さやクレカ決済でのポイント還元が魅力になりますので、そのようなお得なメリットを存分に活用したい人におすすめです。
NISA口座の金融機関は1年に1回変更できます。
銀行でNISA口座を開設してしまった場合は、証券会社へ変更することも可能です。
変更手順については以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
銀行での口座開設がおすすめな人
・担当者が欲しい人
NISA口座を銀行で開設するのがおすすめな人の特徴としては、窓口で口座開設から商品選びまで担当者に丁寧にサポートしてもらうことを望んでいる人でしょう。
いつも足を運んでいる銀行の窓口で、知った顔の担当者にその後の運用についても対面でじっくり相談したいと考えている人は、銀行でNISA口座を開設すると良いでしょう。
「新NISAに興味があるけど何をすればいいのかわからない」という方は、お金のプロであるFPに相談することをおすすめします。
新NISAのおすすめ証券口座3選!
次に、新NISAのおすすめ証券口座3選を紹介していきます。
・SBI証券
・楽天証券
・マネックス証券
SBI証券
SBI証券は、SBIホールディングスの一員としてオンライン証券事業を営んでおり、各種顧客満足度ランキングで上位を獲得している人気のネット証券です。
SBI証券では、投資初心者から投資家に至るまで満足して取り引きができるよう、豊富な投資信託商品をはじめ、外国株式、IPO(新規上場株式)など幅広い商品ラインナップを取り揃えています。
また、業界初の手数料ゼロ革命に取り組んでおり、以下の手数料を無料としています。
・国内株式(現物取引、信用取引、単元未満株も対象)の売買手数料
・米国株式&海外ETFの売買手数料
・米ドル/円の為替手数料
そのほか、三井住友カードで積立していくと、積立額の最大5%のポイントが付与されたり、投資信託の残高に応じて毎月継続的にポイントがもらえたりと、非常にお得なポイント還元があるため、特に三井住友カードを持っている人には非常におすすめな証券口座になっています。
参考:SBI証券 – NISA・確定拠出年金(iDeCo)・株・投資信託・債券・FX
楽天証券
楽天証券は楽天グループのネームバリューが安心かつ人気のネット証券会社で、投資信託の銘柄数は2024年3月29日時点で2,261本と業界屈指の豊富なラインナップになっています。
楽天証券の主な魅力としては、貯まっている楽天ポイントを使って投資初心者でも気軽に投資信託や株式に投資できる点であり、ポイント投資は1ポイント1円で投資することが可能です。
また、楽天証券で新NISAを活用する場合、投資信託であれば積立時も残高が貯まったときもどちらもポイントが貯まるのに加え、貯まったポイントは楽天市場でのショッピングに使えるなど、各種楽天サービスとの連携が取りやすい点は、大きな魅力と言えるでしょう。
そのほか、手数料においても国内株式、米国株式、海外ETF、投資信託の売買にかかる手数料が無料なため、長期の資産形成を考えている人にはコストメリットを感じられる運用ができる口座であると言えるでしょう。
参考:楽天証券 | ネット証券(株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA)
マネックス証券
マネックス証券は、マネックスグループの一員としてオンライン証券事業を営むネット証券会社です。
マネックス証券の魅力としては、主なネット証券会社の中でも特にクレカ決済で付与されるポイントについて最高水準のポイント還元率を誇っている点が挙げられます。
さらに保有する投資信託の残高に応じて毎月ポイントが貯まり、貯まったポイントはポイント投資や株式手数料への充当、その他Pontaポイントやdポイントなどに交換して、ショッピングに利用できるなど、各種ポイントサービスへの広がりが大きな魅力となっています。
また、マネックス証券では新NISAで購入する投資信託、株式などのすべての売買手数料を無料としており、主要ネット証券の中でも最低水準の売買手数料を実現している点をメリットに感じる人は多いでしょう。
参考:マネックス証券 | ネット証券(株・アメリカ株・投資信託)
まとめ:新NISAの口座開設先は目的に合わせて検討しよう!
本記事では、新NISAの口座開設先として、銀行とネット証券を選ぶ場合のメリット・デメリットや、金融機関選びのポイントについて解説してきました。
各金融機関での口座開設には、それぞれにメリット・デメリットがあるため、どのように投資を進めていきたいか、どういったサポート受けたいかによって、どちらを選択した方が良いかは大きく変わってきます。
口座開設から商品選びまで手厚いサポートを受けたいのであれば、良く利用する銀行の活用を、豊富なラインナップやクレカ積立でのポイント還元など各種メリットの恩恵を受けたいのであれば、ネット証券を活用すると良いでしょう。
いずれにしても、将来に向けた資産形成の第一歩として、出来るだけ早く口座開設の手続きを進めることが何より大切ですので、まずは、銀行かネット証券のどちらで口座開設をするかを判断して、いち早く資産運用に取り組むよう心掛けましょう。
そのほか、自分の場合、新NISAでの運用が合っているか分からないという人は、一度様々な金融商品を含めて相談に乗ってくれるプロのアドバイザーに相談してみると良いでしょう。
新NISAを始めとした資産運用に興味がある方は、マネーキャリアで相談をしてみることもおすすめでです。
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